素行調査の料金相場は20,000~86,800円です(※)。「素行調査に費用がいくらかかるか不安」や「信頼できる探偵に依頼したい」といったお悩みをお持ちの人向けに、素行調査の費用についてまとめました。
個人の交友関係から企業の取引先調査をはじめ、過去250件以上の見積もりから算出した平均料金まで、素行調査にかかる費用を一目で把握できます。さらに素行調査の内容、調査費用を安く抑えるコツ、信頼できる依頼先の選び方まで詳しく見ていきましょう。
※ミツモアにおける「身辺調査・素行調査の探偵・興信所」サービスの成約価格から算出(2024年1月1日~12月31日)
素行調査の費用相場
素行調査には「パートナーの行動確認、婚約者の身辺調査、社員の不正行為の証拠収集」など、多様な依頼があって、調査の目的や期間、難易度によって変動しやすいです。
一般的な調査内容に基づいた全体平均は77,179円であり、料金相場は次の通りです。基本調査と追加調査を合わせて、おおよその費用感をつかみましょう。
基本調査
内容 | 費用相場 | 平均料金 |
---|---|---|
個人の身辺調査 | 35,000~50,000円 | 42,961円 |
個人のストーカー・嫌がらせ調査(相手の身元特定と直接交渉) | 66,000~100,000円 | 82,824円 |
企業の調査 | 35,000~50,000円 | 42,674円 |
企業の採用候補者の経歴・信用調査 | 25,000~30,000円 | 29,205円 |
企業の勤務時間中の調査(サボり・経費の不正申請) | 66,000~100,000円 | 82,824円 |
追加調査
内容 | 費用相場 | 平均料金 |
---|---|---|
氏名・住所・勤務先等の個人情報 | 7,500~10,000円 | 9,482円 |
家族関係の情報 | 7,500~10,000円 | 10,093円 |
交友関係・異性関係 | 7,000~10,000円 | 9,769円 |
学歴・職歴等の経歴 | 7,500~10,000円 | 10,204円 |
勤務先や友人からの評判 | 7,500~10,000円 | 10,040円 |
資産・財産状況 | 7,500~10,000円 | 10,160円 |
犯罪歴・反社チェック | 7,500~10,000円 | 10,290円 |
※ミツモアにおける「身辺調査・素行調査の探偵・興信所」サービスの143,600件以上の見積もり価格から算出(2024年1月1日~12月31日)
素行調査の費用プラン
費用の算出方法は探偵事務所によって異なり、主に以下の3つの料金プランが採用されています。それぞれの特徴を理解し、ご自身の依頼内容に合ったプランを選ぶことが大切です。
料金プラン | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
時間料金型 | 「調査員1名・1時間あたり〇円」で計算。調査時間に応じて費用が変動する。 | 短時間の調査であれば費用を抑えられる。 | 調査が長引くと費用が高額になる可能性がある。 |
パック料金型 | 「20時間〇〇円」のように、一定の調査時間をまとめて契約する。 | 時間あたりの単価が割安になることが多い。総額が明確で予算を立てやすい。 | 調査が早く終わっても返金されない場合がある。 |
成功報酬型 | 調査に着手金(初期費用)を支払い、調査が成功した場合にのみ成功報酬を支払う。 | 証拠が取れなければ高額な報酬は発生しない。 | 「成功」の定義が曖昧だとトラブルになりやすい。着手金が比較的高額な場合がある。 |
どのプランが最適かは状況によります。「浮気相手と会う日が特定できている」など、短時間で結果が出そうな場合は時間料金型、「長期間にわたる行動パターンを把握したい」場合はパック料金型、「離婚裁判で有効な不貞の証拠が欲しい」など目的が明確な場合は成功報酬型を検討するとよいでしょう。
素行調査はなぜ高い?
費用相場を見ると、素行調査にはお金がかかることが分かります。なぜこのような金額設定になっているのでしょうか。素行調査にお金がかかる理由を説明します。
調査に長期間かかるため
素行調査では対象となる人が、普段どういった行動をしているかを調べます。1日や2日では終わらず、長期に渡って調査を行うのが特徴です。
また調査結果を報告するという業務の性質上、明確な証拠を集める必要があります。そのためどうしても長期間かかってしまうケースが発生し、その場合は費用が高額になります。
期間が長くなりがちなことに加え、尾行や張り込みといった緊張感を持った業務内容になるため、調査員1人当たりの時給が上がるのが費用が高い理由です。
経費がかかるため
対象の素行調査をする中で、対象の行動次第では長距離の移動が発生する場合もあります。遠くまで調査に行った場合、移動するためにお金がかかります。場合によっては、移動先で泊まらなければならないケースも生じるでしょう。
そういった移動費や宿泊費が経費として必要になるため、素行調査の費用相場は高めに設定されています。
また業者が自分の会社を宣伝するための広告費用が、料金に含まれていることもあるようです。広告を出していて知名度のある業者という安心感はありますが、その代わり費用が高くなりやすい点に注意しましょう。
素行調査で調べられることとは
素行調査では具体的にどういったことを調べてもらえるのでしょうか。調査の内容、そして費用の傾向について、解説していきましょう。
調査対象者が普段何をしているか
素行調査では対象の人が、普段どういった生活をしているのかを調べることが可能です。
尾行や張り込みを行い、どこに移動しているかや誰と会っているかを調査します。
さらに細かくいえば、仕事が終わった後どこかに寄っているか、どこへ寄っているか、休みの日はどう過ごしているかといったことも調べてもらえます。そこからお金の使い道や趣味も分かるでしょう。調べてほしい内容が多いほど、調査に時間がかかり費用は高くなる傾向にあります。
調査対象者が交流を持つ人
対象の人がどういった人と普段関わりを持ち、どういった目的でどのような人と会っているかも、調べることができます。
例えば婚約者が相手の場合は、異性に関する交友関係や、家族・親戚関係を調査可能です。また、自分の子どもに関して、普段どういった相手と一緒に遊んでいるかも調べられます。
浮気をしているのかどうか、あるいは子どもが良くない仲間と一緒に、悪い道へ進まないかといった目的で、交友関係を調べる人は多くいます。
ちなみに浮気しているかどうかの調査を依頼する場合、怪しい時間帯や日にちを伝えておけば、調査が早く済むため、素行調査の中では費用が安く納まる傾向にあります。
調査対象者の経歴や勤務態度
素行調査では調査対象者の、現在の経歴を調べることも可能です。結婚相手が学歴を詐称していないか、嘘をついていない人物かといった目的で依頼するケースが考えられます。
また営業職の場合は外回りがあるため、業務をさぼってしまう社員を対象に、勤務態度がちゃんとしているかも調査できます。
他には養育費をめぐって素行調査を行うケースもあり、離婚した後に養育費が払えないと主張する相手の、経済状況を調べることも可能です。
素行調査の費用を抑えるコツ
素行調査にかかる費用は決して安くありません。少しでも安く済ませるためには、どういった方法があるのでしょうか。
あらかじめ予算を伝える
事前にいくらまでなら払えるかを、業者に伝えておくという方法があります。まともな業者であれば、伝えた予算に応じた料金体系を見つくろってくれるでしょう。
業者によっては契約した時間で調査が完了せず、日にちを足して調査を続けることで、追加料金を取られてしまうこともあります。
あらかじめいくらまで、と決めておいて、追加料金を取られないようにしましょう。知らない間に追加料金がかかる契約になっていないか、契約前に確認しておくことが大切です。
調査対象者の情報を自分で集めておく
依頼をする前に、あらかじめ自力で集められる情報を集めておくことも、費用を抑えることに繋がります。
調査に要する時間が長ければ長いほど、費用は膨らんでいきます。対象者がどういった場所によく行くのか、何曜日に出かけやすいのかなど分かる範囲で伝えておくと、その情報をもとに絞って調査できるため、短い時間での調査が可能になりやすいです。
時間や場所以外にも、調査対象者の顔写真や服装の特徴、交通経路なども調査の際に役立つ情報となります。
素行調査の依頼先を選ぶポイント
素行調査をいざ依頼したいとなった時、どの業者や探偵にすれば良いか迷ってしまう人もいるでしょう。選ぶ際のポイントを解説します。
探偵業届出証明書や行政処分歴の有無をチェック
素行調査は誰でも好きに行って良いわけではありません。公安委員会に認められ、探偵業届出証明書を持っていることが条件です。
証明書を持っていない場合、無許可で探偵業を行っているということになります。ホームページがあれば、サイト内に探偵業届出番号が載っているので確認しておきましょう。
また行政処分を受けたことがあるかどうかも、大事なチェック項目です。探偵だからといって何をしても良いわけではなく、探偵業法というものが存在します。それに違反した場合、営業停止命令や営業廃止命令などの行政処分を受けてしまいます。警視庁のホームページを見ると、行政処分を受けている業者が掲載されているので、危険な業者だと判別が可能です。
料金が安すぎる、高すぎる場合は要注意
素行調査にかかる費用には相場がありますが、中には明らかに相場より高いところや、安いところがあります。
明らかに高いところはもちろん避けた方が良く、安すぎるところも本当にその値段か確認が必要です。
なぜなら安すぎる価格設定のところは、最初の見積もりだけ安く、後に追加料金などで高い額を請求されるケースがあるためです。料金が明確か、事前に確認をしておく必要があります。
契約書にしっかりと目を通す
契約をする時に探偵業法に則っているかを、確かめるのも大切です。探偵業法では重要事項説明書や契約書を、依頼者へ交付することが定められています。それらを作成しない業者は、怪しい業者といえます。
契約書の中もしっかり読み、クーリングオフができるかをあらかじめチェックしておきましょう。
また一見問題なさそうな契約書であっても、実は人数に関する項目をかさまししているという、悪質なケースもあります。調査内容がそこまで大規模なものではないにもかかわらず、調査の人員が多く設定されていたり、「○名以内」というように具体的な数が表記されていなかったりする場合は注意しましょう。
例えば3名以内、と書かれていた場合、実際は2名で調査をするにもかかわらず、3名分の料金を請求されることがあるためです。なぜその人数が必要か、理由が明確でない場合は悪質な業者の可能性があります。
素行調査で悩みを解決しよう
素行調査では対象となる人の普段の生活や職場での人となり、休日の過ごし方や交友関係まで、幅広いことを調べられます。
プランも時間制や成功報酬制、パック制などさまざまですが、どれも費用の相場は高めです。
あらかじめ自分で集められる情報は集めておいて費用を抑えつつ、悩みがある時は素行調査で解決を図りましょう。
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