名刺やSNSなど用に、ロゴマーク・アイコンマークが欲しいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。個人でビジネスをされている方は特に、自分でロゴを作りたいと考える方も多いでしょう。
この記事では、ブラウザ上で使えるロゴ作成ツール(サイト)を紹介します。
- なるべく費用をかけず(無料で)
- 自分で簡単に
- おしゃれでカッコいいロゴが作れるサイトが分かる
そんな記事になっています。
無料で使えるサイトにはそれなりの注意点もあるため、しっかり確認しておきましょう。
ロゴ作成サイトおすすめ7選!各ツールのプランや機能・制限を比較しよう
この章ではブラウザ上で簡単にできる、おすすめのロゴ作成Webサイトを紹介します。どんなロゴを作りたいのか、どういう目的で使いたいのかなどによって選ぶサイトが異なってきます。
【ロゴ作成サイト比較表】
サイト名 | 料金プラン | 特徴 |
---|---|---|
Canva
(キャンバ) |
無料プランあり |
|
Design Evo
(デザインエボ) |
無料プランあり |
|
LOGO MAKER
(ロゴメーカー) |
無料 |
|
Hatchful
(ハッチフル) |
無料 |
|
LOGO FACTORY
(ロゴファクトリー) |
無料 |
|
YouiDraw
(ユイドロー) |
無料プランあり |
|
LOGASTER
(ロガスター) |
無料プランあり |
|
「有料プランあり」と表示されているサイトでは、以下のような場面で課金が必要になることがあります。
- ロゴを商用利用したいとき
- 高画質のロゴが欲しいとき
- ウォーターマーク(ロゴ名などの透かし)を消したいとき
以下にそれぞれのWebサイトの詳細をまとめているので、ぜひご覧ください。
おすすめ① Canva
Canvaは操作が簡単で、初心者でもプロ並みのデザイン作成ができるWebサイトです。2023年9月時点で月間アクティブユーザー数は1億を超えています。
プロのデザイナーが作成したテンプレートが豊富にあるため、自分のイメージしているデザインに近いものを作れるというメリットがあります。
【特徴】
- デザインのプロが作成したデザインテンプレートの利用が可能
- タブレットやアプリからも使用可能
- チームでの共同作業が可能
- 1億点以上の素材(画像・アイコンなど)あり
【注意点】
- テンプレートで作成したロゴは商標登録を行えない(テンプレートだと、他社のデザインと似てしまう可能性があるため)
- テンプレートを利用せずCanva内の素材を使ってオリジナルのロゴを作成すれば、ビジネスでも利用可能(テンプレートはデザインの参考程度が無難)
【どのような人におすすめ?】
- 自分のイメージに近いデザインを作りたい方
- チーム共同でデザインを作成・管理したい方
- たくさんの素材やテンプレートを使用したい方
料金 |
|
---|---|
商用利用 | 可能(※一部制限あり) |
無料トライアル期間 | 30日間無料(Canva pro) |
日本語フォント対応 | あり |
おすすめ② Design Evo
Design Evoは、ロゴデザインに特化したデザイン作成サイトで、デザインテンプレートや使用できる素材・フォントの数が豊富です。デザインテンプレートを直接編集できるため、オリジナル感のあるロゴを作成できます。
【特徴】
- 1万個以上のテンプレート
- 100万個以上のアイコンあり
- ビジネスごとにカテゴリ分けされたテンプレート
- テンプレートそのものの編集が可能
【注意点】
- 無料でも高解像度のロゴを取得できるが、サイズに制限がある(300×300pxまで)
- 無料ロゴの商用利用にはプラスプラン(有料)を購入する必要あり
【どのような人におすすめ?】
- テンプレートを用いてオリジナルのロゴを作成したい方
- ビジネスにあったデザインの参考にしたい方
料金 |
※$1=115円で計算(2022年2月時点) |
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商用利用 | 可能(※プラスプランのみ) |
無料トライアル期間 | – |
日本語フォント対応 | あり |
おすすめ③ LOGO MAKER
LOGO MAKERとは、ECショップの制作プラットフォームである「STORES」が提供する無料ロゴ制作サイトです。無駄を削ぎ落としたシンプルな操作性で、スピーディーにロゴを作りたい方におすすめです。
でき上がったロゴは、Webサイトや名刺などに使用した際のイメージがプレビューされます。ロゴ単体だけでなく、実際に使用した際の雰囲気を確認することが可能です。
【特徴】
- シンプルな操作性とデザイン
- 可愛らしい丸みのあるアイコンに統一されている
- ロゴ使用時のイメージのプレビュー表示が可能
【注意点】
- 作成できるロゴはモノクロのみ
- 既存のデザインとかぶる可能性がある
- シンプルなので、ビジネスによってはイメージに合わないデザインになることも
【どのような人におすすめ?】
- とにかく簡単に早くロゴを作りたい方
- 商品化した際のイメージを確認したい方
- シンプルなデザインを求めている方
料金 | 無料 |
---|---|
商用利用 | 可能 |
無料トライアル期間 | – |
日本語フォント対応 | あり |
おすすめ④ Hatchful
Hatchfulは、ECサイト作成プラットフォーム「Shopify」が提供している無料のロゴ作成サイトです。
Webサイト内の指示に従って「業種」「雰囲気」「ロゴの利用シーン」の質問から回答を選ぶと、自動的にロゴが作成されます。作成されたロゴは簡単に編集可能。そのためデザインが全然思い浮かばない方でも、おしゃれなロゴを感覚的に作成できます。
【特徴】
- 豊富なテンプレートあり
- 「業種」「雰囲気」「ロゴの利用シーン」に合わせたロゴ自動作成機能あり
- ファビコンやSNS用のロゴの作成可能
- 感覚的な操作ができる
【注意点】
- ロゴは「PNG」形式以外での保存ができない
【どのような人におすすめ?】
- デザインが全く思い浮かばない方
- 簡単にロゴを作成したい方
料金 | 無料 |
---|---|
商用利用 | 可能 |
無料トライアル期間 | – |
日本語フォント対応 | なし(英語のみ) |
おすすめ⑤ LOGO FACTORY
LOGO FACTORYは、アカウント開設しなくてもロゴ作成ができるWebサイトです。有料プランはなく、作成からダウンロードまで完全無料となっています。
ダウンロードしたロゴは、商用利用が可能です。
【特徴】
- アカウント開設必要なし
- ロゴの作成・ダウンロード無料
- カジュアルなデザインが多い
【注意点】
- カジュアルなものが多いため、使用できる業界が限られる
【どのような人におすすめ?】
- 完全無料でロゴを作成したい方
- カジュアルなロゴを作成したい方
料金 | 無料 |
---|---|
商用利用 | 可能 |
無料トライアル期間 | – |
日本語フォント対応 | なし |
おすすめ⑥ YouiDraw
YouiDrawはWebサイト内の複数の素材を使用でき、素材同士を組み合わせて別の形にすることもできるロゴ作成サイトです。
新しい形の素材を作れるため、オリジナリティのあるロゴが作成しやすくなっています。100種類以上のテンプレートもあり、完成イメージに近いデザインを選べます。
【特徴】
- 素材を編集できる機能つき
- 100種類以上のテンプレートあり
【注意点】
- 無料プランで作成したロゴにはウォーターマーク(作成したサイトを表す文字や透かし)が入る
- 商用利用する場合は、有料プランを購入する必要がある
- デザインソフトを使ったことがない場合、操作に慣れるまでに時間がかかる可能性がある
【どのような人におすすめ?】
- ロゴにオリジナリティを出したい方
- デザインを勉強したことがある方
料金 |
※$1=115円で計算(2022年2月時点) |
---|---|
商用利用 | 可能(※有料プランのみ) |
無料トライアル期間 | 2カ月間(※年間計画プラン) |
日本語フォント対応 | なし(英語のみ) |
おすすめ⑦ LOGASTER
LOGASTERは、4ステップ踏むことで簡単にロゴを作成できるサイトです。ロゴに含めたい文言と、Webサイト内に用意されているデザインを選べば、すぐにロゴが完成します。
ですがロゴをダウンロードすると、作成したデザインにウォーターマークが含まれてしまいます。ウォーターマークを消すには、有料プランを利用する必要があることを覚えておきましょう。
【特徴】
- 4ステップで簡単にロゴを作成できる
【注意点】
- 無料プランで作成したロゴにはウォーターマークが入る
- 無料プランのロゴは解像度が低い
- 商用利用する場合は、有料プランを購入する必要がある
【どのような人におすすめ?】
- デザインのこだわりが少ない方
- 簡単にロゴを作りたい方
料金 |
|
---|---|
商用利用 | 可能(※有料プランのみ) |
無料トライアル期間 | – |
日本語フォント対応 | あり |
より本格的なロゴを作成するためのおすすめツール
さらに本格的なツールを使用してオリジナリティのあるロゴを作りたい方には、Adobeソフトの「illustrator(イラストレーター)」がおすすめです。
イラストレーターはプロのデザイナーも使用しているグラフィックソフトです。線や図形を描いたり、図形同士を組み合わせて別の形に作成したりできます。デザインを極めていきたい方は試しに使ってみると良いでしょう。
なおイラストレーターを使うには、ソフトを購入する必要があります。料金はプランにもよりますが、ロゴ作成が目的なら2,000円/月前後で利用できます。無料トライアルが7日間あるため、まずはお試しで使用してみると良いでしょう。
有料プランを使うなら、最初からプロにロゴ作成を依頼するのもおすすめ
ここまで見てきたように、ロゴを商用利用したり高画質で使ったりするには有料プランを使わなければいけないケースもあります。
しかしどうせ有料にするなら最初からプロに依頼した方が、短時間でセンスの良いロゴが手に入ることも多いでしょう。
大手の制作会社に依頼すると5万円以上かかってしまうこともありますが、フリーランスや比較的小規模の会社であれば安く依頼することも可能です。
「なるべく安くプロに依頼したい」「どうせ有料プランにするならちゃんとしたものが欲しい」という方は、ぜひミツモアを利用してみてください。
ミツモアはあなたの地域や求めるサービス内容を入力するだけで、複数のロゴ制作業者からおおまかな見積もりを提案してもらえるサービスです。
複数社の金額を比較できるので、適正価格が分かるうえになるべく安いところを選べます。ミツモアでは、1万6,500円前後でロゴ作成を依頼される方が多いです。
またチャットができるため、要望やロゴに求めるものを伝えてなるべく正確な提案をしてもらえます。ミツモアは無料なので、ぜひ一度試してみてください。
ロゴ作成サイトの選び方(選ぶ際のポイント)
最後に、ロゴ作成サイトを選ぶ際のポイントを1つずつ解説しましょう。
ポイント① 操作は簡単か
ロゴ作成初心者でも簡単に操作ができるか確認しておきましょう。
Webサイトやアプリの操作性が複雑だと、ロゴ完成までの時間が増えてストレスもたまります。また仲間と共同してデザイン作成する場合、操作の引き継ぎが難しくなります。
ご自身や仲間が負担を感じないように、操作が簡単なWebサイトを選びましょう。
ポイント② 無料でも高品質なロゴを作れるか
無料でロゴを作成した場合、画像が粗くなる可能性があります。そのため心配な方は有料プランを契約するか、Webサイト内で推奨される出力形式や画像サイズに設定する必要があるでしょう。
一般的に名刺などに使用する画像(ロゴなど)は、350dpiの画素数が推奨されています。例えば300×300px(ピクセル)であれば、使用する際に2cm角ほどの大きさ以上にすると画質が粗くなります。
またロゴ作成サイトによって、ダウンロードできるロゴの形式が決められていることも。例えば「PNGのみ」など。そのため形式が決まっている方は、それに対応したサイトを選ぶのが良いでしょう。
ポイント③ テンプレートは豊富か
ロゴ作成初心者の方は、なるべく多くのテンプレートがあるWebサイトを選ぶと良いでしょう。
テンプレートの選択肢が多いと、より自分が目指しているデザインに近づけやすくなります。
複数のWebサイトを見比べてみて、テンプレートの多さやデザインの傾向を確認しておきましょう。
ポイント④ ビジネスでも利用できるか(商用利用・ウォーターマークなど)を確認
作成したロゴを、ビジネスでも活用できるWebサイトを選びましょう。
ロゴ作成サイトは商用利用可能であることが多いのですが、中には商用利用不可のWebサイトもあります。ロゴがビジネスで利用できない場合、時間と労力の無駄につながってしまいますよね。
また作成したロゴにウォーターマーク(作成したサイトを表す文字や透かし)が入っている場合もあります。ウォーターマークが入ると、ビジネスでの使用ができないので注意が必要です。
ロゴ作成サイトを探す際は「商用利用が可能か」「ロゴにウォーターマークが入らないか」を確かめるようにしましょう。
ポイント⑤ 日本語対応になっているか
ロゴ作成サイトは、日本だけではなく海外のサイトもあります。海外サイトだと日本語のロゴが作れないケースもあるので注意が必要です。
日本語のロゴを作成したい方は、日本語対応になっているか必ず確認しましょう。
ロゴ作成業者に見積もりを依頼しよう
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