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【場所別】外構(エクステリア)の工事費用!施工例・見積もり例を参考に予算総額を確認しよう

最終更新日: 2022年05月20日

ご自宅のリフォームや外構工事はそれほど頻繁に行うものではありません。そのためなかなか費用のイメージはしづらいですよね。

「外構工事(エクステリア)の費用はどれくらい必要なんだろう?」「いくらでどんな外構になるのかな?」という方も多いでしょう。

この記事では、外構工事の種類や施工場所ごとの費用相場を紹介しています。また当サイト「ミツモア」にはエクステリア専門業者が多数登録されています。工事にかかった標準費用などのデータ(見積もり例)が出ているので、その金額もお伝えしますね。

外構工事の大まかな費用相場はどのくらい?

電卓を見ながら悩む女性

外構工事にかかる費用は、新築外構かリフォームかによって費用相場が異なります。それぞれの費用相場は下記の通りです。

新築外構 100万~300万円程度
リフォーム 50万~100万円程度

新築の外構工事費用は、建物を建設した費用の約10%ほどです。例えば30坪の家を購入した場合、約100万~300万円ほどの外構費用がかかるでしょう。

リフォームは施工面積や工事内容によって費用が異なりますが、新築外構と比べると比較的安く済みます。

ただ外構工事の種類や工事を行う場所によっても費用は異なるので、次の章で確認してみましょう。

外構の種類別工事費用相場!それぞれの特徴やメリットも紹介

駐車場のある一軒家

外構工事には3つの種類があります。それぞれの費用相場は下記の通りです。

外構の種類 費用相場
オープン外構 50万~150万円程度
クローズ外構 150万~300万円程度
セミオープン・セミクローズ外構 80万~250万円程度

それぞれの特徴を確認してみましょう。

外構の種類① オープン外構:50万~150万円程度

新築住宅外観

オープン外構とは門や塀がない、または低く設置するタイプの外構です。門や塀が無い分庭が広く見えるため、開放感のある印象になります。庭を広く見せたい方におすすめの外構です。

オープン外構のメリット

  • 材料費を抑えられる
  • 開放感がある
  • 不審者が隠れられるような死角が少ない

オープン外構のデメリット

  • プライバシーの確保が難しい
  • 敷地内に侵入される可能性がある

外構の種類② クローズ外構:150万~300万円程度

クローズ外構

クローズ外構は門や塀を設置して、家と道路の境界線を作る外構です。外からの視線が入らないため、プライバシー保護に役立ちます。家の周りに背の高い柵を設置すれば、家に侵入されるリスクも減ります。

クローズ外構のメリット

  • プライバシーが保護される
  • 不審者による自宅への侵入リスクが減る
  • 子ども・ペットの安全が確保される
  • 自宅と隣地の境界が明確になる

クローズ外構のデメリット

  • 見た目が閉鎖的な印象になりやすい
  • 費用が高額になりやすい
  • 死角があると防犯対策として逆効果になる可能性もある

外構の種類③ セミクローズ外構:80万~150万円程度

庭の広い住宅

セミクローズ外構は、オープン外構とクローズ外構の要素を兼ね備えた外構です。例えば防犯面を高めたい場所にはクローズ外構を採用し、開放感を求めたい部分にはオープン外構を採用するなどを組み合わせられます。費用はオープン外構とクローズ外構の中間ほどです。

セミクローズ外構のメリット

  • 自由にコーディネートを決められる
  • 外構の組み合わせによっては費用を抑えられる

セミクローズ外構のデメリット

  • クローズ外構よりプライバシーや安全面が確保されない可能性がある
  • オープン外構と比べて開放感がない印象になる可能性がある

施工する場所別の外構工事費用相場!

駐車場のある一軒家

施工する部分によっても費用は異なります。それぞれの費用相場は下記の通りです。

施工場所 費用相場
門まわり 15万~50万円程度
玄関アプローチ 20万~100万円程度
塀・フェンス 15万~45万円程度
ガレージ・カーポート 15万~100万円程度
ガーデン 10万~100万円程度
テラス・ウッドデッキ 5万~40万円程度
ベランダ・バルコニー 10万~40万円程度
植栽 5万~20万円程度
物置 5万~25万円程度

とはいえ状況によって費用は異なるので、正確なことは見積もりを取ってみなければ分かりません。

「自分の家の場合はいくらかかるんだろう?」という方は、ぜひミツモアを使ってみてください。ミツモアは外構工事業者・エクステリア業者の登録数が日本最大の見積もり比較サービスです

簡単な質問に答えるだけでそれぞれの工事業者から見積もりを貰えます。なるべく安くて信頼できる業者を、手間をかけずに見つけられますよ。ミツモアは無料なのでぜひ一度試してみてください。

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それでは「どこにいくらかかるのか」を、個別に見ていきましょう。

施工場所① 門まわり:15万~50万円程度

家の門

門まわりの設置費用はおおよそ15万~50万円ほどです。材質や大きさなどによって費用が異なってきます。

ミツモアでの標準価格は約25万円です。

門まわりは家の顔となるため、デザインにこだわりたい方も多いのではないでしょうか?ただデザインにこだわりすぎてしまうと、費用が高くなる可能性があるので注意が必要です。

門扉や塀・ポスト・表札などを一緒に工事する場合は、予算内に収められるかを意識しておきましょう。

施工場所② 玄関アプローチ:20万~100万円程度

玄関アプローチ

玄関アプローチとは、門から玄関までの道のりを指します。外部から見える部分なので、家の第一印象を決める要素として重要な役割があります。また玄関アプローチは毎日歩く場所。そのため工事の重要度は高いと言えるでしょう。

費用は1㎡あたりの金額で計算されることが多いです。工事面積によりますが、一般的に玄関アプローチの費用はおおよそ20万~100万円ほど。ミツモアでの標準価格は約40万円です。

施工場所③ 塀・フェンス:15万~45万円程度

家のフェンス

防犯やプライバシー保護に活用できる塀や囲いの費用は、おおよそ15万~45万円ほど。ミツモアでの標準価格は約23万円です。

塀の面積や全長・材質などによって費用が異なります。

施工場所④ ガレージ・カーポート:15万~100万円程度

カーポート

ガレージやカーポートといった駐車スペースは、車をお持ちの方であれば工事必須です。

費用はおおよそ15万~100万円ほどです。材質や何台分の車を置くかによって費用が変動します。自宅内に独立したガレージを設置する場合は、100万円以上の費用がかかる可能性があります。

それだけでなく駐車スペースの費用を考える際は、材質の強度にも目を向けて考えましょう。費用を安くしようとして強度の低い材質を選ぶと、豪雪や台風の際に破損する可能性もあるからです。自然災害が多い場所に自宅がある場合は、安易に安く済ませるのではなく、安全に考慮して材質を決めましょう

ミツモアでの標準価格は約20万円です。

施工場所⑤ ガーデン:10万~100万円程度

ガーデン

ガーデンの費用は、工事の規模によって異なります。芝生や砂利を敷くだけなどの簡単な内容だと、1㎡あたり3,000~1万円ほどです。

ですがガーデニングスペースを設置する場合、20万~30万円ほどかかる可能性があります。

またサンルームは設備次第では、30万~100万円ほどかかる場合もあります。

施工場所⑥ テラス・ウッドデッキ:5万~40万円程度

ウッドテラス

テラスやウッドデッキは主に施工面積や素材・オプションを付けるかによって費用が異なります。

素材に木材を使用する場合、1㎡あたり約1.5万~2.5万円ほどです。10㎡のウッドテラスを設置するとなると、20万円以上の費用が必要となることが多いでしょう。

ミツモアでの標準価格は約8万円です。

施工場所⑦ ベランダ・バルコニー:10万~40万円程度

ベランダのある家

ベランダやバルコニーの費用は、おおよそ10万~40万円ほどです。錆止めや防水工事といったメンテナンス作業なら安くなりやすい傾向があります。

しかし設備の設置工事だと費用は高額になりやすいです。例えば、バルコニーに屋根を設置する場合だと10万~20万円ほど、窓にベランダを設置する場合は30万~50万円(0.5坪あたり)ほどの費用が必要になります。

施工場所⑧ 植栽:5万~20万円程度

植栽

植栽にかかる費用はおおよそ5万~20万円ほどです。樹木1本につき1万円弱、そして作業にかかる費用を含めた金額になります。

ただ業者によって費用はさまざまなため、依頼を検討している方は複数の業者から見積もりをもらい相見積もりすることをおすすめします。

施工場所⑨ 物置:5万~25万円程度

物置

物置は本体価格や業者ごとの設置費用によって、価格が変動しやすい傾向にあります。リーズナブルなものだと10万円ほどで物置の設置が可能です。

また自転車などを入れられるような大きな物置の場合は、50万円以上かかる場合もあります。

ミツモアでの標準価格は約3万円です。

外構工事でできる工事内容とは?予算別に工事例を紹介

額に指を当てる男性

外構工事を行う場所ごとの費用を解説してきました。ですが、今ある予算で実際にどれほどの施工ができるか分からないですよね。

この章では、予算別にできる外構工事の参考事例を紹介します。

予算 できることの例 特徴
~50万円 ・玄関アプローチの施工

・ガーデニングスペースの設置

・フェンスの設置

・人工芝の敷設

など

主に設備単体の設置、もしくはメンテナンス程度の規模
50万~100万円 ・駐車スペース+門まわり+フェンスの設置

・外周フェンス+玄関前の階段(手すり付き)設置

・庭のリフォーム+花壇の設置+ウッドデッキの設置

など

・複数の設備を設置できる

・設置する設備数が多い場合は、価格が安めの材質を選んで費用を調整する必要がある

100万~200万円 ・門まわり+玄関アプローチ+カーゲート+バルコニー屋根の施工

・玄関アプローチ+カーポート+インターホン+照明+外周フェンスの施工

など

予算50万~100万円と比べて装飾や材質にこだわれる

工事例① 予算50万円の場合

予算が50万円の場合、必要最低限の設備を設置するのみになるでしょう。

デザインや材質にこだわりがある場合は、予算を見直す必要があるかもしれません。

【予算50万円でのオープン外構の例】

施工内容 費用
・駐車場

・インターホン

・機能門柱

・アプローチ芝植え

48万円

【予算50万円でのクローズ外構の例】

施工内容 費用
・カーゲート

・門扉

50万円

工事例② 予算100万円の場合

予算50万円と比べ施工内容を増やせます。また設置する設備の数にもよりますが、ある程度材質やデザインにこだわりを持てるようにもなるでしょう。

ですが材質すべての価格を上げてしまうと、予算が足りなくなる可能性があるため注意が必要です。

【予算100万円でのオープン外構の例】

施工内容 費用
・駐車場3台分

・インターホン

・機能門柱

・アルミフェンス

・間口石貼り

・芝の設置

・シンボルツリー

78万円

【予算100万円でのセミクローズ外構の例】

施工内容 費用
・玄関前に階段(手すり付き)

・駐輪スペース

・駐車スペース

・砕石敷き

90万円

工事例③ 予算200万円の場合

予算が200万円まであると施工内容を増やせる他に、デザイン装飾や材質にもさらにこだわることができます。

【予算200万円でのオープン外構の例】

施工内容 費用
・駐車場3台分

・インターホン

・機能門柱

・アルミフェンス

・間口石貼り

・芝

・ウッドデッキ

・カーポート

・シンボルツリー

142万円

【予算200万円でのクローズ外構の例】

施工内容 費用
・駐車場2台分

・インターホン

・造作塀・門扉

・アルミフェンス

・アプローチ石貼り

・芝の設置

・ウッドデッキ

・カーポート

・シンボルツリー

・寄せ植え

198万円

外構工事の費用を抑えるコツは?

電卓を使う人

最後に外構工事の費用を抑えるコツを紹介します。抑えるコツは下記の通りです。

  • 安い素材を選ぶ
  • 簡単な部分は自分で作る
  • エクステリア専門業者に工事を依頼する
  • 複数の業者から見積もりをもらう

1つずつ確認していきましょう。

コツ①安い素材を選ぶ

外構工事に使用する材質によって、費用が大きく異なります。また材質だけではなく、装飾の多さによっても費用が変動します。そのため外構デザインにこだわりがない場合は、価格が安い材質を使用し、装飾の数を減らすと良いでしょう。

具体的には下記のような方法があります。

  • 塀はブロック塀ではなくフェンスにする
  • 玄関アプローチを前面タイルにするのではなく、部分的に砂利を使用する

ただしすべての材質費用を下げてしまうと、チープな印象のデザインになる可能性があります。本当にこだわりたい部分は費用をかけて、デザインと費用のバランスをとっていきましょう

コツ②簡単な部分は自分で作る

ホームセンターで手に入れられる道具を使ってDIYすることで、外構費用のコストカットにつながります。

例えば以下のような部分は、DIYによってコストを削減できます。

  • 芝生を敷く
  • 砂利を敷く
  • ウッドデッキの設置
  • ガーデニング

ただDIYに慣れていないと時間がかかり、思っていたデザインとかけ離れてしまう可能性があるため注意が必要です。また専門的な知識や技術が必要な部分は、初心者では施工が難しいので専門業者に依頼すると良いでしょう。

コツ③エクステリア専門業者に工事を依頼する

新築の外構工事を行う場合は、エクステリア専門業者に依頼するのも1つの手です。

家を建てる際、特に希望がなければハウスメーカーが外構工事を行います。ですが外構工事を専門業者に依頼することで、費用を抑えることが可能です。というのも、ハウスメーカーで外構工事を依頼すると人件費や業者などへの仲介手数料がかかります。その分専門業者に依頼すれば、依頼した業者が作業を行うため仲介手数料などがかかりません

新築を建てる際は、エクステリア専門業者に依頼することも検討してみましょう。

コツ④複数の業者から見積もりをもらう

エクステリア専門業者によって工事費用は異なるため、複数社から見積もりをもらいましょう。

特に新築で外構工事を行う場合は、ハウスメーカーでもらう見積もりだけを鵜呑みにしてはいけません。専門業者の見積もりと比較してみることがおすすめです。

「なるべく安く、品質の高い工事業者に依頼したい」「複数の業者に簡単に見積もり依頼をしたい」という場合は、ぜひミツモアを利用してみてください。

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