いまの時代、ほぼ毎日と言ってよいほど離婚に関するご相談がございます。
当事務所では、ご依頼者様の権利を最大限守るために、どのような条件で離婚協議を行うかについて、ご相談に応じています。
離婚には覚悟が必要です。特に、女性で小さいお子様がいらっしゃる場合は、相当の覚悟を持って離婚を決断する必要があります。
この覚悟がないと、どのような離婚協議書の内容にすべきかが決まっていきません。と言うのも、離婚協議には相手方との合意が必ず必要です。ですから、ご自身の権利を最大限協議書に反映するためには、相手方との高度な交渉が必要になります。覚悟があるかないかで、その交渉の結果も変わってきます。
行政書士がお役に立てるのは協議書の内容を考え文書にするまでです。相手方との交渉はできませんので、交渉はご依頼者様ご自身で行っていただく必要があります。
ただ、交渉が苦手であるがために、不利な条件で離婚を選択することも避けなければなりません。お子様がいらっしゃるのであればなお更です。
交渉が苦手な方には、離婚専門の弁護士をご紹介させていただき、交渉も含め弁護士へ依頼することで、ご依頼者様の権利をしっかり主張できるような、ご提案もして参ります。
私は中学校の教員をしておりましたので、いろいろな事情を持つ家庭を多く見てきました。そして、離婚を経験された保護者から相談されたこともありました。
その時感じたのは、離婚をする際にしっかりと協議し、自身の権利を主張しておけばよかったのに...ということでした。
先日も、厳しい交渉内容でしたが、ご依頼者様が相当の覚悟で臨んだおかげで、タフな交渉に成功し多くの権利を盛り込んだ離婚協議書とすることができました。公正証書も作成しましたので最終的に強力な協議書となりました。
依頼者様の覚悟や頑張りから比べると、当事務所ができることはむしろ少なく、私などは歯がゆい思いをすることがあります。ただ、当事務所にてご依頼者様を励まし、最大限の協力をさせていただくことで、依頼者様と一緒になって難局を乗り越えていけるものと考えております。