自宅オフィスの家賃、高熱費等を経費とする場合の計算方法と領収書はどうすればいいですか?
自宅とオフィスを兼用として収入を得ている場合、自宅の水道光熱費を経費とすることができます。
分割の基準は、(1)使用頻度により分割する、(2)妥当な外的基準で分割する、(3)半分を経費とする、3通りの方法があります。実際には(3)は簡単にできるし、これならば税務上是認されます。したがって、(3)を採用する場合が多いようです。
領収証は、電気会社、ガス会社、水道会社からの領収証を保存しておき、その2分の1を経費として計上すればOKです。
確定申告をしたいのですが、源泉徴収票がない収入があります。どうすればいいですか?
まず、源泉徴収票の発行元(働いているところ)に発行を依頼してください(発行元には発行する義務があります)。それでも出してくれない場合や出してもらうことが困難な場合には、自分で、毎月の給与の額、社会保障の額、源泉徴収額のデータを収集して源泉徴収票に該当するデータを作ってください。
入金されている通帳を持って税務署で相談すれば用方法を教えてくれます。
確定申告の期日に間に合いませんでした。遅れて申請することはできますか?
期限後申告は可能です。ただし、所得税の納付が発生する場合には延滞税がつきます。還付となる場合は延滞税もなしですので、試みてください。
今年初めて確定申告をしようと思うのですが、過去の処理が正しいものであったか不安です。過去の処理が間違っていた場合、何か罰則はあるのでしょうか
処理が誤っていること自体には罰則はありません。税務調査を受け、処理が誤っていることを指摘され、これによって納税額が誤っている(少なかった)場合には税金が加算されることがあります。加算税には過少申告加算税と延滞税があります。故意に隠したと判断されれば重加算税が課される場合もあります。
いずれにせよ、よほど悪質でかつ巨額でない限り刑事罰になることはありません。
めったにありませんが、誤りによって納付額が多すぎたことが判明した場合には還付を受けることができます。
確定申告のみを丸投げしたいと考えています。税理士報酬はどうやって決められるのでしょうか。
事業所得を例にすれば、売上金額、売上の回数や領収証の量、ややこしさなどを勘案して税理士報酬を決めます。ややこしさとは、譲渡所得の有無、有価証券の売買の有無、資料保存の良しあし、などを言います。