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【2024年】ゼロトラスト・セキュリティ比較8選!導入メリットやおすすめ製品の選び方

ゼロトラスト・セキュリティ比較おすすめ8選

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ゼロトラスト・セキュリティとは

ゼロトラスト・セキュリティとは企業のセキュリティモデルの一つで、2010年頃米国の調査会社によって提唱されました。何も信頼しないという言葉の意味通り、ネットワークをより細かいセグメントに区分けし、区分外からのアクセスがあれば必ず信頼性を確認するという考え方です。


ゼロトラスト・セキュリティとSASEの違いとは?

ゼロトラストに近い考え方として、SASE(サシー、サッシー)があります。SASEはSecure Access Service Edgeの略で、2019年に米国ガートナー社によって提唱されました。VPNやリモートアクセス、ファイアウォールといったセキュリティ機能をクラウド上で提供する考え方です。

ゼロトラストはセキュリティの考え方であるのに対し、SASEはその考え方をもとに構築されたセキュリティフレームである点が両者の違いです。



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ゼロトラスト・セキュリティが重要な背景

ゼロトラスト・セキュリティが現在重要になりつつある背景は、クラウドサービスやテレワークの普及にあります。従来のセキュリティでは、社内と社外でネットワークを切り分けて考え、社外からの脅威に備えるというモデルが主流でした。しかし、一度内部に入り込んだ脅威に対してはうまく対処できないほか、テレワークや業務委託などの多様な働き方を妨げる要因になる可能性が生じていました。

新しいセキュリティモデルの製品を導入することであらゆる対象の信頼性を検証できれば、社外からも安全にアクセスでき、多彩な労働形態を採用できるでしょう。


ゼロトラスト・セキュリティは中小企業にこそおすすめ

近年、企業におけるランサムウェア被害が増えています。ランサムウェアに感染すると、基幹システムが使えなくなってしまうため、メールやファイルサーバーが見られなくなり、業務に支障を来すおそれがあります。

昨今のサイバー攻撃は不特定多数に仕掛けるものが多く、セキュリティ対策の脆弱な中小企業が犠牲になりやすい点が特徴です。実際に企業規模別で見ると、一番被害に遭っているのは中小企業だという報告があります。規模が小さい企業は大企業に比べ、セキュリティ対策にかける予算が少ない傾向にあるため、中小企業こそゼロトラスト型のリスク対策をとり入れ、安全性を高めるべきだといえます。

参考:令和3年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について(PDF) | 警察庁

ゼロトラスト・セキュリティの主な機能

IDaaS

Identity as a Serviceの略で、「クラウド型ID管理サービス」のことを指します。クラウドサーバーを通してID管理、ID認証、シングルサインオン、ログ管理などができます。シングルサインオン機能を使えば、1回のサインインで複数のサービスにログインでき、パスワード管理やサービスごとのログインの手間を省けます。

またID管理では複数のシステムのユーザー情報を一元管理し、同期可能なためIDの維持管理にかかる負担を軽減できるでしょう。

関連記事:【2024年】IDaaS(ID管理システム)比較10選!導入メリットやおすすめ製品の選び方 | ミツモア


EDR

Endpoint Detection and Responseの略で、日本語では「エンドポイントでの検知と対応」と訳せます。ユーザーが利用するパソコンやサーバーに不審な動きがあった場合に、対応を支援するソリューションです。管理者は不審な挙動に関する通知を受けて、ログを分析して原因と対策を考えることができます。サイバー攻撃が阻止できず、内部に侵入された際に被害の拡大を防ぐのに有効です。

関連記事:【2024年】EDR比較6選!導入メリットやおすすめ製品の選び方 | ミツモア


DLP

Data Loss Preventionの略で、情報漏洩や消失を防ぐためのシステムです。重要な情報のみを識別して保護する仕組みです。情報にアクセスするユーザーではなく、データのほうを監視します。フィンガープリントという値を使って、デジタル情報が同一のものかどうか確認する点が特徴です。

関連記事:【2024年】DLP比較7選!導入メリットやおすすめ製品の選び方 | ミツモア


CASB

Cloud Access Security Brokerの略で「キャスビー」と読みます。従業員のクラウドサービスの利用状況を監視し、セキュリティ対策をおこなうソリューションです。クラウドサービスへのアクセスの可視化や不正アクセスの阻止、データ流出の阻止、データの暗号化などが主な機能です。クラウドサービスを利用する企業が増える中で、データの流出や不正アクセスを防ぐことに主眼が置かれています。

関連記事:【2024年】CASB比較8選!導入メリットやおすすめ製品の選び方 | ミツモア


MDM

Mobile Device Managementの略で、モバイル端末管理という意味です。ノートパソコンやスマートフォン、タブレット端末の一元管理や紛失時のリモートロック、遠隔地からのデータ消去、アプリの一斉配布といった機能があります。そのほか、パスワードの入力を一定回数間違えるとデータを消去する機能もあります。

関連記事:【2024年】MDM(モバイル端末管理)比較14選!導入メリットやおすすめ製品の選び方 | ミツモア


SIEM

Security Information and Event Managementの略で、「セキュリティ情報イベント管理」と訳せます。ネットワークの監視やサイバー攻撃などを検知するシステムです。異常な動きがあれば管理者に通知し、レポートを作成するため迅速に対応ができます。レポートには対応手順なども記されています。


IAP

Identity-Aware Proxyの略で、「アイデンティティ認識型プロキシ」と呼ばれます。ユーザとアプリケーションの間で通信を仲介するプロキシで、不正なアクセスを防いだり、多要素認証を要求してリスクのない端末であることを確認したりします。テレワークなどで社外端末からSaaSやオンプレミス型のシステムにアクセスする企業に最適です。


SD-WAN

Software Defined-Wide Area Networkの略で、物理的な危機で構築した広域通信網WAN上に仮想的なWANを構築する技術のことです。企業の拠点間接続やクラウド利用時に柔軟なネットワーク構成を実現します。たとえば、大容量ファイルのダウンロードはインターネットVPNでおこない、信頼性が求められる通信は閉域網VPNを使うなどの使い分けが可能です。


SWG

Secure Web Gatewayの略で、各デバイスから社外ネットワークへの通信を監視し、脅威をフィルタリングするソリューションです。インターネットへの経路にSWGがあれば、アクセス元に関わらず通信の安全性は高くなります。インターネットへの通信をフィルタリングする機能を備えているため、メール経由でサイトに誘導するランサムウェアへの対策としても有効です。


ゼロトラスト・セキュリティを導入するメリット

働き方の多様性を後押しできる

従業員が自宅で社用パソコンを使って稼働するという働き方は、新型コロナウイルス感染症の流行を機に一気に社会に広まりました。テレワークのような社外からの通信に対してもセキュリティの担保ができるのが、ゼロトラスト・セキュリティの強みです。働き方が多様化する現代の企業にまさに求められているセキュリティモデルだといえます。


セキュリティ性能が高くなる

ゼロトラスト・セキュリティにもとづいたシステムを導入することで、各デバイスやクラウドサービスに対してセキュリティ対策を講じることができるため、安全性は高くなります。悪質なサイトに誘導するランサムウェアも阻止しやすくなり、情報漏洩を防ぎやすくなるでしょう。

ゼロトラストでは、ネットワークを細かいセグメントに分割するため、仮に攻撃を受けたとしても被害の拡大を防げます。このセグメンテーションにより、攻撃者が社内のリソースにアクセスできたとしても、異なるリソースにアクセスするには別の権限が求められるため、見られる情報が限られます。結果として、ダメージを最小限に抑えられる仕組みです。

企業システムのセキュリティ性能が高くなれば、顧客は安全上のリスクについて心配せずにサービスを利用できるため、顧客エクスペリエンスが向上する点もメリットといえるでしょう。


管理にかかる負担が軽減できる

従来は各リスクに対してセキュリティシステムを導入するケースが少なくなく、管理が複雑になりがちでした。また、以前はユーザごとに異なるクラウドサービスに登録していたため、管理に手間がかかっていました。

ゼロトラストモデルの多くはクラウドサービスのため、クラウド上で各種セキュリティを管理できるほか、IDaaS機能により管理者やユーザの負担を減らすことができるでしょう。


DX化を推進できる

社内と社外でわける従来の境界型セキュリティでは、クラウドの導入時にセキュリティリスクがつきものでした。ゼロトラスト・セキュリティの考え方であれば、クラウドサービスのアクセス時に毎回認証を要求することで安全性が保たれています。リスクの不安を減らしてさまざまなクラウドサービスを導入できるため、企業のDX化を進められるでしょう。

注目のゼロトラスト・セキュリティ8選

BizDriveゼロトラストセキュリティ

BizDriveゼロトラストセキュリティ

東日本電信電話株式会社

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  • フルスタックセキュリティソリューションの提供
  • NTT東日本の実績にもとづく確かな支援
  • 現行システムとの高い親和性で導入を容易に


BizDriveゼロトラストセキュリティは包括的なゼロトラスト・セキュリティ・ソリューションです。組織の要望に応じて機能を選択でき、環境構築から運用サポートまでに必要な全機能の提供でセキュアな環境を簡潔に導入できます。自社での構築、運用で培った豊富な現場経験と実績のあるセキュリティ対策をベースにゼロトラスト環境を構築します。

更新日:2024-04-26
※本ページは、公表されている情報を元にミツモアが作成したものです。
ID Federation

ID Federation

エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社

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  • ソフトウェアとの柔軟な連携など、要件にあったサービスを提供
  • モバイルアプリ認証とワンタイムパスワード認証、FIDO2認証に対応
  • 利便性を犠牲にすることなく、アクセスセキュリティを強化

ID Federationは、利便性とセキュリティのバランスを重視するゼロトラスト・セキュリティ・ソリューションです。危険性の評価にもとづき、認証プロセスを状況ごとに最適化します。利用者が快適かつ安全にシステムを利用できるよう目指して開発されたシステムです。
更新日:2024-04-26
※本ページは、公表されている情報を元にミツモアが作成したものです。
Cybereason EDR

Cybereason EDR

サイバーリーズン合同会社

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  • 数万台エンドポイントを有する企業であっても、リアルタイムに監視
  • 攻撃の兆候を発見する分析エンジンを搭載
  • 異常な振る舞いから未知の攻撃を絞り込む、ビッグデータ解解析が可能

Cybereason EDRは、イスラエル軍の諜報部隊でサイバーセキュリティに携わったメンバーによって開発されたゼロトラスト・セキュリティ・ソリューションです。不審な侵入者がネットワーク内で悪意ある活動をしていないか監視し、クラウド上のAIエンジンを活用して情報を分析します。
更新日:2024-04-26
※本ページは、公表されている情報を元にミツモアが作成したものです。
Symantec Data Loss Prevention

Symantec Data Loss Prevention

株式会社エクサ

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  • キーワード検索、登録データ一致検索などの方法で文書を検索可能
  • USBメモリへの重要情報の書き込みを遮断し、情報漏洩をブロック
  • 導入後のインシデント分析支援やPDCA計画策定支援などのサポートあり

Symantec Data Loss Preventionは、重要情報の検出・監視・保護をおこなえるゼロトラスト・セキュリティ・ソリューションです。公開領域にある重要情報の安全な場所への隔離や、重要事項が書かれたメールの送信停止、USBメモリへのデータ書き込みの遮断といった機能があります。
更新日:2024-04-26
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Netskope CASB

Netskope CASB

Netskope Japan株式会社

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  • OpenAI、ChatGPT、Bing AI、Google Bardといった生成AIの使用が可能
  • 企業で使用されている41,000以上(※)のアプリを検出し、リスクを評価
  • 個人のメールアカウントへの機密コンテンツのコピー阻止


Netskope CASBは、クラウドアプリケーションの使用状況を管理できるゼロトラスト・セキュリティ・ソリューションです。管理を通して、内部関係者や悪意のある第三者による機密データの流出防止を目指します。また社内のメールアカウントから個人のメールアカウントへの機密コンテンツのコピーを阻止する機能もあります。


※ Netskope Japan株式会社(2024年4月時点)

更新日:2024-04-26
※本ページは、公表されている情報を元にミツモアが作成したものです。
モバイルマネージャー

モバイルマネージャー

株式会社 USEN ICT Solutions

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330円~
  • 遠隔地からのデバイスのロックや初期化、データ削除が可能
  • 異なる通信キャリアのモバイルデバイスも一括管理
  • 社内アプリケーションを遠隔から複数の端末に配布可能

モバイルマネージャーは従業員に貸与するスマートフォンに対して、セキュリティ管理をおこなうことができるゼロトラスト・セキュリティ・ソリューションです。遠隔地からのロックや初期化、データ削除、各種設定が可能です。またカメラ機能やWi-Fi機能、アプリの利用制限もできます。
更新日:2024-04-26
※本ページは、公表されている情報を元にミツモアが作成したものです。
Logstorage – X/SIEM(ログストレージエックスシーム)

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  • 企業活動で生じるあらゆるログを統合管理
  • セキュリティ上の脅威をリアルタイムに検知、分析
  • ログの受信量に応じてライセンスを選択できる料金体系

Logstorage-X/SIEM(ログストレージエックスシーム)は、企業内のサーバーやネットワーク機器などのログデータを収集し、セキュリティ上の脅威を即時的に検知、分析するゼロトラスト・セキュリティ・ソリューションです。多様な収集対象のログ管理をサポート。収集したログを圧縮、暗号化し保管します。
更新日:2024-04-26
※本ページは、公表されている情報を元にミツモアが作成したものです。
F5 BIG-IP Access Policy Manager

F5 BIG-IP Access Policy Manager

F5ネットワークスジャパン合同会社

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  • アプリケーションへの安全なアクセスを実現するIAP機能
  • シングルサインオンと連携可能なためログインがスムーズ
  • ユーザーの介入なしでもデバイスのセキュリティチェックが可能

F5 BIG-IP Access Policy Managerはすべてのアプリケーション、API、データへのアクセスの安全性を確保し、簡素化して保護するゼロトラスト・セキュリティ・ソリューションです。ユーザの認証を細かくおこなうことで、承認されたユーザやアクセス状況がわかるユーザからのアクセスのみを可能にしています。
更新日:2024-04-26
※本ページは、公表されている情報を元にミツモアが作成したものです。

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