ミツモア
【2023年】IDaaS(ID管理システム)比較9選!導入メリットやおすすめ製品の選び方

IDaaS(ID管理システム)を比較する

平均2分、質問に答えるだけ!ぴったりの製品とプランを診断します
事業形態はどちらですか?
依頼者数
200万人以上
平均評価 4.83

依頼総額
750億円以上
見積もりアイコン
2分で診断

選択肢をクリックするだけ!たった2分で気軽に診断できます

提案アイコン
結果が届く

事業規模や目的に合う、複数のソフトウェアが表示されます

プロアイコン
製品を選ぶ

金額や機能を比較して、ぴったりの製品を選びましょう

IDaaS(ID管理システム)とは

IDaaSとは「Identity as a Service」の略称で、クラウドやオンプレミスで利用する複数のアプリのIDを一元管理するサービスです。


企業が使うアプリケーションは多様化しており、業務上複数のアプリを使い分けることは珍しくありません。そこで問題になるのが、アプリごとに存在するIDやパスワードなどのアカウント情報です。


使用するアプリの分だけアカウントがあるためそれぞれにIDとパスワードを入力してログインする必要が生じますが、IDaaSは増えすぎたアカウントを統合し、1つのID・パスワードでログインできるようになります。


管理者側からも全てのアカウントを一元化して管理ができ、アカウントの使用権限の付与や、利用状況に応じてライセンスの追加・削除をするといった運用が可能になります。複数のIDやパスワードを管理する手間が軽減され、安全に守られたシステム内で管理できるため高いセキュリティが実現するのがメリットです。


IDaaSとパスワードマネージャーの違い

パスワードマネージャーは「個人利用」を目的としている一方、IDaaSは「組織利用」が目的と各々の性質は異なります。パスワードマネージャーは個人が扱う複数のIDとパスワードを一括管理し利便性を上げるためのものなので、多要素認証や端末制限などには対応していません。


IDaaSは組織利用での利便性やセキュリティ強化を主眼としているため、管理者と一般ユーザーといった区分が存在します。また認証強度の設定や人事システムのような他のシステムとの連携が可能なのも、パスワードマネージャーと異なる点です。

IDaaS(ID管理システム)の主なタイプ

豊富なクラウドサービスとの連携が強みのタイプ

IDaaSで重要なのは、使いたいサービスにどれだけ多く対応しているかです。現在クラウドアプリを多く使っているなら、連携できるクラウドサービスの数が多く種類の多様さに強みがあるIDaaSを選ぶと良いでしょう。


ただし、海外製品の場合は国内アプリとの連携が弱い場合もあるので注意が必要です。「OneLogin」は海外製品ながら、日本法人や国内の販売代理店があるため導入の際の心配はありません。さらに6,000~7,000以上のアプリと連携が可能という面でも安心できるでしょう。


SaaSのコスト管理やユーザー管理が強みのタイプ

連携しているクラウドサービスの利用状況の把握に強みがあるタイプです。アカウントごとにどのようなライセンスを持っているか、利用していないライセンスはないかという事を簡単に把握できるため、SaaSにかかるコスト削減に役立ちます。


「マネーフォワード Admina」では非アクティブなアカウント検知できるためSaaSにかかるコストを抑えられます。またシャドーID検知機能は管理者が把握していないアプリの使用やダウンロードを検知するため、不正利用の防止にも役立つでしょう。


クラウド以外の幅広いサービスとの連携に強いタイプ

クラウドサービスだけでなく、幅広いサービスと連携できるIDaaSもあります。たとえば「DigitalPersona AD SSO」はWindows Serverに搭載されているActive Directoryとの親和性が高く、Windowsのログオンから各アプリのログインまで連携可能です。


また「ID Federation」や「LOCKED」のように、クラウド以外にオンプレミスのアプリにも対応実績があるシステムも存在します。


認証強化以外のセキュリティ対策にも強いタイプ

多要素認証や認証制限などでセキュリティを高める以外に、さまざまなセキュリティ対策を備えたIDaaSです。


「Okta」には不正なIPアドレスを検知しアクセスをブロックしたり、強力なパスワードポリシーでパスワードを守る機能が備わっています。ID管理や認証だけでなく、クラウドサービスを使う上で想定される驚異から身を守るのに適したタイプです。

豊富なクラウドサービスと連携できるIDaaS4選

GMOトラスト・ログイン
GMOトラスト・ログイン
GMOグローバルサイン株式会社
無料プラン名/月 0円~
プロプラン名/月 330円~
GMOトラスト・ログイン
GMOグローバルサイン株式会社
GMOトラスト・ログイン
無料プラン名/月 0円~
プロプラン名/月 330円~
  • シングルサインオンがセキュリティ強化・生産性の向上に寄与
  • 外部サービスとの連携でID管理の手間を大幅に削減できる
  • 多様なオプション機能でセキュリティ強化を実現

GMOトラスト・ログインは会社で利用する各種サービスのIDやパスワードを一元的に管理できるクラウドサービス(IDaaS)です。一度のユーザ認証によって複数のシステムやアプリに追加認証なしでログインできるため、日々のパスワード入力の手間が省けます。またIdPとして認証連携することでセキュリティ強化・不正アクセス防止にも繋がるでしょう。

GMOトラスト・ログインはActiveDirectoryやAzure Active Directoryと連携することができ、GMOトラスト・ログインのアカウント作成・削除を自動化することができます。また、GMOグローバルサインのアカウントを情報をマスタにMicrosoft 365、Google Workspaceのアカウント作成・削除を自動化することも可能です。管理者側で一元的にID管理ができるため、従業員の入退職・異動時の手間や、人為的設定ミスによる不正アクセスを削減できるでしょう。

またGMOトラスト・ログインでは多様な認証オプションが用意されているため、さらなるセキュリティ強化が期待できます。スマートフォンのプッシュ通知を用いるパスワードレス認証や証明書がインストールされたデバイスのみのアクセスを許可するクライアント認証、IPアドレス制限と多要素認証を組み合わせたステップアップ認証などによって、外部からの攻撃を防ぎ、安全性を高めます。

導入実績:アドウェイズ、不動産SHOPナカジツなど

更新日:2023-01-12
※本ページは、公表されている情報を元にミツモアが作成したものです。
OneLogin
OneLogin
OneLogin Japan合同会社
基本プラン要お問い合わせ
OneLogin
OneLogin Japan合同会社
OneLogin
基本プラン要お問い合わせ
  • 従業員も顧客も同じプラットフォームで簡単に管理
  • 退職者を自動で該当アプリから削除可能
  • 一度のサインインで全てのアプリにアクセスできるOneLogin Desktop

6,000以上のアプリを統合できるIDaaSシステムです。SSOや多要素認証を備え、ログインや利用者管理を容易にします。従業員だけでなく顧客からのアクセスやアカウント管理をひとつのプラットフォームでできるため、管理の負担が大幅に削減されるでしょう。

自動プロビジョニング機能で、ユーザーの持つアクセス権限をアプリから読み取り、他のアプリへの権限規則を構築します。退職者が出た際には、Active Directoryで該当ユーザーを無効化すると、数秒で各アプリへのアクセスも無効化されます。リアルタイムに退職者のアカウント削除が完了するため、不正アクセス防止に役立つでしょう。

OneLogin Desktopでは、一度ログインするとポータル上の全てのクラウドアプリと、対応するデスクトップアプリにアクセスが可能です。アプリを一つ一つ開いて都度ログインする必要はありません。パスワードと証明書の2つの要素で認証するため、素早く安全なログインが実現します。
更新日:2022-12-13
※本ページは、公表されている情報を元にミツモアが作成したものです。
Cloud / Authentication Solutions
Cloud / Authentication Solutions
サイオステクノロジー株式会社
基本プラン要お問い合わせ
Cloud / Authentication Solutions
サイオステクノロジー株式会社
Cloud / Authentication Solutions
基本プラン要お問い合わせ
  • 企業内に分散するID情報を一元管理
  • シングルサインオンで利便性が向上する
  • ID統合システムの導入から保守までをサポート

使用するアプリやシステムが増えるに伴って増え続けるIDやパスワードを、アカウント管理者が一元管理できるようになります。ライセンスや権限の付与、アカウント情報がシンプルに管理できるため、手間を削減し情報漏洩のリスクも軽減されるでしょう。

利用者は複数のアプリへ1つのID・パスワードでログインできるSSOが利用できます。多くのIDやパスワードを扱う必要が無くなり、利便性が大幅にアップするでしょう。パスワードを忘れた際の再発行の手間も軽減され、大事な業務へより注力できるようになります。

IDaaSを導入するには、企業ごとにどのようにID管理をしていくかの設計が重要です。効果的にID管理を進めるため、Cloud / Authentication Solutionsは事前調査とコンサルティングを行い、導入から保守までサポートします。初めての導入でも不安なく、ID管理の効果を最大限に受けられるでしょう。
更新日:2022-12-13
※本ページは、公表されている情報を元にミツモアが作成したものです。
無料プラン名/月 0円~
スタンダード名/月 385円~
ビジネス名/月 495円~
プレミアム名/月 605円~
メタップスクラウド
株式会社メタップス
メタップスクラウド
無料プラン名/月 0円~
スタンダード名/月 385円~
ビジネス名/月 495円~
プレミアム名/月 605円~
  • 200以上のアプリと連携し一括管理が可能
  • 全従業員のアカウントを1つの画面で簡単に管理
  • アカウントの利用状況を分析しコスト管理に役立つ

メタップスクラウドで連携できるアプリは200種類以上にのぼります。それぞれのアプリは従業員ごとのダッシュボードにまとめられ、ワンクリックでアクセスが可能です。アプリごとにブラウザを開いてアクセスする必要がなくなり、業務効率のアップに繋がるでしょう。

システム管理者からは、全従業員のアカウント発行状況の管理が可能です。アプリの利用が増えると都度アカウントを発行する手間が生じますが、1つの画面で管理できるため工数の削減に役立ちます。

管理者ダッシュボードでは、各アプリごとに発生している費用が可視化されます。組織ごとに加えて個人単位で利用状況がわかるため、非アクティブなアカウントの割り出しが容易です。アプリ利用料の無駄を抑え、コストの削減に繋がるでしょう。
更新日:2022-12-13
※本ページは、公表されている情報を元にミツモアが作成したものです。

SaaSのコスト管理ができるIDaaS1選

マネーフォワード Admina
マネーフォワード Admina
マネーフォワードi 株式会社
50IDまでの企業名/月 0円~
51ID以上の企業名/月 330円~
300ID以上の企業要お問い合わせ
マネーフォワード Admina
マネーフォワードi 株式会社
マネーフォワード Admina
50IDまでの企業名/月 0円~
51ID以上の企業名/月 330円~
300ID以上の企業要お問い合わせ

  • 200以上のクラウドサービスと連携し利用状況を可視化
  • 会社が把握していないサービスの利用状況がわかるシャドーIT検知機能
  • 非アクティブなアカウントを特定しコスト削減が可能


200以上のクラウドサービスを一元管理して可視化するため、それぞれの利用状況がひと目でわかります。各サービスごとの保有アカウント数のほか、誰がどのサービスのライセンスを持っているのかをアカウントごとに確認可能です。スプレッドシートやExcelなどを利用して管理する必要がなくなり、作業工数の削減に繋がります。


GoogleWorkspaceと連携し、会社やシステム部門が把握していないクラウドの利用を検知します。例えば、業務用端末でのゲームアプリへのログインや、クラウドのテスト使用による一時的なアクセスを検出することで、不正利用の防止や業務改善の糸口発見に役立ちます。


ユーザー数で毎月の利用料が変化するクラウドは少なくありません。稼働していないアカウントが多いと無駄な出費が多くなるため、非アクティブなユーザーは削除することが大切です。マネーフォワード Adminaでは、APIやログイン履歴などを組み合わせて非アクティブなユーザーを検出できるため、コスト削減の余地を見つけられます。

更新日:2023-03-07
※本ページは、公表されている情報を元にミツモアが作成したものです。

認証強化以外のセキュリティ対策もできるIDaaS2選

ROBOT ID
ROBOT ID
ナレッジスイート株式会社
ROBOT ID
ナレッジスイート株式会社
ROBOT ID
  • 生体認証や2要素認証で高いセキュリティを保持
  • 1つのパスワードでいくつものアプリにログインできるSSO対応
  • 社員それぞれにログインできるアプリを設定可能

指紋認証や、専用の端末を使用した生体認証に対応しています。漏洩の危険性がゼロとは言えないパスワード認証に比べ、スピーディで保護力の高いログインが実現するでしょう。生体認証以外に、ワンタイムパスワードによる2要素認証が可能です。いくつかの認証を組み合わせることで、より高度なセキュリティが保たれます。

業務で使ういくつものアプリに設定したIDとパスワードを、1つにまとめてログインするシングルサインオンに対応しています。複数のID・パスワードを管理するのは手間とセキュリティリスクがつきものですが、SSOで一括管理すれば安全に手間なくログインが可能です。

管理者がアカウントごとにログイン可能なアプリを設定できます。たとえば限られた部署だけが使うアプリや、役職者のみ利用するアプリなどを都度振り分ければ、部署間のセキュリティが保たれるでしょう。ログイン認証強度の設定もフレキシブルにできるため、テレワーク時は認証強度を高めるといった使い方が可能です。
更新日:2022-12-13
※本ページは、公表されている情報を元にミツモアが作成したものです。
Okta
Okta
Okta Japan株式会社
基本プラン要お問い合わせ
Okta
Okta Japan株式会社
Okta
基本プラン要お問い合わせ
  • 7,000を超えるクラウドやオンプレミスアプリと統合
  • 全てのデバイスからシームレスなアクセスが可能
  • 不正ログインに対するさまざまな防止策を実装

7,000を超えるアプリと統合し、シングルサインオンが可能です。アプリはクラウドやオンプレミス、モバイル問わず統合できるため、既存のアプリが使えないといった問題はほぼないでしょう。今使っているアプリをそのまま使えるので、スムーズに導入できます。

全てのアプリが統合管理されるため、利用者はどのデバイスからでもシームレスにアクセス可能です。またVPNやアプリ、サーバーやAPIまで全てのアクセスの保護に重点を置いているため、リモートアクセスでも安心して利用できます。どこからでも安全にアクセスできるので、多様な働き方にフィットするでしょう。

悪質なIPアドレスを検知しブロックしたり、強力なパスワードポリシーでパスワードリスクを回避したりといった対策で、不正ログインを防止します。また2段階認証や多要素認証も不正ログイン防止に役立つでしょう。いくつもの防止策を組み合わせることで、より高いセキュリティが実現します。
更新日:2022-12-13
※本ページは、公表されている情報を元にミツモアが作成したものです。

クラウド以外の幅広いサービスと連携できるIDaaS2選

ID Federation
ID Federation
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
基本プラン要お問い合わせ
ID Federation
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
ID Federation
基本プラン要お問い合わせ
  • クラウドアプリとオンプレミスアプリの認証を統合
  • 生体認証など多様な認証方法に対応
  • ID・アクセス管理の世界大手企業との提携で高度なセキュリティを実現

クラウドアプリとオンプレミスアプリの両方を扱う企業では、それぞれにIDとパスワードを管理しなければならず管理に手間がかかっていました。ID Federationはクラウドとオンプレミスの認証を統合し、シングルサインオンが可能です。複雑なシステム環境に柔軟に対応し、ID・パスワード管理の負担を軽減します。

通常のIDとパスワードによるログインの他、生体認証やセキュリティキー、ワンタイムパスワードなどさまざまな認証方法に対応しています。業務形態やセキュリティレベルによって設定でき、自社に最適な認証方法の採用が可能です。

シングルサインオンや多要素認証、アクセス制御などのIDaaSに必要な機能は全てID&アクセス管理の専門ベンダー世界大手のPing Identity社のソフトウェアライセンスを使用しています。信頼性の高いシステムで不正ログインの危険からアプリを守り、安心安全な利用が実現するでしょう。
更新日:2022-12-13
※本ページは、公表されている情報を元にミツモアが作成したものです。
基本プラン要お問い合わせ
LOCKED
株式会社onetap
LOCKED
基本プラン要お問い合わせ
  • クラウドもオンプレミスも1つのパスワードでログイン可能
  • セキュリティ強化のためにさまざまな機能を搭載
  • 台帳を使ってアカウントとライセンスを一括管理

LOCKEDのシングルサインオンは、クラウドアプリだけでなく会社独自のオンプレミス環境にも対応しています。PCだけでなくスマホやタブレットでも使え、OSの環境も選びません。複数のIDとパスワードを使い分ける必要がないため、利用者の負担軽減に繋がります。

状況に応じて、2段階認証や生体認証の設定が可能です。「社外のみ2段階認証」やデバイスごとの承認や凍結といった柔軟な設定ができるため、セキュリティの確保に役立つでしょう。パスワードの定期更新を要求・強制する機能を併用すれば、セキュリティをより強化できます。

社員情報に紐づいたアカウント情報や、ソフトウェアごとの利用状況などは全て台帳で一元管理されます。誰がどのソフトウェアのアカウントを持っているかだけでなく、利用されていない無駄なライセンス契約がすぐに分かるため、無駄を省きコストの削減が可能です。
更新日:2022-12-13
※本ページは、公表されている情報を元にミツモアが作成したものです。

IDaaS(ID管理システム)の選び方

自社が必要としているサービスやアプリと連携できるか

どれだけ優れたシステムでも、使いたいアプリやサービスと連携できなければ意味がありません。また今は使っていなくても事業の拡大に伴い今後必要になるであろうアプリがカバーできていれば、必要な局面になった際に追加するだけでそのままID管理が行えます。


必要なアプリと連携できるのはもちろん、先のことを考えると対応アプリ数の多さはIDaaSを選ぶ上で重要なポイントでしょう。業務上重要なシステムをオンプレミスまたは社内システムで使用している際は更に注意が必要です。


既存システムを大きく変えることなくID管理を一元化するなら、オンプレミや社内システムにも柔軟に対応できるIDaaSがおすすめです。


コストと料金体系が自社に見合っているか

IDaaSを提供する会社の料金体系はさまざまです。多くが1IDにつき月額料金が加算される形ですが、中には利用するSaaSの数で課金されるものもあります。また自社でクラウド環境を用意し、そこへIDaaSを設置するプライベートクラウドタイプなら初期費用と保守費用は必要ですが、月額料金は発生しません。


アプリや認証方法の追加でオプション料金が発生する製品もあります。認証方法によっては、別途認証機器の購入が必要なケースがあることも覚えておきましょう。


利用人数や連携するアプリ数、使いたい機能を洗い出し、費用対効果を考えて選ぶのが大切です。無料期間やお試しプランがあれば、利用してみるのも一つの手です。


求める高さのセキュリティを保てるか

IDaaSを導入すれば、同じパスワードやIDを使い回すことによる情報の流出や不正アクセスのリスクを防げます。しかし、IDaaSのIDに不正アクセスがあった際には大きなダメージを受けることになるでしょう。大事なシステムにアクセスするID・パスワードを安全に管理するためには、強固なセキュリティが必要です。


製品提供会社のセキュリティが高いかどうかを調べるには、「セキュリティや運用面の外部監査を受けている」「信頼性の高いセキュリティ認証を取得している」かを見ると良いでしょう。サービスの提供実績や提供年数も指標の1つになります。


さらにセキュリティを高めるためには、2段階認証や生体認証、多要素認証に対応している製品を選ぶと安心です。

IDaaS(ID管理システム)を導入するメリット

IDやパスワード管理業務の効率化

SaaSやIaaSなどのクラウドサービスの普及で、業務に使うアカウント情報は増え続ける傾向にあります。業務上使用する数々のアプリを各従業員に任せている場合、IDやパスワードの使いまわしリスクが高まるでしょう。とは言え、システム担当者が全ての従業員のアカウントを管理するのは多大な労力を要します。


IDaaSはクラウドやオンプレミスアプリのアカウント情報を統合し、1人の従業員につき1つのアカウントで管理します。アカウント付与や削除がIDaaS上から一括してできるため、管理の負担を減らし、業務の効率化に繋がるでしょう。


ログイン認証の簡略化でユーザーの利便性が向上

利用者にとって、業務上使うアプリが増えるとその都度ログインをしなければならず、ストレスを感じることもあるでしょう。IDaaSの機能のひとつ「シングルサインオン」は、統合したアカウント全てにひとつのID・パスワードでログインが可能です。ログイン操作が1度で済むため、利用者の利便性向上に役立ちます。


新しいアプリが導入されてもID・パスワード情報は増えず、他のアプリと同様にログインできるので本来の業務により注力できるでしょう。


認証基盤の構築やメンテナンスのコストを削減

これまでのアカウント管理は、Active Directoryなどの認証基盤をオンプレミス環境内に構築していました。しかし専用サーバーの設置や構築、運用、メンテナンスに大きなコストがかかります。運用していくにも専門知識が必要なため、知識を持った人材の確保も必要でした。


IDaaSはクラウド環境に認証基盤を置くため、サーバーの設置などにかかるコストは必要ありません。また専門知識が無くても使えるよう設計されているものがほとんどなため、初めての導入でも簡単に使えます。


セキュリティの向上

テレワークの推進など多様化する働き方で、セキュリティ対策が気になる企業は多いのではないでしょうか。IDaaSは連携アプリのアカウント情報を統合するため、アプリごとに異なるIDやパスワードを設定していると起こり得る「ID・パスワードの紛失や失念」「リスト攻撃によるアカウント乗っ取り」を防ぐことが可能です。


さらにワンタイムパスワードや多要素認証、端末制限などの信頼性の高い認証を組み合わせてセキュリティを高めることが可能です。他にも部署や役職別にアクセス制限をかけたり、退職者のアカウントを自動検知し削除漏れを防いだりといった機能を備える製品もあります。

IDaaS(ID管理システム)でできること(主な機能)

ID認証

認証方法にはシングルサインオンや生体認証、ワンタイムパスワード、認証キーなどさまざまな種類があります。シングルサインオンはIDaaSの主な機能で、1つのログイン動作で連携する全てのアプリにログイン可能です。


またIDやパスワードでのログイン以外に、指紋や顔などで認証する「生体認証」やデバイスに1度きりのパスワードを表示させるワンタイムパスワードなどさまざまな認証方法を選ぶことが可能です。複数の認証方法を組み合わせて使うこともでき、利便性とセキュリティの向上が期待できます。


ID管理

IDaaSでは全従業員のアカウント管理のほか、部署異動や入退職にともなうIDの増減にも柔軟に対応可能です。ひとつのダッシュボード上でアカウント情報を一元管理できるため、ライセンスの付与や削除が簡単になります。


アカウント利用状況を可視化して、非アクティブなライセンスを検知できる製品もあり、無駄なコストの削減に役立ちます。


ID連携

各アプリやシステムのIDを連携し、複数のサービス間で認証情報を共有します。その結果、シングルサインオンが可能になります。一度IDaaSに認証されれば、ログインする都度認証画面を開く必要はありません。一回のログインで全てのアプリやシステムが利用可能です。


アクセスコントロール

セキュリティ強化のため、ユーザーごとや端末ごと、環境によってアクセス制限がかけられます。たとえば部長職以上のスタッフにのみアクセス権を与えたり、スマホからのログインにはワンタイムパスワードを設定したりといった制限が可能です。


また製品によっては「閲覧のみ可能」「閲覧と編集が可能」など細かな設定ができるものもあります。


ログ管理

IDaaSを安全に運用するために必要なのがログ管理です。誰がどのアカウントを保持しているかや、ログイン情報が確認できます。


利用状況を把握することで不足しているIDや無駄なアカウントの発見に繋がるほか、アクセスログを取得すれば不正なユーザーからのアクセスにいち早く気づけます。アカウント管理の手助けになるだけでなく、セキュリティ強化も期待できる機能です。

平均2分!ぴったりのIDaaS(ID管理システム)探しをミツモアで

複数のアカウント情報を一元化できるIDaaSは、一般ユーザーの利便性を高め管理者の負担を軽減するため、業務上さまざまなアプリを使用する企業には欠かせないシステムです。またテレワークの普及など多様化する働き方で、乗っ取りや不正アクセスなどのサイバー攻撃からシステムを守るためにもIDaaSの導入を検討する企業は多いでしょう。


ただし、すべてのIDaaSが自社の求めるアカウント管理にフィットするとは限りません。クラウドアプリの連携数が多いサービスや認証強化に特化しているもの、シャドーID検知などの管理機能に強みがあるサービスなどさまざまな製品が存在しています。


多くの製品の中から最適なIDaaSを選ぶためには、平均2分でできる無料の自動診断を試してみるのがおすすめです。従業員数や業種、利用目的などの簡単な質問に答えるだけで診断ができ、自社の条件にマッチするIDaaSがわかります。

SaaS・ソフトウェア事業者さま向け
ミツモアに製品を
掲載しませんか?
ミツモアに製品を掲載しませんか?

ミツモアは依頼者さまと事業者さまをつなぐマッチングサイトです。貴社製品を登録することで、リードの獲得及び製品の認知度向上が見込めます。 さらに他社の掲載サイトとは違い、弊社独自の見積システムにより厳選されたリード顧客へのアプローチが可能です。 もちろん登録は無料。 ぜひミツモアに製品をご登録ください。