【2024年】会計ソフトの人気ランキング！中小企業・大企業で人気の製品は？

「会計ソフトを導入したいけど、選び方がわからない」「自分で探すのは大変」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか？

そこで役に立つのがランキングです。ランキングは、ベンダーや製品の信頼性や使いやすさを測る一つの指標になります。

本記事では、2023年7月から2024年6月までのミツモアのリクエストを基に、人気の高い会計ソフトを企業規模別にランキング化しました。

中小企業、大企業向けのランキングも併せてご紹介しますので、ぜひ会計ソフト選びの参考にしてください。

会計ソフトの人気総合ランキングTOP5

人気総合ランキングでは、以下の共通する特徴が見られました。

• クラウド型
• 豊富な連携機能
• 使いやすいUIとUX

総合ランキング1位の「マネーフォワード クラウド会計」は直感的な操作性と他のマネーフォワード製品とのシームレスな連携が特徴です。1か月間無料で利用できるプランもあるので、使い勝手を試してみてから利用開始したい企業におすすめです。

2位の「freee(フリー)確定申告」は、自動仕訳機能が充実しており、確定申告が初めての人でも安心して利用できます。加えて全てのプランでチャットやメールによるサポートがついているので、サポート体制は万全です。

3位の「OBIC7(オービックセブン)」は高度な分析機能やセキュリティ対策が充実しており、信頼性の高さが評価されています。またシステムはクラウドで利用でき、リアルタイムで情報を確認可能です。

個人事業主に人気の会計ソフトランキング

個人事業主に人気の会計ソフトランキングでは、以下の共通する特徴が見られました。

• 手軽な確定申告サポート
• シンプルな操作性
• 高度なセキュリティ

3位には「ブルーリターンA」がランクイン。毎年1月に税制改正に対応したバージョンアップが提供され、記帳から決算、申告、e-taxまで包括的にサポートします。操作性に関しては、操作マニュアルと解説動画がホームページで提供されており、初期設定から日常取引まで詳細に説明されているので安心です。

4位の「OBIC7(オービックセブン)」は高度な分析機能やセキュリティ対策が充実しており、信頼性の高さが評価されています。またシステムはクラウドで利用でき、リアルタイムで情報を確認可能です。

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中小企業に人気の会計ソフトランキング

※従業員数300名未満の法人からの依頼中小企業企業に人気の会計ソフトランキングでは、以下の共通する特徴が見られました。

• コストパフォーマンスの高さ
• わかりやすい操作性
• 導入のしやすさ

「ジョブカン会計」は、中小企業ランキング1位にランクインしており、使いやすさと他のジョブカン製品との連携が特徴です。キーボード操作だけで簡単に仕訳・記帳でき、処理速度も速いためストレスなく会計作業を行えます。

3位の「freee(フリー)会計」は、シンプルな操作性が中小企業に適しており、迅速に導入できる点が評価されています。初めて会計業務に従事する方や、スタートアップ企業などで会計を兼任している忙しい方でも、簡単に経理業務が行えます。

4位の「JDL IBEX会計」は、簡単で安全な仕訳帳簿処理を提供します。シームレスな操作性により、データ入力から帳表作成まで一貫して行うことが可能です。レシートや領収証の処理もスキャナーで簡単に行え、データを自動セットして整理や保管を簡略化できます。

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会計ソフトの人気総合ランキングTOP5製品を解説

人気総合ランキングTOP5の製品を特徴や費用、導入実績などとあわせて紹介します。

マネーフォワード クラウド会計

• 2,300以上の金融関連サービスと連携
• 自動仕訳機能で経理業務を効率化
• レポート機能で経営状況を把握できる

マネーフォワード クラウド会計は、外部システムとの連携が豊富にとれる会計ソフトです。銀行だけではなく、クレジットカードや電子マネーなど、2,300社以上の金融機関と連携することができます。

さらに、レポート機能を利用して、日々のデータを自動集計した結果から経営状況を可視化することができます。そのため、経営の安定化や、資金繰りの不安の軽減を促すことができます。

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freee(フリー)確定申告

• 経理業務の自動化機能
• 全プランにサポート付き
• 乗り換えサポートプランの提供

freee(フリー)確定申告は、確定申告を簡単に行えるだけでなく、経理業務の自動化も可能です。給与計算、請求書作成、マイナンバー管理、会社設立や開業届の作成など、多彩な機能を提供します。クラウドベースのため拡張性も高く、低価格で多機能な会計ソフトを求める方に最適です。

すべてのプランでチャットやメールによるサポートを提供しています。会計知識が乏しい利用者でも安心して利用可能です。高額プランに加入すると、さらに優先的なサポートが受けられます。

プレミアムプランでは、乗り換えサポートを提供しており、以前の会計データが多くても安心です。初期設定を含むサポートを受けられるため、業務が滞ることなくスムーズに移行できます。3,200以上の金融機関と連携しており、ウェブ明細の自動取得やスマホアプリでのレシート読み込みも可能です。

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OBIC7(オービックセブン)

出典：「OBIC7(オービックセブン)」公式Webサイト

• フロントからバックオフィスまでを連携
• 視覚的・直感的な操作性
• さまざまな端末に対応

OBIC7ではフロント系システムからバックオフィス管理システムまでを連携し、就業情報を一元管理可能です。労働時間管理をサポートし、勤怠管理の安定稼働を実現できます。労働基準法などの法改正に対応し、コンプライアンス遵守を徹底しているので安心です。

全従業員が簡単に使用できる操作性が特徴です。視覚的・直感的に使いやすく、勤怠打刻を含むすべてのメニューをひとつのWeb画面から操作・確認できます。さまざまな勤務形態に対応しつつ、操作性の高いシステムで、勤怠業務の効率化を図れます。

PCだけでなく、スマートフォン、タブレット、POS、非接触ICカード、指紋・指静脈認証など多様な端末に対応しており、リアルタイムで情報を確認可能です。またワークフローやセキュリティ機能を基本搭載しているため、内部統制もしっかりと整えられます。

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freee(フリー)会計

出典：「freee(フリー)会計」公式Webサイト

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ジョブカン会計

出典：「ジョブカン会計」公式Webサイト

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会計ソフトの導入メリット

時間と手間の大幅削減

会計ソフトを導入することで、手動での記帳や仕訳作業が大幅に簡略化でき、試算表や決算書類の作成も自動化されるため、経理業務にかかる時間を大幅に削減できます。企業は本来のビジネス活動により多くのリソースを集中でき、経営のスピードアップが図れます。特に中小企業や個人事業主にとっては、人的リソースを最適化する強力なツールとなるでしょう。

ミスの防止と信頼性の向上

会計ソフトの自動化機能は、計算ミスや入力ミスといった人為的エラーを防ぐ効果があります。特に、仕訳や転記が自動で行われるため、手動での計算や転記作業で生じるミスを大幅に減らすことができます。正確で信頼性の高い経理データを維持することが可能となり、会計監査や税務調査時にも安心して対応できる環境を整えることが可能です。

経費削減と柔軟な運用

会計ソフトを利用することで、外部の会計士や経理専門家への依存を減らし、長期的には経費の削減が期待できます。特に、クラウド型の会計ソフトを導入すれば、初期費用を抑えつつも、複数のユーザーが同時に利用できる環境が整います。また、法人だけでなく個人事業主にも対応しているため、事業規模や業種に応じた柔軟な運用が可能です。

リアルタイムの財務状況把握

会計ソフトは、取引データをもとにリアルタイムで財務状況を把握できるレポートを自動生成します。キャッシュフローや売上実績の推移をグラフ化する機能も備えており、経営陣は会社の経営状態を即座に把握しやすくなります。経営改善や戦略的な意思決定が迅速に行えるようになり、企業全体の運営がよりスムーズに進むことが期待できるでしょう。

導入の際の注意点

書類の整理と入力環境の準備をする

会計ソフトはデータの入力後に効力を発揮するため、領収書や請求書などの紙書類は事前に整理しておくことが重要です。特に、これらの書類が乱雑に保管されていると、入力作業が遅れる原因になります。整理整頓された状態を維持し、入力がスムーズに行える環境を整備することで、会計ソフトの効果を最大限に引き出せます。入力が煩雑になることを防ぐためにも、定期的な書類整理を心掛けましょう。

取引データの確認と連携設定をする

会計ソフトの自動仕訳機能を活用するには、事前に取引データを正確に連携させる設定が必要です。銀行取引のデータは、契約銀行によってインターネット上で取得できる期間が限られていることがあるため、定期的にデータを確認し、最新の取引が反映されているかチェックしましょう。取引データが正しく連携されないと、後から手動で修正する必要が生じ、余計な手間が増える可能性があります。確実にデータが記録されているか、導入後も定期的な確認が必要です。

ある程度の会計知識は事前に習得する

会計ソフトは初心者にも使いやすい設計がされていますが、ある程度の会計知識は必要です。特に、会計処理を行う担当者は簿記の基本を理解していることで、ソフトが自動生成した帳簿やレポートの正確さを確認し、誤りがあった場合に即座に対応できます。経理経験がない従業員が担当する場合、会計や税務に関する基礎知識を習得しておくことで、ソフトを効果的に活用し、業務を円滑に進めることができます。

クラウド型利用時にはインターネット環境を確保する

クラウド型会計ソフトを利用する場合、安定したインターネット環境の確保が必須です。インターネット接続が不安定だと、ソフトへのアクセスが困難になり、業務が滞る可能性があります。特に、ネットワーク障害が発生した場合、会計業務が完全に停止してしまうリスクもあるため、信頼性の高いプロバイダーを選び、回線の品質をチェックしておきましょう。また、定期的なバックアップとセキュリティ対策も重要です。

ランキングを参考に最適な会計ソフトを見つけよう

本記事では、会計ソフトの人気ランキングを会社の規模別に紹介しました。

ランキングは製品への信頼と安心の指標になるため、導入検討の大きな参考になります。一方で、人気製品だからといって自社に最適な製品とは限りません。会計ソフト選びに迷った際には、まずは自社の課題と必要な機能の整理をすることが必要です。

会計ソフトは、業務の効率化や法改正への適切な対応などに欠かせないツールです。人気ランキングを参考にしながら、自社に最適な会計ソフトを見つけていきましょう。

以下の記事では、ランキングに登場していない会計ソフトも一挙に紹介しています。製品の特徴や料金なども徹底比較しているので、ぜひあわせてご覧ください。