自己紹介(事業内容・提供するサービス)
亡くなった方が生涯を全うされた証をご遺族、ご親族、ご友人、会社関係の方々が感謝の お気持ちを込めてお見送りする儀式だと思います。
お見送りの儀式をお手伝いさせて頂くことが葬儀社の役目であります。
「焼くだけでいい」「葬式はせんでいい」とおっしゃってる親御様も沢山おられることだと存じます。
私の最愛の祖母は13年前に78歳で他界しました。
勿論、安く済ませて、と言ってました。祖母と最後に会ったのも私でした。
仕事で中々面会時間内に行けず、半年以上後に偶々17時で退社出来たので、やっと行けたのです。当時私の子供が3人共幼かったので、顔見て少し会話してから帰宅する予定でした。逆に祖母が「子供のお迎えがあるから早よ帰り」が口癖だったのに 病室開けるとまるで別人で弱って居ました。夕食も流動食で看護婦さんに手伝ってもらい薬も済ませ暫くたって「帰るね~」と伝えると「帰らんとって、帰らんとって」と細々とした声でした。「また来るし!又仮退院しようね!」のやり取りを少しした後、 手を振りながら病室を出ました。それが最後の祖母の姿でした。
その12時間後、息を引き取りました。朝方病院へ駆けつけた時はほんのり温かい身体で 息は無かった事で「もっと居れば良かった、ごめんね」と何度も心の中で叫びました。
その当時は会社勤めの私であり未だ高かった時代で家族、親族だけの葬儀でしたがお布施、料理を含め150万円以上かかりました。喪主である叔母と、もう一人の叔母が施主でした。
孫である私は納棺するまで、他の従業員に触れてほしくなく自分と身内でしました。
祖母の葬儀の日、お別れの時間、出棺の時、火葬場までの道中、 一切未だに思い出せません。
火葬場に到着し柩が炉に納まり荼毘に付す際、現実に戻り叫んでた記憶ははっきり覚えています。「今までありがとう!!」。と。それからも放心状態のままでした。 その時からご遺族の心境も全く同じではありませんが寄り添いたい気持ちが芽生え た事でお客様のお気持ちを更に深く感じる事が出来ました。
私は葬儀業界に関わって居たから仏衣着せたり納棺など祖母の時は出来ましたが ご遺族の方は葬儀者任せをせざるを得ない不安も本当に分かります。
そんなご不安も和らいで頂きたく存じます。沢山のご要望にお応えさせて頂いております。