定年退職後、年金の他に株取引で20万以上の収入がありました。申告の方法を教えてください。
国内証券会社での取引の場合、証券口座の種類は次の3パターンがあります
①特定口座源泉徴収あり
②特定口座源泉徴収無し
③一般口座
<最終的な損益が利益の場合>
①の場合は証券会社側で自動的に損益計算と源泉徴収が行われるため確定申告は不要です。②③の場合は分離課税による確定申告が必要になります。
<最終的な損益が損失の場合>
①~③とも確定申告は不要です。ただし、①~③とも、確定申告をすることにより、損失を翌期に繰り越すことで、翌期に利益が出た場合に相殺できる制度を利用することができます。
自宅オフィスの家賃、高熱費等を経費とする場合の計算方法と領収書はどうすればいいですか?
オフィスとして使っている部屋の面積の割合などで按分するといいと思います。特に決まりはないので、事業用として使っている分を最も的確に計算できる(合理的な説明が可能な)基準であれば問題ありません。領収書は他の経費と同様に保管が必要です。
確定申告をしたいのですが、源泉徴収票がない収入があります。どうすればいいですか?
①入金のもとになる資料、例えば、こちらが先方に提出した請求書控え、領収書控え、先方からの振込予定表など。
②銀行振込記録
があれば問題ありません。
現金による受取の場合は、会計ソフトの仕訳以外にも、入金伝票を詳細に記載して残しておく、先方に渡した領収書控えを残しておく、現金出納帳を作成するなどで問題ありません。
顧問税理士を変更した際の会計データはどのような形で引き継ぐのがいいのでしょうか?
①会計ソフト・給与ソフトのバックアップデータ
②仕訳帳、総勘定元帳、試算表、固定資産台帳、給与台帳のcsv又はtextデータ
この2種類の形式で旧税理士からデータの提供を受けるとよいと思います。
データの改変を嫌がる税理士さんもおられて、もしこれらのデータがもらえない場合は、最悪②の資料をPDFで受け取るべきです。
会社を始めました。顧問税理士を探す際、一番見るべきポイント、判断基準は何でしょう?
税理士事務所でも事務所の方針や得意分野が違います。
たとえば、記帳代行を積極的に受ける事務所と自計化を前提として巡回監査と経営アドバイスを中心業務とする事務所では事務所のスタンスが全く違います。
そのため、御自身のお願いしたい内容に合う税理士を選ぶことが一番です。
これがマッチしていないと、毎月の試算表から経営アドバイスが欲しいのに前者の事務所と契約しても、満足いくものは得られないでしょう。逆に仕訳から丸投げしたいのに、後者の事務所と契約しても自計化を勧められるだけです。