「相続税は相続専門の税理士さんにお願いすべき」と聞きました。相続税に強い税理士さんかどうか、見極めるには何を見ればよいのでしょうか?
以下のポイントについて確認すれば、見極めができます。
①相続税が最小となる遺産の分け方を提案できる
②過去の通帳から、税務調査で問題になることがないかチェックできる
③書面添付制度を利用できる
④不動産の現地調査ができる
⑤税理士が最後まで担当できる
父が他界しました。相続の手続きは税理士と行政書士のどちらにお願いすればいいのでしょうか?
相続全般を依頼する場合は、資格や業種で選ぶのではなく、相続に特化している事務所を探します。それぞれの事務所によってサービスや料金が違うので、それらを比較して決める事が大事です。
相続全般についてコンサルティングを受けたいと考えているのであれば、司法書士、税理士、などというだけで選ぶのではなく、どれだけ相続に専門的に特化しているか、という点を判断し、またその事務所ごとのサービス内容を比較した上で決めて頂いた方が良いです。
相続税の手続きを全て自分でやることのメリットとデメリットを教えてください。
相続にかかる手続きは、じっくり調べれば自分で終わらせることができるものも多いです。これが、専門家に報酬を払わなくても済むメリットです。
しかしながら、デメリットもあります。
1つ目は、移動や作業の時間を考えると、専門家へ依頼するよりも負担が大きい
2つ目は、専門的な法律を駆使して手続きを進めることが困難であり、税務署に余分な相続税を取られるデメリットがある。
会社経営をしていた父が亡くなりました。会社を相続する場合、何から始めたらいいでしょうか?
会社の相続手続きとしては、出資持分または株式の名義書き換えが必要になります。相続するにおいては、出資持分または株式の価値をどれくらいあるのかを調べなければなりません。計算方法は大中小の会社規模により区分されます。
●大会社:類似業種比準価額方式
●小会社:純資産方式
●中会社:類似業種比準価額方式と純資産方式の併用
生前贈与を検討中です。税理士さんに相談する費用は何が目安になりますか?時間給?総財産額?
旧税理士業務報酬規定では贈与された金額に応じて報酬が決められていますので、この方式で贈与税申告書作成、税務代理報酬を決める方法が一般的です。
なお、贈与の税務相談だけの場合であれば、1時間あたり1万円が相談料の基準です。