攻撃型生産管理TPiCS-Xの評判や料金プラン、特徴を解説

TPiCS-Xとは、株式会社ティーピクス研究所が提供する製造業向け生産管理システムです。同社の生産管理システムは1985年の販売開始以来、多くの製造業で採用されており、特に繰返生産と個別生産の両方に対応できる柔軟性を特徴としています。

本システムは、MRP（資材所要量計画）をベースとしながら、日本の製造現場で求められる機能を実装しています。具体的には、生産計画の立案から製造指示、進捗管理、在庫管理まで一連の業務をカバーし、製造リードタイムの短縮や在庫の適正化を支援します。

多品種少量生産や変種変量生産といった複雑な生産形態にも対応可能で、内示情報を活用した先行手配機能や、製番管理機能なども備えています。インターフェースは Windows ベースで構築されており、Excel との連携機能により、既存の業務フローを活かしながら導入を進めることができます。

導入支援については、認定パートナー企業によるコンサルティングサービスや、定期的な研修会の開催など、体系的なサポート体制が整備されています。

特徴1 様々な生産形態を1つのシステムで管理可能

異なる生産形態が混在していても、1つのシステムで管理できます。たとえば同じ製品を大量に生産する「量産繰返生産」と、受注ごとに設計や仕様を変更する「個別一品受注生産」が混在する工場でも問題ありません。需要の変動に柔軟に対応し、管理の手間が省けます。

特徴2 自由にカスタマイズ可能な帳票テンプレート

Excel形式のテンプレートが用意されているので、そのまま使う他カスタマイズも可能です。作業指示書や注文書、外注加工依頼書、材料支給作業指示書、出荷指示書など1から作ると面倒な帳票が簡単に作成でき、業務がスムーズに進められます。

特徴3 多言語対応で海外工場も安心

海外に工場を構える企業では、多言語に対応できるシステムが重要です。TPiCS-Xは日本語、英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、ベトナム語に対応しています。異なる言語間での導入がスムーズに行えるため、新規導入だけでなく乗り換え時の混乱が少なく済むでしょう。