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【2025年】WAF(Web Application Firewall)比較10選!導入メリットやおすすめ製品の選び方

WAF(Web Application Firewall)比較おすすめ10選

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最終更新日: 2025年5月30日
目次

WAF(Web Application Firewall)とは

WAFとは、Webアプリケーションの脆弱性を突くサイバー攻撃を防ぐために特化したセキュリティツールです。DDoS攻撃やSQLインジェクション、ブルートフォースアタックなど、脆弱性攻撃全般を防げます。


Webアプリケーションを導入する際、脆弱性がない状態で納入するのは困難です。また脆弱性攻撃はWAF以外のセキュリティツールでは防げません。機密情報漏えい防止やセキュリティ対策強化のため、導入する企業が増えています。


しかしはじめてWAFを導入する場合、わからない点や不安を抱えている方もいるでしょう。この記事では、WAFを導入するメリットや選び方、おすすめのWAFについてまとめました。

WAF(Web Application Firewall)おすすめ10選

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バルテス株式会社
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特徴1 専門的な知識がなくてもセキュリティ対策ができるどんなに強固なセキュリティ対策を実施しても、担当者が使いこなせなければ意味がありません。直感的で視認性にこだわった管理画面なので専門知識は必要なく、気軽にWebサイトのセキュリティを強化できます。特徴2 申し込みからすぐに導入可能初期設定はDNSの変更対応のみなので、申し込みから導入までが早いのがPrimeWAFの特徴の一つです。導入後は専任のセキュリティチームによるCVEの確認や、防御パターンへの自動更新などしっかりと自社のWebサイトを防御します。特徴3 わかりやすい管理画面でWebサイトの脅威を視覚で確認PrimeWAFが検知した不正な通信履歴をもとに、Webサイトの状況をわかりやすく管理画面に表示します。どんな攻撃で脅威度はどのくらいなのかをグラフと数値で確認可能です。またレポート機能も搭載されているので、期間ごとに比較や効果検証がしやすくなっています。
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特徴1 PV数にあわせたプランを低予算で導入可能WAF、CDN、DDoS対策を兼ね備えたCloudflare ProプランやBusinessプランをサイトのPV数にあわせたプランを低予算から導入可能です。大規模WebサイトにはSoCとあわせたEnterpriseプランも導入可能です。特徴2 豊富な実績にもとづく導入支援と運用サポートPoCから導入支援や初期チューニング、運用までを提供元のクララ株式会社がサポートします。ITインフラのプロフェッショナルとして、25年の豊富な実績で蓄積してきたナレッジをベースに企業の課題を解決に導きます。企業はリソースを割くことなく、運用負担を抑えたセキュアな環境の実現が可能です。特徴3 柔軟なルール設定が可能詳細なチューニングが不要で利用を開始できます。Cloudflare社のマネージドルールセットとOWASPのコアルールセットが用意されており、自動更新されるためです。またユーザーエージェント/URL/クライアントIP/国などの情報をベースに細かくカスタマイズしたルールと併用することにより、自社のセキュリティ要件に沿った設定で柔軟にWAFを運用できます。
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株式会社レイ・イージス・ジャパン
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特徴1 高度なAIエンジンによるサイバー攻撃対策Ray-SOC WAFは、独自開発のAIエンジンを搭載したクラウド型のサイバー攻撃対策ソフトです。世界中のハニーポットやユーザサイトで発見された攻撃手法を学習し、ゼロデイ攻撃や難読化された攻撃、ボディ部分に埋め込まれた複雑な攻撃パターンまで高精度で検知します。特徴2 専門家による24時間365日の監視体制顧客の運用負担を軽減するために、専門家によるセキュリティ監視をRay-SOCセンターで24時間365日おこなっています。WAFで検知したログを常時監視し、危険な兆候を発見した場合は速やかに顧客へ連絡し、追加対処を検討します。特徴3 国内外の認証取得と豊富な導入実績経済産業省が策定した情報セキュリティサービス基準適合サービス台帳への登録と、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)適合性評価制度の認証を取得しています。また世界各国の金融機関や政府系機関を中心に2,800件以上の導入実績があり、台湾政府のセキュリティベンダー格付けでもトップクラスにランクインしています。(※)※ 株式会社レイ・イージス・ジャパン(2024年5月時点)
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特徴1 WAF、DDoS防御、改ざん検知が基本プランで利用可能BLUE Sphereは、WAFやDDoS防御、改ざん検知機能が基本プランに含まれているクラウド型の総合セキュリティサービスです。企業のWebサイトを多層的に保護することで、安全性の高いオンライン環境を構築できます。特徴2 サイバーセキュリティ保険を自動付帯三井住友海上との連携により、サイバーセキュリティ保険が自動的に付帯されます。Webサイトの防御機能だけでなく、万が一事故が発生した場合の賠償費用も補償の対象となるため、リスク管理を幅広くおこなえます。特徴3 Webサイト無制限登録と低価格なプラン登録できるWebサイトの数には制限がないため、複数のWebサイトを運営する場合でも追加費用が発生しません。また、SSL化(https対応)も、無償で対応。拡張性のあるセキュリティ対策を実現します。
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株式会社ROCKETWORKS
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特徴1 運用サイトにあわせたプランを選べるイージスは「エージェント連動型」と「DNS切り替え型」の2つのプランを提供しています。それぞれセキュリティの特徴が異なり、運用しているWebサイトにあわせてプランを選べます。自社に必要なセキュリティ対策を理解している企業にオススメのツールです。特徴2 工事が不要で簡単に導入ができる導入はプログラムのインストール、もしくはDNS切り替えだけで完結します。導入までに時間がかからないため、すぐに利用開始できます。現時点でのセキュリティに不安があり、スピーディに導入したい企業でも安心です。特徴3 1カ月間無料で運用の確認が可能1カ月間無料で体験でき、運用を試せます。導入から2週間経過後、サイバー攻撃診断結果を報告。ツールの導入によって、どれくらいの攻撃をブロックできたのか目視で確認できます。
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株式会社サイバーセキュリティクラウド
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特徴1 クラウド型のWAF(Web Application Firewall)攻撃遮断くんはクラウド型WAFなので、Webアプリケーション層への攻撃に対して高い効果を実現。クロスサイトスクリプティングやOSコマンドインジェクションなどのファイアウォールやIPS/IDSではカバーしきれなかったサイバー攻撃からも自社サイトを守れます。特徴2 365日稼働するサポート体制が充実開発から運用、導入後のサポートまですべて自社でおこなっているため、緊急時には早急な対応が可能です。稼働率実績も限りなく100%に近く(※)、セキュリティ対策サービスが停止することはほとんどありません。特徴3 最短1日で手軽に導入できるクラウド型のサイバー攻撃対策ソフトなので、現行システムを変える必要がありません。さまざまな業種のWebシステムに対応しており、最短1日での導入が可能です。早急にセキュリティ対策を導入したい企業のニーズに応えています。※ 株式会社サイバーセキュリティクラウド調べ(2023年4月現在)
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特徴1 5つのサービスを1つのプラットフォームで完結Cloudbric WAF+は、新しいテクノロジーを生かしたWAFサービスだけでなく、5つのサイバー攻撃対策に対応したサイバー攻撃対策ソフトです。脅威IPや悪性ボット遮断サービスでは、豊富なデータから割り出された悪質なIPやボットを即座に検知し、通信を遮断。SSL証明書の自動発行や無償提供により、導入の手間と管理費用を削減します。特徴2 マネージドセキュリティサービスを提供導入直後から30日間のデータをもとに、個別のセキュリティ運用方針を提供します。個々のWebサイトにあわせた提案で、誤検知や過剰検知などを抑え、堅牢なセキュリティを実現します。運用中には不正アクセスを検知し、サイバー攻撃を受けても被害を軽減します。特徴3 専門家知識不要の使いやすい設計専門的な知識がなくても使いやすい設計を採用しています。画面の見やすさはサイバー攻撃の早期発見にもつながります。レポートメニューからは過去3ヵ月分のレポートを自動で作成する機能もあり、調査や運営方針の決定が可能です。
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株式会社セキュアスカイ・テクノロジー
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特徴1 高度な技術で納得の防御性能を実現Scutumは、従来のシステム技術に加えて、データサイエンス分野の知見を高度に組み合わせたWAFエンジンを採用したサービスです。高性能な機械学習によりサイトごとの特性をつかみ、脅威の検知を素早く発見する「アノマリ検知機能」を導入し、誤検知の可能性を削減。検知精度の向上と誤検知の削減を両立したシステムにより、効率の良いセキュリティ対策が可能です。特徴2 脆弱性に即対応できる開発連携体制を構築脆弱性への素早い対応を重視しているため、新たな脆弱性情報が入り次第、既存のパッケージで対処可能か調査、検証します。既存のパッケージで対応できない場合は開発チームを連携し、検知システムや防御ロジックの対策します。特徴3 さまざまなサイトで活用可能なサービス豊富な導入実績を誇るクラウド型のWAFサービスです。コーポレートサイトから開発用サイト、製品情報提供サイトなど多岐にわたり、さまざまなジャンルで活用できます。
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バラクーダネットワークスジャパン株式会社
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特徴1 対策が難しいゼロデイ攻撃やDDoS攻撃を正確に検知ゼロデイ攻撃やDDoS攻撃、クロスサイトスクリプティングなど、広範囲に被害をおよぼすサイバー攻撃を防ぎます。高性能検知エンジンとスマートシグニチャによって、サーバーに負荷をかけずに脅威を検知します。特徴2 URLの暗号化によって第三者からのデータ改ざんや破壊を防止取引先とデータを共有する際にURLを暗号化し、データの改ざんや破壊、流出を防ぎます。データ受信者は暗号化URLのみを使用するため、復元の過程で内容を識別される心配はいりません。特徴3 機械学習を駆使した脅威検出によって悪意のあるボットを検出「Advanced Bot Protection」を搭載しており、正当なトラフィックとユーザーを装った悪意のあるボットを検出します。アクセスポイントの保護によって、通信障害や速度遅延が発生する心配はいりません。
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デジサート・ジャパン合同会社
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特徴1 脆弱性に関する情報を常に収集し緊急パッチでの対応回数を削減Webアプリケーションの脆弱性に関する情報を常に収集し、セキュリティ対策に反映しています。新たな脆弱性を発見した際はシグネチャを自動で更新するため、都度作業をおこなう必要はありません。緊急パッチでの対応回数を減らし、業務負担増大を防ぎます。特徴2 マルウェアを検知しモバイル端末のユーザビリティ低下を防止悪意のあるJavaScriptを無効化し、マルウェア感染によるモバイル端末のパフォーマンス低下や不具合の発生を防ぎます。常に安全に利用できる環境を整備し、従業員へ安心感を与えられます。特徴3 サービス導入の際にインフラ環境構築や煩雑な手続きは不要サービス導入の際、必要な手続きはDNSの設定変更のみです。サーバーやネットワーク機器の調達は必要ありません。導入後もサーバーへ過度な負担をかけずに、安全性を強化できます。
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WAF(Web Application Firewall)の主な仕組み瀬

ブラックリスト方式

ブラックリスト型とは、既知の攻撃パターンをシグネチャに登録する方法です。過去に検出した不正アクセスやサイバー攻撃の兆候と一致した通信を遮断します。


複数のWebアプリケーションへも適用可能です。過度なアクセス制限を避けられる一方、未知のマルウェアやサイバー攻撃には対応ができません。最新のセキュリティ対策を反映して安全性を強化するには、定期的なシグネチャの更新が必要となります。


ホワイトリスト方式

ホワイトリスト型とは、内部ネットワークへのアクセスを許可するパターンすべてをシグネチャに登録する方法です。シグネチャに登録した内容に一致しない通信はすべて遮断するため、相手が攻撃パターンを変えた場合や未知の攻撃も防げます。


ただしWebアプリケーションのURLや数値など、シグネチャには詳細な内容を登録しなければなりません。セキュリティに精通した人材がいないと、難しいでしょう。


ファイアウォールとの違い

ファイアウォールとは、ネットワーク内部への侵入を試みる不正アクセスを防ぐセキュリティツールです。サイバー攻撃からネットワーク機器やPCを守るのが、ファイアウォールの役割です。


外部からのアクセスを許可するかどうかは、IPアドレスやポート番号など、送信先や送信元の情報から判断します。WAFと異なり、DDoS攻撃やSQLインジェクションなど、Webアプリケーションの脆弱性を突く攻撃には対応できません。


IPS/IDSとの違い

IDS(Intrusion Detection System)は、不正侵入検知システムと呼ばれています。外部からの不正アクセスやサイバー攻撃を検知し、素早く管理者へ通知するのが役割です。


一方でIPS(Intrusion Prevention System)は不正侵入防御システムと呼ばれ、不正アクセスやDoS攻撃などを防ぎます。ネットワーク機器やサーバー、システムをサイバー攻撃から守るのが役割です。

WAF(Web Application Firewall)の主な種類

ホスト型

WebサーバーにWAFをインストールして利用するタイプです。新しくサーバーを購入する必要がないため、初期費用を抑えられます。ソフトウェアのインストールだけで導入作業が完了するため、導入の手間を省けます。


ただし初期設定や運用は自社で対応しなければなりません。サーバーの数が多いと、初期費用や運用費が高騰します。サーバーの数が少なく、セキュリティ人材が社内にいる場合に適した方法といえます。


アプライアンス型

WAF専用のハードウェアを購入し、Webサーバーの前に設置して利用するタイプです。リソースの圧迫を避けられる点が特徴です。WebアプリケーションやWebサーバーの数が多くても、安定したパフォーマンスが期待できます。


ただし専用機器を購入するのに多額の初期費用が必要です。ネットワークの設定変更も必要となり、手間がかかります。資金力が豊富で、大規模ネットワークを持つ企業に適した方法といえるでしょう。


クラウド型

インターネット上でWAFの機能をサービスとして利用できるタイプです。導入する際、専用機器やソフトウェアのインストールは必要ありません。ネットワークの設定変更だけで導入作業は完了するため、すぐに運用を始められます。


メンテナンスやアップデートもWAFを提供する企業側に任せられるため、運用負担も大幅削減が可能です。WAFの機能性やサポートの品質は企業によって大きく変動する点が、注意点として挙げられます。

WAF(Web Application Firewall)の選び方

検知可能なサイバー攻撃の対象が幅広いか

情報漏えいやサーバーダウンを防ぐためにも、検知対象の範囲が広いWAFを選びましょう。WAFを導入するだけで、多くのサイバー攻撃を防げます。


たとえばゼロデイ攻撃に対応できると、脆弱性対策を反映した修正プログラムをスムーズに適用できます。ゼロデイ攻撃は脆弱性への対処を施した修正プログラムを適用する前に、脆弱性を突くサイバー攻撃です。攻撃を防ぐのが難しく被害範囲も広範囲にわたるため、事前に検知できれば安心感が得られます。


またWebサイトの改ざん検知機能を搭載していれば、ユーザーのマルウェア感染や個人情報流出を避けられます。さまざまなリスクを軽減するためにも、検知範囲が広いWAFを選びましょう。


API連携や保護対象の拡充に対応できるか

API連携に対応したWAFを導入すると、外部システムのセキュリティ状況をスムーズに把握できます。各システムのサイバー攻撃の有無や発信源などを1つの管理画面で確認できるため、個々のシステム画面で対応する必要はありません。


IDS/IPSやログ解析ツールと連携し、エンドポイントの検知条件をWAFに設定すれば、セキュリティ対策を自動化できます。シグネチャの更新も自動化できるWAFが多く、常に最新の脆弱性対策を講じられます。また業務で使用するWebサイトやシステムが増減する可能性がある場合、拡張性に優れたWAFを選びましょう。保護対象の拡大や減少が発生しても、スムーズに対応できます。


システムは使いやすいか

サーバーに負担をかけずに運用できるかどうかも重要なポイントです。リソースを過度に消費するタイプだとサーバーに必要以上の負担がかかり、速度遅延や通信障害が発生します。最悪の場合はサーバーダウンを招き、Webサイトを運用できません。WAF導入によって、サーバー性能やサイトのユーザビリティが低下しないかを確認しましょう。


無料トライアルが用意されていれば、積極的に活用するのも有効です。無料トライアルを利用すれば一定期間、費用をかけずに機能性や検知精度、サポートの充実度など、さまざまな点を確認できます。仮に自社と相性が合わなかったとしても、初期費用は投じておらず、大きなダメージには至りません。


サポート体制は充実しているか

サポート体制が充実した企業を選ぶことが重要です。はじめてWAFを導入する場合、不安やわからない点も多いでしょう。手厚いサポートが望めれば、仮にトラブルが発生しても素早い解決が望めます。


たとえば24時間365日体制でWAFやセキュリティの管理を企業側に依頼できると、情報漏えいの不安を最小化できます。サポートチームにはセキュリティに精通した人材が多数在籍しており、異常を見逃す心配はいりません。


自社専属チームからサポートが得られると、運用に関する相談もしやすくなります。オンラインヘルプの充実度が充実していれば、必要な情報を効率的に収集できるため、企業側に問い合わせをする必要もありません。


予算に見合っているか

予算に合ったWAFを選ぶためには、タイプ別の特徴を知ることが重要です。導入費用をもっとも安く抑えられるのは、クラウド型です。導入時にインフラ環境構築や専用機器を購入する必要はありません。メンテナンスやアップデートも企業側に任せられるため、システム担当者の業務負担を軽減できます。中小企業向けに月額費用を数万円に設定する企業も増えているため、導入の検討がしやすいでしょう。


ホスト型もソフトウェアをインストールすれば運用できるため、初期費用を比較的抑えられます。ただしサーバーの数が多く、ネットワークの規模も大きいと、運用費の高騰を招きます。

WAF(Web Application Firewall)導入のメリット

脆弱性攻撃全般を防げる

WAF導入によるメリットは、Webアプリケーションの脆弱性を狙ったさまざまなサイバー攻撃を防げる点です。DDos攻撃やSQLインジェクション、OSコマンドインジェクションなど、脆弱性攻撃全般の発生を防げます。


ほかのセキュリティツールでは脆弱性攻撃を防げないため、脆弱性を完全になくした状態で新たにWebアプリケーションを導入するのは困難です。脆弱性攻撃による情報漏えいやサーバーダウンを防ぐためには、WAFが必要です。近年はAIを搭載したWAFも増えており、未知のマルウェアも検知できます。


事後対策によって被害を抑えられる

不正アクセスやサイバー攻撃を受けた場合でも、ダメージを抑えられます。被害が拡大しないよう、シグネチャの内容に合致した通信をすべて遮断します。修正プログラムを適用する前に再び脆弱性を突くゼロデイ攻撃や、ゼロデイ攻撃によるモバイル端末のマルウェア感染や乗っ取りを防ぎ、復旧作業の工数を抑えられます。


またログデータから攻撃者の能力や傾向、発信源など、サイバー攻撃に関するさまざまな情報を収集可能です。分析したデータをセキュリティ対策に反映でき、機密情報漏えいのリスクを抑えられます。


情報漏えいによる多額の利益損失を避けられる

WAFの導入によって、脆弱性攻撃による機密情報漏えいのリスクを減らせます。近年はサイバー攻撃の多様化によって、中小企業がターゲットになるケースも珍しくありません。


仮に顧客情報が流出した場合、社会的信用低下やイメージダウンは避けられないでしょう。損害賠償を請求される可能性も高く、今後の企業経営が大変厳しい状況に追い込まれる場合もあります。多額の損失を避けるためにも、機密情報の取扱いに細心の注意を払わなければなりません。


OSコマンドインジェクションやクロスサイトスクリプティングなどの脆弱性攻撃は、WAFでしか防げません。WAFの導入によって脆弱性攻撃の脅威を減らし、機密情報の保護体制を強化できます。


煩雑な業務を任せられる

クラウド型のWAFを導入した場合、メンテナンスやアップデート、障害復旧作業を企業側へ任せられます。手間をかけずに常に最新のセキュリティ対策を反映できている状態です。未知のマルウェアやサイバー攻撃にも対応でき、情報漏えいのリスクを軽減できます。また煩雑な作業を一任することで、システム担当者は別の作業に時間と労力を割けます。


24時間365日体制でのセキュリティ管理をサービスとして提供している場合もあり、システム担当者へ過度な負担を強いる心配はいりません。ネットワーク内の異変を素早く検知し、被害の発生を抑えられる点もメリットです。セキュリティに関する豊富なノウハウを持つ方が窓口となるため、疑問点が発生しても丁寧な対応が期待できます。

WAF(Web Application Firewall)の主な機能

通信のモニタリング

通信状況を常に監視している機能です。内部ネットワークへの通信許可は、事前に設定しておいたシグネチャの内容と照合して判断します。シグネチャの検知方式は、ブラックリスト型とホワイトリスト型に分けられます。


Cookie保護機能

Cookieとは、サイトを訪れたユーザーのIDやアクセス履歴などをまとめたファイルです。情報を登録すると、ログイン作業を省けます。WAFの導入によって、Cookieの改ざんや乗っ取りを防げます。


シグネチャの更新

シグネチャとは、不正アクセスやサイバー攻撃などを識別するためのルールブックです。シグネチャによって、外部からの通信許可を判断します。多くのWAFには、シグネチャの自動更新機能が搭載されています。


ログ・レポート

不正アクセスやサイバー攻撃と判断された通信の内容を確認できる機能です。サイバー攻撃の回数や攻撃能力、攻撃パターンなどを分析できるWAFもあります。集計したデータは、レポートにまとめられます。


特定URL除外・IPアドレス拒否

特定URL除外機能とは、安全と判断したWebサイトのURLを警戒対象から外す機能です。一方、IPアドレス拒否機能は、危険と判断したIPアドレスからのアクセスを拒否します。対象は自由に設定できます。

WAF(Web Application Firewall)導入時の注意点

Webアプリケーションの動作へ影響する

ソフトウェア型のWAFを選択した場合、Webアプリケーションのパフォーマンス低下を招く可能性があります。サーバーにインストールして利用するため、サーバー内のリソースを必要以上に消費すると、不具合が起きる可能性が高まります。選定作業の際、Webアプリケーションのパフォーマンスに影響を与えないかを確認しましょう。企業側に運用を一任できるクラウド型のWAFを選ぶのも1つの選択肢です。


WAFでは防げない攻撃もある

WAFはWebアプリケーションの脆弱性を突く攻撃の防御に特化したセキュリティツールです。ランサムウェアや標的型攻撃など、特定のターゲットを狙った標的型攻撃は防げません。


またネットワーク機器やWebサーバーの脆弱性を突いたサイバー攻撃へ対応するには、IDS/IPSの導入が必要です。機密情報の保護体制を強化するためにも、複数のセキュリティツールを組み合わせることが重要です。


検知精度のチューニングが必要になる

検知精度の調整が定期的に必要となります。セキュリティ対策を重視しすぎると、正常な通信も遮断される可能性が高まります。誤検知が頻繁に発生し、通常業務がスムーズに進みません。


一方でセキュリティレベルを緩めすぎると、サイバー攻撃やマルウェア感染の発生率が高まります。ユーザビリティと安全性を両立させるためにも、専門家に検知精度のチューニングを依頼できるWAFを選びましょう。

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