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最終更新日: 2025年12月4日
SaaS管理システム13選！おすすめのサービスや選び方を解説
「契約更新日が部門ごとに分散し、年に何度も自動更新ミスが発生している」
「部署ごとにSaaSが乱立し、実態が把握できていない」
「退職や異動の棚卸しで、毎月20件超のアカウント停止モレが見つかっている」
こうした課題を解決できるのが、SaaS管理システムです。検知と可視化や権限統制、契約・請求の自動抽出から更新管理など、企業の体制に合わせて柔軟に統合します。この記事では、おすすめのSaaS管理システムを比較し、選び方のポイントを解説します。
SaaS管理システム選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。従業員数などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりのサービスを最短1分で自動診断。理想のSaaS管理システムが見つかります。
目次
SaaS管理システムとは
SaaS管理システムとは、組織で利用しているSaaSの利用状況やアカウント情報などを管理できるシステムです。未許可ツールやAI機能の利用を検知したり、ID基盤や人事データと連携して入退社に自動対応します。請求書や契約から更新日と金額を抽出といった機能を搭載している製品もあります。
情報システム部門や経理部門の業務負担を軽減し、現場の生産性を損なわずにガバナンスを効かせ、経営インフラを整えることができます。
SaaS管理システムおすすめ13選
無料トライアルあり
特徴1 SaaSの利用状況を可視化し、無駄な費用を削減dxeco(デクセコ)は、誰がアカウントを持っているかや従業員ごとのツールの利用頻度を可視化できます。利用状況やアンケートを通して、退職者のアカウントや不要なアカウントを検出し、削除までをデクセコがサポートします。アカウントやライセンス数が適正になるため、無駄な費用の削減が可能です。特徴2 シャドーITを可視化することでセキュリティリスクを管理Chromeの拡張機能を利用することで、システム管理者が把握していないSaaSを可視化。無料のツールやセキュリティ的に問題があるツールが利用されていないかを把握できるようになります。シャドーITが見える化されることで、セキュリティリスクの管理が未然におこなえます。特徴3 バランスのとれたSaaS管理によって効果的な情報収集が実現従業員の利用ツールを監視するのではなく、常に把握できる環境の構築ができます。そのため、事業の成長を妨げることなく、Saas管理を実現できるでしょう。1カ月の無料トライアルも提供しているので、導入前に試してみるとよいでしょう。（※）※ 株式会社オロ（2024年1月時点）
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特徴1 利用中のSaaSアカウントの見える化が実現Bundle by freeeは利用中のSaaS（クラウドサービス）アカウントの見える化を実現します。保有のアカウントを可視化し、退職者の削除漏れアカウントなど、不要なアカウントの洗い出しが可能です。特徴2 入退社時のアカウント発行や削除の手間を削減Bundle by freeeなら、SaaSアカウントの発行や削除を自動化します。従来は入退社や異動に伴い、SaaSアカウントの発行および削除を一つひとつ手動で実施する必要がありましたが、その手間をまるごと削減することが可能です。権限を可視化し、アクセス管理体制を構築できます。従業員の利用SaaSの権限状況を可視化し、適切な権限付与をおこなうことが可能です。それにより情報漏えいのリスクを削減できます。特徴3 アカウント管理の属人化を解消部署ごとで導入、利用しているSaaSのアカウント状況を管理することも可能です。Bundle by freee上で各SaaSの管理者権限を持たせることもできるので、各部署の権限を奪うことなく、情報システム部門や管理部門においては、全社のSaaSの利用状況を確認できます。
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特徴1 複数のソフトウェアやデバイスの一元管理が可能OPTiM サスマネは、SaaS、オンプレミス、ITデバイスを一元管理するSaaS管理システムです。複数のソフトウェアやデバイスを一つのツールで統合管理することで、管理業務の効率を向上させます。またOPTiM サスマネを提供している株式会社オプティムは、国内180,000社以上にクラウドサービスを提供しているため実績も豊富です。（※）特徴2 アカウントの自動検知によってムダなアカウントを防止各種SaaSおよびオンプレミスソフトの状況を自動的に可視化します。退職者や未稼働アカウントの検知し、ムダなアカウントの発生を防止。さらにアカウントの発行や削除などの管理も容易におこなえます。これにより管理者の負担が軽減し、生産性向上と業務効率化が図れるでしょう。特徴3 シャドーITの検知によってセキュリティ強化を実現従業員情報や利用中のSaaSを従業員ごとに表示し、全体の利用状況をひと目で把握することが可能です。従業員のソフトウェア利用を監視し、未承認のソフト（シャドーIT）を検知するため、情報漏えいや不正アクセスのリスクを低減します。多要素認証や監査ログ、SAML認証、IPアドレス制御を実装し、セキュリティ強化に貢献します。※ 株式会社オプティム（2024年6月時点）
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特徴1 各クラウド（SaaS）のアカウント状況を一覧にして可視化各クラウドごとに「誰に」「いくつの」ライセンスを付与しているかがひと目でわかります。また「誰が」「いくつの」クラウドライセンスを持っているかもアカウントごとに確認できるため、管理が容易になります。システム管理部門の負担を大幅に減らすことが可能です。特徴 2 シャドーIT検出機能で不正利用防止に役立つ企業及びシステム部門が把握していないクラウドの使用を「シャドーIT」と呼びます。たとえばテスト利用のための一時的なアクセスや、業務に関係のないアプリへのログインなど管理外の利用をGoogle Workspaceと連携して自動的に感知し、調査が可能です。誰がいつ使用したのかが分析できるため、不正利用の防止に役立ちます。特徴3 非アクティブなアカウントを検出し費用を削減ライセンス数によって利用料が決まるクラウドでは、非アクティブなライセンスが多いほど毎月の費用が嵩みます。マネーフォワード Adminaでは、使われていない非アクティブなアカウントを検出し、無駄を省きます。とくに多くのクラウドを扱う企業では、大きな費用削減につながります。
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GMOトラスト・ログインは累計で10,000社以上の導入実績を持つ、国産のIDaaS（ID管理、シングルサインオン）です。（※1）企業のDXやゼロトラストを強力に後押しする認証システムで、GMOグローバルサインが培ったセキュリティ技術を基盤にした堅牢性と安定性が強みです。特徴1 複数のSSO方式と8,500以上の対応アプリ（※2）SAML認証やフォームベース認証、Basic認証に対応しています。業務クラウドやWebシステムを一元管理し、IDやパスワード管理の煩雑さとセキュリティリスクを解消します。特徴2 充実の機能とサポートを低価格で提供多要素認証やアクセス制御、AD連携、パスワードレスログインなどの機能を標準搭載しています。Microsoft365のSAML設定自動化やWindows環境でのシームレスな認証にも対応。1ユーザーあたり月額330円（税込）でSLA保証と充実したサポート体制を提供します。特徴3 直感的で使いやすいUI/UXユーザーと管理者の双方が迷わないシンプルな設計で、導入後の定着率を高めます。分かりやすさを重視したインターフェースにより、ユーザーは簡単にシステムを理解し活用できます。また、管理者向けの機能が統合されており、効率的な従業員管理とセキュリティの強化が可能です。特徴4 SaaS管理でコストの効率化とセキュリティの強化利用状況を可視化することで、未使用ライセンスの削減やアカウントの自動管理を実現します。退職者アカウントの放置や権限ミスを防ぎ、IT統制を強化します。今後は「SaaSアカウント台帳」「シャドーIT対策」なども追加を予定しています。※1、2 GMOグローバルサイン株式会社（2025年9月時点）
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特徴1 ヒトを起点とした管理手法で効率的な業務管理を実現AssetView Cloud＋は、情報システム担当者が効果的に業務を管理できる運用管理ツールです。ヒトを起点とした業務管理により、情報資産やIT資産、SaaSを適切に管理し、内部と外部の脅威からのセキュリティ対策を実現します。特徴2 必要な機能だけを選べる柔軟なプランを提供必要なプランのみを選択して導入することが可能です。サーバー管理の負担を軽減し、管理コンソールとサポート窓口を一本化することで、運用の効率化が図れます。無駄な費用を省くことで、企業の運用がいっそう効率化されるでしょう。特徴3 導入から運用定着までを全面的にサポートカスタマーサクセスが導入から運用定着までを全面サポート。専門チームが導入目的にあわせた運用サポートをおこない、トラブルの発生を未然に防ぎます。専門的なアドバイスと手厚いサポートによって、企業のIT管理の安定性を高めることが可能です。
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特徴1 BPaaSで「連携できないサービスゼロ」のSaaS管理シスクルAppは、SaaSとBPOを組み合わせたBPaaSとして提供することで、SaaS管理システムへの記録漏れを防ぎます。自動連携できないSaaSがある場合、担当者が手動で記録する必要がありますが、シスクルAppなら、SaaS管理にともなうアカウント発行、権限変更、設定変更まで、すべての工数をゼロにできます。特徴2 SaaS管理の運用フロー構築と属人化の解消を同時に実現SaaS管理において重要なのは、正しいフローを構築し、運用することです。シスクルAppでは、アカウントの発行、削除、変更など、属人化しやすいフローをドキュメント化しながら、適切な運用フローを構築します。これにより、SaaS管理の最適化と属人化の解消を同時に実現できます。特徴3 アカウント数、デバイス数は無制限シスクルAppで費用が発生するのは、アカウント作成や削除などの作業回数のみです。アカウント数やデバイス数に制限はないため、従業員数やデバイス数を気にせず、安心して利用できます。
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特徴1 クラウドもオンプレミスもカバーするシングルサインオンLOCKEDは、社内で利用するあらゆるシステムが、1つのパスワードでログイン可能なツールです。クラウドアプリだけでなく、自社独自のオンプレミス環境にも対応するため複数のパスワードを管理する必要はありません。スマホやタブレットでも使えるので、出先やテレワーク環境下でもログイン可能です。特徴2 認証方法やパスワードポリシーでセキュリティを強化セキュリティを高めるため、シングルサインオンの他に2段階認証や生体認証の設定ができます。「社外のみ2段階認証を使用する」といった柔軟なアクセス制御も可能です。設定するパスワードは文字数や文字種が制限できるため、より高度なセキュリティが実現できるでしょう。特徴3 ライセンスを一元管理し無駄な費用をカット社内の全ユーザーが保持するアカウントをデータべース化し、ライセンス契約と併せて一元管理が可能です。アカウント及びライセンスを利用状況と照らし合わせることで、稼働していないライセンスを可視化して無駄を排除し、費用削減につなげられます。
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特徴1 幅広いメールセキュリティ機能が搭載されている脱PPAP対策、標的型攻撃対策、メール誤送信対策、メール監査機能など豊富な機能が搭載されており、高いセキュリティレベルを維持できます。メール誤送信対策ツールに必要なありとあらゆる機能を求めたいときにおすすめです。特徴2 Microsoft 365やGoogle Workspaceと連携できるMicrosoft 365やGoogle Workspaceと連携できるので、日ごろの業務との相性次第でよいパフォーマンスを発揮します。メールの内容を共有カレンダーに登録したり、ワークスペースとメールを連動させたりする際に検討してみましょう。特徴3 フィッシング詐欺やランサムウェア攻撃のシャットアウトに対応メールの誤送信を防ぐだけでなく、メール起因で外から入ってくるトラブルをシャットアウトできるのも特徴です。フィッシング詐欺から自社の情報を守りたいときにも向いています。
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特徴1 SaaSの利用状況や権限に関して従業員別に可視化ジョーシスは、API未対応のSaaSにも対応しており、アカウント情報をまとめて管理できます。不要なアカウント情報は削除し、管理費用と情報漏えいのリスクを削減できます。特徴2 予約機能で退職者の勤務状況にあわせてアカウントを自動削除SaaSのアカウント情報発行から削除まで、一連の作業をシステム内で完結できます。アカウントはワンクリックで削除できるため、大きな負担はかかりません。予約機能を利用すると、退職者の最終出社日や退職日にあわせてアカウント情報を自動で削除できます。特徴3 人事労務システムや勤怠管理システムなどと連携SmartHRやKING OF TIMEなど各種人事システムと連携しており、従業員情報をシステム上に反映できます。スムーズなデータ連携によって、従業員の入退社が発生するたびにデータ連携や編集作業をおこなう必要がなくなります。
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特徴1 バラバラに保存されている人事情報をシステム上でまとめて管理YESODディレクトリサービスは、人事システムや経理ソフトなど、各種SaaSサービスに登録された従業員情報を自動で取り込み、管理します。管理項目は自由にカスタマイズが可能です。従業員自身も登録内容を変更できるため、常に直近の情報をシステム上へ反映できます。特徴2 役割や所属先が変わった従業員に対しアクセス権限を自動的に変更部署や役職、雇用形態によって表示項目を自由にカスタマイズできます。昇進や人事異動が発生した場合は、アクセスできる範囲が自動的に変更されます。組織改編のたびに編集作業をおこなう必要はありません。特徴3 過去の組織図や人事情報をいつでも確認できる体制を整備従業員の所属先や役割に関する過去の変更履歴は、すべてシステム上に保存されています。カレンダーの日付をクリックすれば過去の情報を簡単に閲覧でき、必要な情報を必要なタイミングで検索できます。
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特徴1 現在と過去のSaaSの料金を可視化し費用の推移を把握ITboardは、社内で利用中のSaaSに関して利用料金を一覧表示できるSaaS管理システムです。部署単位や製品別など、さまざまな角度から分析が可能です。過去の利用料金と比較できるため、費用増大の要因を正確に把握できます。特徴2 更新期限が近づいたらSaaSごとにアラートを通知SaaSの利用状況や契約情報を一元的に管理できます。契約更新期限が近づいた場合はアラートを発し、プランの見直しや契約更新の有無を通知します。契約更新に関する対応漏れを防げる点が魅力です。特徴3 アクセス履歴と製品データを照合しシャドーITを検知ブラウザ拡張機能やGoogle Workspaceのアカウント情報などを活用し、従業員のアクセス履歴を取得します。データベースに登録されている約1万件の製品データと照合し、管理下にないSaaSを可視化します。
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特徴1 さまざまなSaaSにシングルサインオンを適用jugaaは、自社開発のシステムやアプリを含め、さまざまなSaaSサービスの管理に対応しています。アカウント情報は自動で入力されるため、何度も入力作業を強いられる心配はありません。複数アカウントを使い分けている場合もワンクリックでログインが可能です。特徴2 アカウント情報の共有や利用状況の管理を効率化新入社員へ全社共通のアカウント情報を発行した場合、ワンクリックで共有できます。URLの貼付けやメール送信をおこなう必要がありません。また、従業員が利用中のアプリやシステムは管理画面でまとめて管理しています。特徴3 初期費用と維持費を抑えた料金設定システム導入時に初期費用は一切かかりません。月額料金は10人以上の利用が必要ですが、1人あたり月額110円から利用できます。予算に制約のある中小企業も利用しやすい料金設定です。
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SaaS管理システムの選び方
対応するSaaSの種類は十分か
API未連携のSaaSとも連携できるかを確認しましょう。各サービスのアカウント情報は、API連携によって管理するのが基本です。API未連携のサービスに対応できない場合、アカウント情報や契約情報を別の方法で管理しなければなりません。
業務で利用中のサービスに関する情報を一元的に管理するためにも、対応力に優れたシステムの選定が重要になります。また、自社開発のシステムやアプリなどを利用している場合は、上記への対応可否もあわせて確認が必要です。
アカウント情報の連携機能はあるか
労務管理システムとスムーズに連携ができるかも重要なポイントです。SaaSアカウントの作成には、従業員の氏名や所属先、メールアドレスなど、さまざまな情報を登録する必要があります。
労務管理システムと連携できれば、入退社の手続きの情報に基づいてアカウントの作成や削除を自動化できます。システム管理者は従業員の入退社が発生するたびに、システムでの編集作業をおこなう必要がありません。
また、Active Directoryと連携していれば、シングルサインオンやユーザー認証を適用でき、安全性と利便性を向上できます。
SaaSのコスト管理機能はあるか
導入目的に無駄なコストの削減を掲げている場合、コスト管理機能が充実したシステムを選定しましょう。利用金額が把握できれば、サービスごとのコストパフォーマンスを算定できます。
利用頻度が低く割高なサービスがあった場合、契約停止や乗り換えなど、コスト削減に向けて素早い対応が可能です。組織や部署、個人単位など、さまざまな角度からデータ分析できると、判断の精度を高められます。
また、グラフやダッシュボードで分析結果がレポート化されると、利用状況をひと目で把握できます。
システムの使いやすさ
ユーザビリティの高いシステムの選定が求められます。SaaS管理システムは、従業員自身が登録情報の内容を変更する場合もあります。ITリテラシーの高さを問わず、操作できることが重要です。
管理画面の見やすさやボタンの配置など、直感的な操作が望めるかを見極めましょう。また、有料プランを選択する前に、無料トライアルを活用するのも有効な選択肢です。無料トライアルは1カ月前後、SaaS管理システムを無料で利用できる期間です。
コストをかけずにユーザーインタフェースや機能性を確認できるため、ミスマッチを避けられます。
セキュリティに関する機能はあるか
セキュリティ関連の機能が充実したシステムを選びましょう。SaaS管理システムのセキュリティレベルが低いと、従業員のアカウント情報が流出し、データファイルへの不正アクセスを許します。
顧客情報や取引先とのやりとりなど、機密情報の漏えいが発生した場合、社会的信用低下やイメージダウンは避けられません。信頼を回復するまでには長い時間が必要となるため、今後の企業経営が厳しい状況に追い込まれます。
二段階認証やアクセスログの取得、パスワードの定期更新など、不正アクセスへの対策が万全かを確認しましょう。また、シャドーITを検知する機能を搭載していると、内部統制を強化できます。
SaaS管理システムの主な種類
SaaS管理システムは以下の2種類に分けられます。
- 利用状況把握特化型
- セキュリティ対策強化型
自社に合ったシステムを選定するためにも、個々のタイプの特徴を正確に把握しましょう。
利用状況把握特化型
SaaSの利用状況に関する機能を多数搭載したタイプです。アカウント情報の作成や削除、契約情報の可視化などに関する機能を搭載し、システム管理者の業務負担を軽減します。
API連携によってアカウント情報を同期できるシステムも多く、従業員が入退社するたびに作業をする必要がなくなります。
セキュリティ対策強化型
セキュリティに関連する機能を多数搭載しているタイプです。二段階認証やアクセスログの取得、IPアドレス制限など、不正アクセスや内部不正による機密情報漏えいを防ぎます。
また、シングルサインオン機能があれば、1つのアカウント情報を使い回しでき、業務上のストレスを削減できます。
SaaS管理システム導入のメリット
アカウント情報やアクセス権を一元管理できる
SaaS管理システムを導入することで、サービスの契約情報やアカウント情報をまとめて管理できます。グラフやダッシュボードで、個々のサービスの利用状況をひと目で把握できます。常に最新の情報が反映されており、契約内容を個別に確認する必要はありません。
また、アカウント情報の発行や変更を自動化できます。通常、導入したサービスごとにアカウント情報を発行しなければなりません。従業員の入退社や人事異動が起こった場合は、毎回編集作業やアクセス権の設定が必要になります。
しかし、アカウント情報の変更やアクセス権の設定をシステムへ一任できる場合も多く、業務負担を軽減できます。
無駄な費用を削減できる
SaaS管理システムを使えば不要なアカウント情報を可視化できます。使用頻度の低いサービスや退職した従業員のアカウントなど、未使用のアカウント情報を残しておいてもメリットはありません。
SaaS管理システムを導入すれば、不要なアカウント情報の可視化と削除ができ、無駄なコストを削減できます。また、新たなSaaSを導入する際、システム管理者が主導権を握れる点も魅力です。
部署ごとに管理を任せていた場合、業務に必要ないサービスを導入するケースも珍しくありません。SaaS管理システムを導入すれば、システム管理者がサービスを厳選でき、ミスマッチを防げます。
セキュリティリスクを低減できる
利用するSaaSサービス数が増えてくると、中には使われていないのに残っているアカウントも発生します。しかし、それを放置した状態が続くと、なりすましや不正アクセスを招く原因となります。未使用のアカウント情報は、すぐに削除することが重要です。SaaS管理システムが退職した従業員のアカウント情報を削除し、不正アクセスや内部不正を防ぎます。
また、シャドーITを未然に防ぐ機能を搭載している点も魅力です。シャドーITとは、企業が許可していないにもかかわらず、従業員が私物のモバイル端末やアプリを業務で利用すること、あるいは従業員が利用していることを把握できていないデバイスやサービスのことを指します。
SaaS利用によって利便性は高まる一方、同時にセキュリティ面での対策が不可欠です。SaaS管理システムを導入すればシャドーITを未然に検知し、機密情報の漏えいを避けられます。
SaaS管理システム導入時の注意点
初期登録に手間がかかる
SaaS管理システムを運用する際、社内で利用しているSaaSや従業員のアカウント情報を登録します。従業員がどのくらいのサービスを利用しているのか、調査をしなければなりません。
従業員数が多いほど業務で利用するサービスも増えるため、利用状況を把握するのに時間がかかります。スムーズな運用につなげるためにも、導入前から利用状況の調査を始めておきましょう。
利用しているサービスを事前にリスト化しておけば、システム導入後の登録作業もスムーズに進められます。
システムにトラブルがあった際の影響が大きい
SaaS管理システムが利用停止となった場合、業務遂行に多大な支障をきたします。アカウント情報がわからないため、システムやアプリにログインできません。復旧するまで各種サービスを利用できず、顧客や取引先にも迷惑をかけることになります。
トラブルを回避するためにも、セキュリティ対策が万全なベンダーを選びましょう。サイバー攻撃やマルウェアへの対策が充実しており、システムダウンのリスクを最小限に抑えられます。
また、導入実績が多いベンダーを選ぶと、経営不振や事業撤退での利用停止を回避できる確率が高まります。
導入費用がかかる
SaaS管理システムに限らず、新たなサービスやシステムを導入する際は一定の費用がかかります。しかし、SaaS管理システムはクラウド型が多く、全体的にコストを抑えられます。初期費用が無料な場合も多く、導入時にインフラ環境を構築する必要もありません。
月額費用は数百円〜数千円に設定されており、中小企業でも導入しやすい価格設定となっています。メンテナンスやアップデートはベンダーへ一任できるため、ランニングコストも大幅に削減可能です。
一定の費用はかかる一方、コストメリットも見込める料金体系となっています。ミスマッチを避けるためにも、機能と費用のバランスが釣り合ったシステムを選びましょう。
ぴったりのSaaS管理システム選びはミツモアで
SaaS管理システムは製品によって特徴や機能もさまざま。「どの製品を選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
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