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【2025年】iPaaS比較9選!導入メリットやおすすめ製品の選び方

iPaaS比較おすすめ9選

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最終更新日: 2025年5月30日
目次

iPaaSとは

iPaaSとはIntegration Platform as a Serviceの略で、異なるSaaS間の連携を可能にするクラウドサービスです。GmailやSalesforceなどのSaaSはメンテナンス不要で、アカウントを作成すれば利用できるため業務効率を向上させますが、複数の利用はデータ同期など管理工数を増やします。iPaaSはSaaS間の同期やワークフローの自動化を簡単にでき、上記問題を解決可能です。


またiPaaSにはプログラミング不要のサービスもあり、エンジニアでない方も利用可能です。SaaS業務の自動化を望む全ユーザーの参考になるサービスと言えるでしょう。本記事では各iPaaSの特徴、提供タイプ、サービスの選び方、メリット、デメリットについて解説しています。



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iPaaSおすすめ9選

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Yoom株式会社
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特徴1 ノーコードで簡単に設定できるカスタムデータベースYoomは、受発注管理や販売管理、請求管理などのデータベースとして使用でき、あらゆる部門の業務効率化を推進します。国内外100種以上のSaaSと連携して使用でき、自動でデータベースにさまざまな情報を同期、集約できます。またノーコードで簡単に設定できるので、プログラミングの知識がなくても利用可能です。特徴2 効率的に情報を収集できるフォーム機能SaaSと連携した問い合わせフォームの作成が可能です。また、回答後のチャット通知、情報の格納などの定型フローは自動化。社内や取引先向けのアンケートを実施するだけでなく、回答収集後の情報管理が簡単におこなえるため生産性アップにつながるでしょう。特徴3 フローボット作成機能で業務効率アップデータベースの情報を使用して業務フローを自動化するフローボット作成機能を搭載しています。分岐処理、ループ処理、並行処理など自動化したい業務にあわせて、直感的な操作で設定できます。また100以上のアプリとAPI連携できるので利用中のサービスとシームレスな連携が可能。問い合わせフォームに入力された情報をKintoneに格納しSlackへ通知したり、契約書を作成した後にクラウドサインで送信したりといった業務の自動化がおこなえます。
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スターティアレイズ株式会社
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無料トライアルあり
特徴1 ノーコードで直感的に操作ができる国産のiPaaSJENKAは国内中小企業の利用するSaaSサービスを軸に開発された国産のiPaaSサービスです。プログラミング不要&ノーコードで直感的に操作することができるため、実業務をおこなっている現場の担当者が臨機応変に直接データ連携をおこなうことが可能です。特徴2 自動実行で作業工数の削減が可能たとえば「メールがきたら」「ファイルがアップされたら」「kintone/Salesforceが更新されたら」など、さまざまな条件をトリガーとして設定するだけでJENKAがリアルタイムに業務を自動で実行します。人間の操作が不要で、手間や工数が一切かかりません。特徴3 当社が提供するRPAツールとの連携が可能同社のRPAツール「RoboTANGO(ロボタンゴ)」とJENKAを連携することで、APIに対応していないサービスや、ローカル環境のシステムやOffice製品など、デスクトップの業務の自動化が可能になります。
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株式会社ストラテジット
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特徴1 自社プロダクトとほかのSaaSとの連携開発を効率化JOINT iPaaS for SaaSは、SaaSを企画、構築、運用するためのプラットフォームです。ヘルプページの作成や連携アプリ、ユーザーの管理はもちろん、アプリストアでは支払い管理機能も提供しています。特徴2 連携アプリの開発がノーコードで可能さまざまなSaaS連携に柔軟に対応しています。連携アプリの開発をノーコードでおこなうことが可能です。1つの連携アプリで相互連携の実装を最短1週間で実現できます。(※)特徴3 AI機能でデータマッピングを半自動化マッピング作業はデータ連携時に時間がかかる工程の1つです。この工程をAIが半自動化で提案します。時間短縮につながり、業務効率化が可能です。※ 株式会社ストラテジット(2024年2月時点)
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特徴1 全世界で利用される便利で使いやすいiPaaSZapierはノーコードで複数のSaaSを連携し、ワークフローの自動化ができるiPaaSです。日本語対応はしていませんが直感的にわかりやすいUI/UXでプログラミング知識がなくても操作しやすく、全世界で利用されています。特徴2 サポートするアプリケーションが多く拡張性が高いGoogleやMicrosoftのアプリケーション、SlackやDropbox、ZoomなどメジャーなSaaSは大抵カバーしており、今後も対象を拡大していくため拡張性の高いサービスと言えるでしょう。特徴3 安価に高品質なサービスを利用できる高品質なサービスが安価に利用できる点はZapierの大きな魅力の1つです。Zapierで作成した自動化ワークフローをZapと言います。5Zapで100のアクションまで実行することが可能です。(※1)※1 Zapier Inc. (2023年6月時点)
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特徴1 プログラミング知識不要で利用できる国内製iPaaSBizteX Connectは、BizteX株式会社が開発したiPaaSです。直感的に使用できるGUI上からノーコードで設定ができるため、簡単にSaaS間の業務連携が実現できます。また国内の企業であるため気軽に受けられるのも魅力の1つです。特徴2 自社製品のRPAとiPaaSの組み合わせが可能RPAも提供しており、iPaaSとRPAを組み合わせた業務効率化に強みがあります。SaaS間のデータ連携はiPaaS機能で、データ入力やデータ収集などの単純作業をRPAにという形での利用も可能なため、さらに効率的な業務自動化を実現可能です。特徴3 国内企業であるため要望に柔軟に対応BizteX株式会社は国内企業であるため業務自動化のコンサルティングや、カスタマイズの相談などにも応じます。海外製品であれば難しいカスタマイズの相談も気軽にできるため、手厚いサポートを求める企業に適しているでしょう。
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特徴1 全従業員が操作可能なほどわかりやすい操作性Workato(ワーカート)は、シンプルでわかりやすい操作性のiPaaSです。ノーコードやローコードで利用ができるため、エンジニアでなくてもSaaS同士の業務連携を実装できます。そのため、すべての従業員が業務効率化を意識し、実践できる環境を実現できるでしょう。特徴2 ガバナンスやセキュリティ機能を標準で実装ガバナンスやセキュリティ機能が標準で実装されており、データやアプリケーションにアクセスできる従業員を管理者が権限統制できます。そのため個人情報や機密情報を保護しながらの作業が可能です。特徴3 レシピをカスタマイズできるため使い勝手が柔軟インポートしたレシピは要望に適した形にカスタマイズも可能なため、SaaS間のAPI連携を自社で構築する際に比べて、はるかに開発工数を削減できるでしょう。
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インフォマティカ ジャパン株式会社
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特徴1 ローコードやノーコードで操作できるデータマネジメントツールInformaticaは、ローコードやノーコードで操作できるiPaaSです。ETL/ELT型のクラウドデータ統合や、API連携、データ品質管理をおこなえます。プログラミングやSQLの知識がなくても操作可能です。特徴2 ワンプラットフォームでETL/ELT型のデータ統合が可能ETL/ELT型のサービスで、マルチクラウドやハイブリッドクラウドなど、あらゆる環境のデータを連携、管理、統合します。データ統合にかかわる抽出、複数データの統合、データのフィルタリング、分類と集計、ターゲットへの書き込みまでがワンプラットフォームでできるのが特徴です。特徴3 さまざまなデータ統合に対応しているため運用変更時も安心IDMCはETL/ELT型以外にもAPI連携などあらゆる方法のデータ統合に対応しています。そのためデータ運用の要件が途中で変更になっても、変更後の状態にあわせたフレームワークを実装した対応が可能です。
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無料トライアルあり
特徴1 ハイブリッド環境のデータ連携も容易におこなえるBoomiはSaaS間だけでなく、SaaSとオンプレミスなどハイブリッド環境のデータ連携にも対応しているiPaaSです。あらゆる環境のデータ連携やデータの一元管理を可能にするため、組織内にデータが分散し、活用されていない状態を防ぎます。特徴2 わかりやすいUIを備えたローコードプラットフォームBoomiはエンジニアでない従業員でも使用できるよう、わかりやすいUIツールを提供しています。ローコードプラットフォームのためプログラミング知識を多く必要とせず、迅速で簡単なデータ連携が可能です。特徴3 コネクタを提供しているため効率的なシステム構築が可能BoomiではオンプレミスやSaaSを簡単に接続できる多数のコネクタを提供しています。コネクタを活用すると効率的なシステム構築が可能です。機能を確認したい場合には、無料トライアルもできるので実際に操作してみるとよいでしょう。
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特徴1 エンジニア知識がなくても業務を自動化するシステム構築できるActRecipeは異なるSaaS間のデータ連携をノーコードでおこなえるiPaaSです。作業がレシピとして用意されており、選択するだけで設定ができるので、エンジニア知識がなくてもITによる業務効率化が可能です。特徴2 属人的なオペレーション排除やIT統制につながるさまざまなSaaS同士を連携し、業務を効率化するレシピが提供されています。レシピを利用すればデータ転記の作業など細かいSaaS間にまつわる業務を自動化することが可能です。そのため属人的なオペレーションの排除や内部統制、IT統制の強化も実現できます。特徴3 国内製品のため顧客の要望にあわせたレシピ開発にも対応国内企業が開発したiPaaSのため、日本語でのサポートや相談にも対応しています。また業務フロー改善のためのコンサルティングや、レシピとして提供されてないAPI開発やレシピ化まで対応可能です。社内にIT担当者がいなくてもiPaaSで業務フローの効率化を実現できるでしょう。
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iPaaSの提供タイプ

定型業務と相性のよいレシピ型

ユーザーから需要があるであろう機能をテンプレートとして用意し、そのテンプレートを選択すれば簡単に構築できるiPaaSをレシピ型といいます。プログラミングを使わず(ノーコード)、簡単にSaaS間のデータ連携やワークフローを自動化するシステム構築が可能です。エンジニア知識がないユーザーでも利用できるため導入しやすく、定型業務を自動化するには最適なサービスと言えるでしょう。


データをつなぐ役割を果たすETL/ELT型

ETL/ELT型は、Extract(抽出)、Transfort(変換、加工)、Load(書き出し)の頭文字をとった用語です。異なる場所で保管される、さまざまな形式のデータ収集や変換をし、データウェアハウスと呼ばれるデータベースに統一した形式で転送するまでの方法を言います。


ETLとELTの違いは、データを変換する場所と処理の順番です。ETLでは変換したデータをデータウェアハウスに保管するのに対して、ELTはデータウェアハウスに保管したあとにデータが変換されます。


業務に使用するシステムと連携できるEAI型

EAIはEnterprise Application Integration(企業アプリケーション統合)の略です。企業内で業務に使用されている異なるシステムを連携し、データやプロセスを効率的に統合できるシステムの名称です。EAIツールはノンプログラミングでシステムの連携ができるので、連携作業に費やしていた工数の大幅な削減が可能になります。


さまざまな形式のデータを扱うことが可能なESB型

Enterprise Service Busの略称で、企業全体のアプリケーションを統合する技術です。SOA(サービス指向アーキテクチャ)の構築に必要なシステム同士をつなぐアプリケーションや、ミドルウェアを表しています。ESB型は異なるシステム間でデータ連携の際に受信したデータの形式を統一する機能があるので、さまざまな形式のデータを扱う際に適していると言えるでしょう。

iPaaSの選び方

カスタマイズに対応してくれるか

レシピ型のiPaaSの場合、SaaSの組み合わせとアクションが決まったパッケージとして提供されます。レシピを選択すればデータ連携などのシステム構築がすぐにできるので大変便利ですが、パッケージに依存するのがデメリットです。そのため自社に合わせた内容に変更したい場合に、カスタマイズができるかなどは確認が必要です。


iPaaSの中には提供されるレシピのカスタマイズや、新たなレシピ開発が自分でできるサービスもあります。求めるレシピがない場合にレシピの追加を依頼可能な企業もあるので、どの程度の拡張性があるのかは契約前に確認しておきましょう。


対応SaaSとレシピ内容の確認

自社が使用するSaaSに対応しているのか、提供されているレシピに使用したいものがあるかも確認したいポイントです。たとえば海外製のiPaaSだと国内製のSaaSとの連携には、対応していない場合があります。もし社内利用しているSaaSが日本のIT企業が開発したものであれば、国内製のiPaaSを中心に検討したほうがよいかもしれません。


また実現したい作業内容のレシピが検討サービスにあるかどうかも確認しておきましょう。対応しているSaaSや提供するレシピについては、HP上で公開をしているサービスもありますが、細かい要望や不明な点があれば問い合わせするのがおすすめです。


操作がわかりやすく使いやすいか

iPaaSにはレシピ型のように機能がパッケージ化されていて、ノーコードで構築できるサービスがあります。そのため操作に問題がなければエンジニア知識がない従業員や、社内エンジニアのいない企業でも導入可能なサービスです。


ほとんどのiPaaSが無料の使用期間を提供しているので、困らずに使用できるかどうか試せます。またActRecipeなど無料プランを提供するサービスもあるので実際に導入し、しばらく利用してみるのもよいでしょう。


国内製か、海外製か、それにともなうサポート体制

iPaaSには海外製のサービスも多くあります。海外サービスでも翻訳機能や、そのサービスについて書かれたブログなどの情報を活用すれば問題なく利用できます。ただ、問い合わせやカスタマイズの依頼をしたい際など日本語の方が利便性を感じる場合もあるでしょう。


海外製のiPaaSでも日本法人や日本の提供者を介して提供しており、手厚いサポートを受けられるサービスもあります。提供前に国内製と海外製のiPaaSのメリットとデメリットを整理しておくのがおすすめです。また海外製のiPaaSだと日本のシステム企業が開発したSaaS連携に対応していない場合もあるので、注意が必要です。


予算と契約体系が要望と一致するか

予算と費用が合致するか、希望の契約体系があるかは必ず確認するようにしましょう。料金や契約体系はHP上で開示しておらず問い合わせが必要なサービスもありますが、初期費用が発生する場合や契約期間が長期の場合もあるので、確認したうえでの検討がおすすめです。


iPaaSの中には、ZapierやActrecipiなど無料プランを提供しているサービスもあります。機能制限はありますが無料プランで事足りる可能性もあるので、まずはそのようなサービスから利用するのもよいでしょう。

iPaaS導入のメリット

データ連携が簡単なため新システム導入のハードルが下がる

SaaSの導入は業務や運用を楽にしますが、複数利用するとSaaS間のデータ連携の作業が増えるなど逆に業務の負荷を大きくする可能性があります。業務効率をあげるために新たなSaaSを導入したいのに、このような問題から契約ができないケースは多々あるのではないでしょうか。


iPaaSがあれば異なるSaaS間の連携や、ワークフローの自動化を簡単におこなえるので、SaaSを組み合わせて使用する際の負担を削減できます。そのため新しく導入する際のハードルが下がり、より効率的にSaaSを活用できるでしょう。


業務の属人化を防ぐ

iPaaSはあらゆる面で属人化を防ぎます。まずエンジニアでないとSaaS同士を連携するシステムが開発できない、という事態を無くします。今までシステムをAPI連携する際には、一定以上のエンジニアスキルが必要でした。しかしiPaaSを使用すればノーコードでシステム構築ができるため、エンジニアでない従業員もSaaS間のAPI連携をおこなえるようになります。


またiPaaSは業務の属人化も防ぎます。手作業で人的におこなっていた作業を自動化できるため、常に一定のクオリティの結果が得られますし、作業者の不在を気にしなくても大丈夫です。iPaaSの活用は属人化を防ぎ、企業のヒューマンリソースの効率化に貢献するでしょう。


ワークフローを自動化して生産性の向上を実現

iPaaSを利用すればワークフローの自動化が可能です。具体的には顧客管理システムに商談の予定を入力したら、自動的にカレンダーにも反映される、稟議システムで承認がおりたPDFを電子署名システムに連携し、捺印するまでのフローの自動化などがおこなえます。


複数のSaaSを横断したシステムの業務フローの連携を自社で開発すると高度なエンジニア知識を必要とし、工数もかかるので大変です。しかしiPaaSを使用すればGUIで簡単に設定できるので、業務負担を削減し、生産性の向上につなげられるでしょう。


人件費の削減が可能

iPaaSを利用すると人件費の削減が可能です。iPaaSでワークフローやデータ連携を自動化すれば、その作業に費やしていた人件費の削減ができたり、プログラミング不要で利用できるノーコードのiPaaSであれば、エンジニアが作業をしなくてもSaaSのシステム連携ができたりします。そのためエンジニアの人件費の削減が可能です。


またiPaaSでSaaSにデータを移行すれば、今までオンプレミスでの運用に費やしていたTCOの削減ができます。SaaSであればサーバーの維持費や通信費、電気代、それを運用するエンジニアの人件費が不要になるためです。iPaaSをうまく活用すれば、さまざまな費用のメリットを産み出せます。


自社のサーバーの運用負担を削減できる

iPaaSの利用で社内運用していたシステムを簡単にSaaSやクラウドに移行できます。クラウドであればサーバーやネットワークなどのインフラ管理をおこなう必要性がなくなるので、自社でサーバーを構えるより運用負担を減らせるでしょう。


APIを利用すればSaaS同士の連携も簡単にできるので、新たにSaaSを導入する際の負担削減が可能です。SaaSであれば新規でサーバーやインフラを構築する必要もなく、契約後すぐにシステムの利用が可能です。iPaaSによりあらゆる面で運用負担の削減が期待できます。


多角的な分析ができるため自社のデータ活用に役立つ

企業内のデータを分析する際には、一箇所に情報を集める必要があります。部署ごとに異なるシステムを利用しているなどデータが散乱していると、データの収集に手間がかかり、十分な量のデータを得ることができません。そのためスムーズな集計や分析が難しいでしょう。


iPaaSを利用すれば異なるシステムのデータを一箇所に集約できるため、1つのプラットフォームでの一元管理が可能です。またデータの形式が異なる場合、集約時に同じ形式のデータになるよう調整するツールもあります。そのようなiPaaSの機能を利用し、データを集められれば多角的なデータ分析が容易です。

iPaaS導入時の注意点

APIが公開されていないサービスとは、システムの連携ができない

iPaaSは各SaaSが公開するAPIを利用してSaaS同士を連携します。そのためAPI公開をそもそもしてないSaaSは、システム連携できません。SaaSを新規で導入する際に、後々の連携を希望するのであればAPIを公開しているサービスを選ぶようにしましょう。


最適なソリューションが提供されていない場合がある

最適なソリューションがiPaaSによっては提供されていないケースがあります。SaaSを連携して、なにを実現したいかを明確にしたらHPなどでソリューションの提供があるかを確認するようにしましょう。


たとえばレシピ型の場合、どのようなレシピがあるのかHPに掲載しているサービスもあります。また該当するソリューションのレシピがない場合でも、カスタマイズ可能なサービスであれば類似のレシピからの流用も可能です。


利用する製品の種類によっては専門知識が必要な場合も

ノーコードで利用できるレシピ型のiPaaSであれば、エンジニア知識がなくても対応できますが、ETL/ELT型などのiPaaSの場合には専門知識がないと運用が厳しい可能性もあります。無料プランや無料トライアルを設けているサービスもあるので、自社で実現したい機能がスキル的に運用可能かどうかを試してみるようにしましょう。

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