電話認証・SMS認証システムおすすめ7選

Webサイトやアプリなどで本人確認をする際に、IDとパスワードで認証している人は多いのではないでしょうか。しかし、IDとパスワードによる認証はなりすましや乗っ取りの被害にあいやすく、万全のセキュリティとは言えません。

そこで、電話認証やSMS認証を併用した二要素認証で、本人認証を厳格化する必要があります。電話認証やSMS認証はあらかじめ本人確認がされた電話番号が必要になるため、不正アクセスの防止に役立ちます。

電話認証・SMS認証システムは、API連携で簡単に電話認証とSMS認証を導入できるサービスです。導入が簡単で比較的リーズナブルに安全性の高いセキュリティ認証が利用できるため、多くの企業で導入されています。

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発信認証型

発信認証型とはユーザーが入力した電話番号に、システム側から発信をし認証コードを伝えるタイプです。伝えられたコードをユーザーがWebシステムに入力すれば、本人認証が完了となります。

発信認証型には電話が繋がったあとの対応を、IVRと呼ばれる音声自動応答システムに任せられるものもあります。IVRを使えば電話番号取得から認証コード発行、発信、音声通話、認証確認までをすべて自動化できるので、業務の簡略化につながるでしょう。

着信認証型

認証が必要になった際に、Web画面やアプリの中に表示された番号へユーザーが電話をかけることで認証確認ができるタイプです。着信認証型にはユーザーからの着信があった時点で認証が完了するものや、着信後に発信認証型と同じくIVRの自動応答で認証コードを伝えて、Web画面へ入力するものなどがあります。

SMS認証型

SMS認証型はユーザーがWebやアプリで入力した電話番号に、ショートメッセージで認証コードが送られてきます。ユーザーが受け取ったコードをWeb画面上で入力すれば、本人認証は完了です。どの認証方法も、認証コードが発行されてから一定時間内に認証が完了されないとタイムアウトとなるよう設定されています。

セキュリティレベルを測る指標として導入実績を確認する

電話認証やSMS認証は、不正なログインやなりすましを防ぐための対策です。そのためセキュリティレベルが高いかどうかは非常に重要なチェックポイントとなるでしょう。どの電話認証・SMS認証システムのセキュリティレベルが高いかを見比べたいところですが、各システムではそれぞれにセキュリティ対策を取っていて比較するのは容易ではありません。

比較できない場合は、企業の導入実績を見るとセキュリティレベルを測る指標となります。多くの企業が導入しているか、また大手企業への導入実績があればそれだけ信頼されているシステムと言えるでしょう。

システムの対応キャリアが多く、国内直収接続であるか

電話認証やSMS認証は、システムからユーザーの携帯電話へ認証コードを通知します。そのためどの携帯キャリアの回線を利用しているのかが重要です。対応キャリア数が多いほど通信が安定し、いち早くユーザーとつながることができます。

また国内直収接続であるかどうかも確認しましょう。国内の携帯キャリアとの直収接続はS高いSMS到達率を誇ります。また迷惑メール防止目的などで国際SMS受信拒否設定をしていてもその影響を受けないため、確実性の高いSMS送信が実現します。

自社システムとのAPI連携がスムーズにおこなえるか

スムーズに電話認証・SMS認証を導入するにはAPI連携が不可欠です。API連携をせずに認証をしようと思うと、ランダムな認証コードの発行やSMS送信、認証確認など一連の認証プロセスを構成するシステムの開発からおこなわなければなりません。

電話認証・SMS認証システムとAPI連携ができると、それらのプロセスがすべて自動化されます。システム開発にかかる労力や費用を削減し、スムーズな導入が実現するでしょう。

電話認証・SMS認証システムによっては、API連携できる外部システムに制限がある場合があります。そのため自社システムとの連携が可能かどうかを確認しておきましょう。

システムの操作性や使いやすさはどうか

初めてのシステムを導入する際は、操作方法の習得や業務フローの変更で浸透するまでに少なからず時間がかかります。ただでさえ現場が混乱しやすい状態な上に、操作方法が難しいとますます浸透までに時間を要するでしょう。そのため、システムを導入する際は操作性や使いやすさに注目する必要があります。

API連携ですぐに使えるものや、メッセージの送信方法が簡単にできるものを選ぶと心配ありません。また事前に操作方法を体験しておくと導入がスムーズになるため、無料トライアルが用意されているなら活用してみるのもひとつの手です。

サポート体制が充実していて、予算は見合っているか

システムに不具合が生じたときや、操作方法がわからないときのためにサポート体制の確認が重要です。電話認証・SMS認証システムは決まった日時に使われるものではなく、24時間365日いつでもユーザーに利用されています。そのためサポートも24時間365日対応可能で、有事の際にはすぐに対処できる体制が望まれます。

また、利用料が自社の想定する予算に見合っているのかの確認も必要です。電話認証・SMS認証システムはそれ自体が利益を生み出すものではありません。そのため費用対効果を算出するのは難しいですが、セキュリティ維持のための費用として考えると良いでしょう。

料金形態は送信件数に応じた従量課金制などさまざまです。本人認証システムはSMS一斉送信システムのオプションとなっている場合があるため、別途オプション料金が必要可どうかをチェックしましょう。

二要素認証によってアカウントのなりすましを防ぐ

電話認証・SMS認証を導入することで、二要素認証によるセキュリティ効果の向上が見込めます。二要素認証とは、IDとパスワードを入力して認証する従来の方法に加えて、ワンタイムパスワードによる認証をおこなう方法のことです。

アカウントのなりすましや乗っ取りは、なんらかの形でユーザーIDやパスワードを入手して不正にログインすることで起こります。そこで本人の電話番号が必要な電話認証・SMS認証を使った二要素認証を使い、不正なアクセスを防止します。ネットバンキングでの振込や出金など、アクセス制限が必要な場面で役立つ機能です。

シンプルで簡単な操作なためユーザーに負担をかけない

電話認証・SMS認証はユーザー側に負担をかけません。ユーザーはWeb画面やアプリに指定されたとおりに電話番号を入力または発信をすれば、あとはシステムが自動で認証コードを生成してくれます。そのコードをまたユーザーがWeb画面やアプリへ入力するだけというシンプルな操作なため、ストレスを感じることなく認証を終えられます。

ほかの認証方式に比べて導入と運用がしやすい

ハードウェアトークンによるワンタイムパスワードや生体認証など、他にも二要素認証に用いられる認証方式は数多く存在します。しかし、多くがシステム導入に専用の端末が必要だったり、システム開発に費用が発生したりといった問題点があります。

しかし電話認証・SMS認証はシステムとAPI連携さえできれば、システム開発も専用の端末も必要ありません。初期費用がかからない製品もあり、ほかの認証方式に比べると安価で導入できるでしょう。またメンテナンスはシステムを提供するベンダーがおこなうため、自社でのメンテナンスが不要です。

複数アカウントの作成による不正行為を未然に防止

電話認証・SMS認証システムを採用すれば、複数のアカウントを不正に作成して大量に特典を獲得するなどの不正は起こりえません。ひとりの人が大量のアカウントを取得できるのは、IDとパスワードのみで取得できてしまうアカウントの場合です。

電話認証やSMS認証をおこなうには、本人確認書類が提示されてキャリア審査を通過した電話番号が必要なため簡単に大量のアカウントを取得することは不可能です。不正アカウントの防止を未然に防ぐことは、企業の信頼や利益を守ることに繋がります。

もともとSMS機能がついていないユーザーは利用できない

SMS認証を利用するには、当然ながらSMS機能がついた携帯電話の利用が必須です。データ通信用格安SIMや固定電話などにはSMS機能がないため、SMS認証は利用できません。ただし、固定電話の場合には電話認証で対応できるため、電話認証機能があるシステムを選びましょう。

ユーザーがログインできなくなる場合がある

電話認証・SMS認証システムは携帯電話番号と紐づいています。そのため、端末を紛失したり解約したり、キャリア変更の際に電話番号が変わってしまったりするとログインできません。万一の時のために連絡用メールアドレスの設定を用意しておくなど、ユーザーが再設定できる様にしておく必要があります。

個人情報が漏えいする可能性がある

セキュリティの高い電話認証・SMS認証ですが、システム自体に不正アクセスされるとそこから個人情報が流出する可能性があります。個人情報が漏えいした場合、漏えいもとの企業は社会的信用を失うばかりか多額の損害が発生するケースが少なくありません。

電話認証・SMS認証システムを選ぶ際はセキュリティ対策や導入実績などの情報をチェックし、信頼できる製品を選ぶようにしましょう。

ユーザーの設定によってSMSが届かないケースがある

ユーザーがSMS機能の付いた端末を利用していても、受信拒否設定がされていればSMSは届きません。すべてのSMSを拒否している場合や非通知のSMSだけを拒否している場合など設定はさまざまですが、海外からのSMSを拒否している場合は国内直収接続のシステムを採用していれば問題なく届きます。

電話認証・SMS認証システムは製品によって特徴や機能もさまざま。「どの製品を選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。

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