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【2024年】オンライン決済システム比較9選!導入メリットやおすすめ製品の選び方

オンライン決済システム比較おすすめ9選

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オンライン決済システムとは

オンライン決済システムとはECサイトや店舗で支払をおこなう際に、インターネット上で決済手続きを完結できるサービスです。オンライン決済システムを導入すれば、自社で決済システムの開発やクレジットカード会社などの決済業者と契約する必要がありません。さまざまな決済手段を一括で導入でき、クレジットカード番号の管理も代行してもらえるため情報漏えいリスクの削減も可能です。


本記事では各社のオンライン決済システムの特徴、提供タイプ、選び方、メリットデメリットを説明しています。オンライン決済システムは大企業から個人事業主のようなスモールビジネスまで、企業規模にかかわらず導入しやすいサービスです。検討しているけれども自社に適したサービスがわからない方、ぜひ本記事を参考にしてください。

おすすめのオンライン決済システム9選

スコア後払い

スコア後払い

株式会社SCORE

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円
0円~
  • ニッセンのグループ社が開発をした後払い専用の決済代行サービス
  • 後払いは希望者の多い支払方法のため導入すれば購入離脱を防げる
  • 代金未回収時はSCOREが代金を立て替えるので後払いによるリスクがない


@払いは、大手通販事業者ニッセンと、DGフィナンシャルテクノロジーの合弁会社である株式会社SCOREが開発した後払いサービスです。後払いのため顧客は商品到着後にコンビニエンスストアや郵便局、決済アプリで支払いをします。

ニッセンのリサーチによると、後払いはクレジットカードについで顧客が望む決済方法です。@払いの利用で後払いが選択肢に無いことによる購入離脱や、新規ユーザーの獲得が見込めます。また未入金によるキャンセルも発生しません。

また後払いで不安な代金未回収時は、SCOREが加盟店に立替払いをします。そのため代金未回収のリスクがありません。また加盟店は注文情報と発送情報の登録のみで、その他の請求にかかわる業務はすべてSCOREにアウトソースが可能です。
更新日:2024-05-24
※本ページは、公表されている情報を元にミツモアが作成したものです。
サブスクペイ

サブスクペイ

株式会社ROBOT PAYMENT

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円
要お問い合わせ
  • さまざまな業務形態に対応できるオンライン決済システム
  • 利便性の高いインターフェースにより、ユーザーの決済体験を向上
  • 決済作業の完全自動化によって業務効率化が実現

サブスクペイは、14,000社以上のオンライン決済導入実績を誇るオンライン決済システムです。(※)クレジットカード決済を中心に、多彩な決済手段を提供しています。個人事業主から中小企業、大手企業まで、あらゆるビジネスにおける決済ニーズに対応することが可能です。

エンドユーザーのデバイス環境にあわせた最適な決済画面デザインを提供しています。スマートフォンのタッチパネル操作を考慮した利便性の高いインターフェースにより、ユーザーにとって快適な決済体験が実現するでしょう。さらにシステムを構築する必要がなく、決済フォームも自由にカスタマイズできます。

毎月の決済作業が発生しない自動継続課金システムを搭載。さらに多機能な設定によって、ビジネスニーズにあわせた柔軟なカスタマイズが可能です。独自技術により、月単位や週単位での定期的な会員費徴収を全自動でおこなえます。担当者の手間を削減し、業務効率化が図れるでしょう。

※ 株式会社ROBOT PAYMENT(2024年6月時点)
更新日:2024-06-19
※本ページは、公表されている情報を元にミツモアが作成したものです。
CharG

CharG

株式会社インフキュリオン

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要お問い合わせ
  • Bank Payとの連携で全国370以上の金融機関から選択可能(※)
  • 多彩な決済・チャージ方法でユーザーの満足度向上に貢献
  • スムーズなサービス連携とセキュリティの向上を実現


CharGは日本電子決済推進機構(JEPPO)が提供する「Bank Pay」を活用しています。インフキュリオンが情報処理センターと接続事業者、精算を仲介する役割を担うことで、スムーズな銀行口座決済・チャージが可能です。370以上の金融機関から選択可能で、全国の主要銀行を網羅しています。(※)


リアルタイムで口座振替を実行するための機能をUI画面とともに提供しているため、開発負荷を軽減します。従来の手法に比べて低料率での導入が可能です。さらにユーザーが希望するチャージ手段を柔軟に選択し、運用中のサービスと連携させることができます。多様な手段から最適なものを選択することで、ユーザー満足度が向上するでしょう。


ユーザー向け画面から決済情報管理まで、必要な機能を一元的に提供。接続先サービスとの連携もスムーズです。またインフキュリオンが協議を通じてセキュリティや補償要件をクリアさせるため、手間なく銀行口座チャージを導入できます。煩雑なやり取りが必要なく、安心して利用できるでしょう。


※ 株式会社インフキュリオン(2024年7月時点)

更新日:2024-07-01
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SBペイメントサービス

SBペイメントサービス

SBペイメントサービス株式会社

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  • 決済手段が豊富なためカスタマー満足度を向上できる
  • 幅広い環境に適した決済システムのため柔軟なシステム構築が可能
  • AIが不正パターンを学習し不正利用の防止をする検知機能の提供

SBペイメントサービスはクレジットカード決済だけでなく、PayPayやキャリア決済などあらゆる決済手段を一括導入できるオンライン決済システムです。40種類以上の決済ブランドに対応しているため、ユーザーに合わせた決済サービスを導入でき、カスタマー満足度の向上を実現します。(※1)

オンラインだけでなく実店舗、都度課金だけでなくサブスクリプションなどあらゆる環境の決済方法に対応しています。そのためオンラインと店舗の決済データを連携するなど、さまざまなサービスを組み合わせ、自社に合わせたシステム構築が可能です。

またクレジットカード決済には、AI不正検知機能があります。AI不正検知はAIが決済データと不正パターンを機械学習し、不正利用が疑われる際のみ追加認証をおこなうサービスです。不正利用の早期発見を可能にするため、事業者を不正取引の被害から守ります。

※1 SBペイメントサービス株式会社 (2023年6月時点)
更新日:2024-05-14
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VeriTrans4G(ベリトランス)

VeriTrans4G(ベリトランス)

株式会社DGフィナンシャルテクノロジー

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  • あらゆる決済方法、環境に対応したマルチオンライン決済システム
  • クレジットカード情報の非保持に対応しているので情報漏えいリスクが少ない
  • 不正利用防止、被害対策に手厚く対応しているサービス

VeriTrans4Gは、さまざまな決済方法に対応したオンライン決済サービスです。クレジットカード、コンビニ、電子マネーなどの主要決済サービスはもちろん、Apple PayやID決済など新たな決済方法にも対応しています。またECサイトだけでなく越境EC、実店舗などさまざまな環境で利用できるため、VeriTrans4Gの導入であらゆる状況に対応した決済システムを一括導入できるでしょう。

接続方式はトークン型とリンク型で、どちらもEC事業者がクレジットカード情報を保有せずに決済処理がおこなえます。そのため自社でクレジットカード情報などの個人情報を保有する必要性がなく、情報漏えいのリスクを抑えることが可能です。

さらにVeriTrans4Gは不正利用防止や被害対策に手厚く対応。カード裏面のセキュリティコード確認や、3Dセキュアなど代表的な本人認証サービスだけでなく、決済サービスと自動連携する不正検知サービスも提供しています。不正利用防止対策をしっかりおこないたい企業に対しても、おすすめのサービスです。
更新日:2024-05-15
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Pay Pal

Pay Pal

PayPal Pte. Ltd.

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  • 世界規模で利用されているオンライン決済サービス
  • 事業者がクレジットカード情報を一切保有せずに決済できる
  • 不正利用の検知など高度なセキュリティツールを持つ

PayPalは世界規模で利用されるオンライン決済サービスです。全世界に4億人以上のユーザーがおり、100以上の通貨に対応しているので、越境ECなど海外とのオンライン取引にも適しています。(※1)

PayPall決済は顧客が持つPayPalアカウント上でおこなわれます。支払方法でPayPalを選ぶとPayPalの画面に遷移するので、ログインをすれば決済可能です。ECサイト事業者側で顧客のクレジットカード情報を保有せず、一連の決済はPayPal上でおこなわれるため、情報漏えいやハッキングリスクにさらされません。

またPayPalには高度なセキュリティ対策ツールを備えているため、不正利用防止も可能です。たとえば全取引を24時間365日モニタリングをしており、不審な利用を検知するとアカウントを凍結します。顧客が信頼して利用できるのも世界中にユーザーがいる一因と言えるでしょう。

※1 PayPal Pte. Ltd. (2023年6月時点)
更新日:2023-06-28
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Square

Square

Square,inc.

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  • 導入負担が非常に少ないオンライン決済システム
  • 料金体系がシンプルなため事業規模にかかわらず導入しやすい
  • サポート体制が手厚くビジネス立ち上げ時の相談から可能

Squareは初期費用0円、解約費用無料で導入できる決済代行サービスです。(※1)オンライン、実店舗の両方に対応しています。契約はオンラインでおこなえ、最短で当日に審査結果が届くため、導入負担が非常に少ないのが特徴です。

決済ごとに発生するカード決済手数料のみで利用できます。振込手数料、月額固定費、通信費用などが不要です。また決済手数料は3.25%と業界最安値の水準のため、事業規模にかかわらず導入しやすいサービスと言えるでしょう。(※2)

Squareは海外発のサービスですが、日本の営業チームによるサポートも受けられるので、サポート体制に不安があるユーザーも安心して導入できます。決済代行だけでなくオンラインショップの開設などビジネスの立ち上げ時の相談からできるので、販売事業全般について相談可能です。

※ 1、2 Square, Inc. (2023年6月時点)
更新日:2023-06-28
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Stripe

Stripe

ストライプジャパン株式会社

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  • シンプルな料金体系のため企業規模にかかわらず導入しやすい
  • 決済画面のデザインを自社ブランに合わせてカスタマイズ可能
  • 日本語でのサポートが24時間365日受けられる

Stripeは135カ国以上の通貨に対応しているオンライン決済システムです。(※1)初期費用や月の固定費用が不要で決済手数料のみで利用できます。また決済手数料も3.6%と低水準で、企業規模にかかわらず導入しやすいサービスと言えるでしょう。(※2)

オンラインから申し込み後、数分で利用開始ができます。導入方法はAPI、ローコード、または開発不要なノーコードから選択できます。決済画面の色やフォントなどをブランドの雰囲気に合わせてデザイン変更できるなど、カスタマイズがしやすいのが特徴です。

Stripeは24時間365日のサポートを利用できます。メール、チャット、電話での問い合わせも対応しています。ただし、電話での問い合わせの場合は、事前にリクエストが必要です。Stripeはアメリカのサービスですが、日本法人もあるので、日本企業も安心して利用できる決済サービスと言えるでしょう。

※ 1、※2 ストライプジャパン株式会社(2023年6月時点)
更新日:2023-06-28
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イプシロン

イプシロン

GMOイプシロン株式会社

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初期費用
0円~
  • 費用が安価なため中小企業でも導入しやすいサービス
  • 幅広い決済方法に対応しているため機会損失を防げる
  • 自社サイトに数行コードを組み込むだけで簡単に導入できる

イプシロンはGMOイプシロン株式会社が提供するオンライン決済代行サービスです。初期費用やトランザクション処理料が不要で、月額費用も安価なため中小企業でも導入しやすいサービスと言えるでしょう。

低価格でありながらもインターネットショッピングで使われるほとんどの決済方法に対応しています。クレジットカードだけでなくコンビニ決済やpaypayなどにも対応しているので、ユーザーが希望する決済方法が無いことによる機会損失を防ぎます。

イプシロンの導入は、Webサイトに数行コードを組み込むだけ。無料で利用できるテスト環境で動作確認後すぐに本申込、審査へと進め、審査完了後すぐにサービスリリースできるので、大変スピーディーな導入が可能です。
更新日:2023-06-28
※本ページは、公表されている情報を元にミツモアが作成したものです。

オンライン決済システムの提供タイプ

API型

API型は自社のECサイトに決済代行会社のモジュールを組み込み、ECサイトと決済代行会社のデータ連携を可能にする方式です。顧客が入力したクレジットカード情報を、自社のECサイトから決済代行会社のサーバーに転送します。


決済代行会社の支払画面に遷移するリンク型と異なり、カード情報の入力など決済手続きがすべて自社ECサイト内で完結することが可能です。画面遷移によるカゴ落ちや、ECサイトと決済画面でデザインが違い顧客に違和感を与えるのを防止できます。ただ自社サーバー内で顧客のクレジットカード情報など個人情報を保有するので、セキュリティ対策をしっかりおこなう必要性があるでしょう。


トークン型

トークン型決済とはクレジットカード番号をJavaScriptにより別の文字列(トークン)に置き換え、決済をおこなう方法です。クレジットカード番号がECサイトのサーバーを経由せずに決済代行会社に送信され、通信途中でカード情報が漏洩しても文字列が置き換えられているので情報漏えいを防げます。決済画面は遷移せず自社のものを利用しながらも、カード情報を事業者側が持つリスクがないのがメリットです。


リンク型

リンク型決済は顧客が購入手続きに移る際に、決済代行会社の決済画面に遷移する方式です。EC事業者側で決済画面を用意する必要がないため、導入が簡単におこなえます。またクレジットカード情報をEC事業者が持たないので、情報漏えいのリスクもありません。


ただ、決済代行会社のサイトに遷移するのでデザインやドメインが変わってしまうため、カゴ落ちのリスクが高まる可能性もあります。顧客に違和感を与えないデザインの決済画面の提供や、画面のカスタマイズできるなどでカゴ落ちのリスクを解消できるサービスもあるので、事前に確認するとよいでしょう。


メールリンク型

メールリンク型決済は顧客に決済画面のURLやQRコードを伝え、支払手続きをおこなう方法です。SNSやメールで決済ページを案内できるため、ECサイトに決済画面を用意する必要はありません。またクレジットカード情報も保持しないので安心して利用できます。SNS投稿やDMに決済URLを添付して販売ができるので、SNSを利用したオンライン接客などにも適しています。

オンライン決済システムの選び方

都度課金、継続課金など自社サービスに適した課金方式を確認する

商品購入時に都度決済するのを都度課金、課金日に一定金額を継続して決済する方法を継続課金と言います。都度課金は基本備わっていますが、継続課金については対応しているのか、対応している場合に自社の課金体系に合わせた設定ができるのか確認が必要です。


継続課金はサブスクリプションのような月額利用料や、会費登録料、定期購入時などに利用しますが、支払タイミングなどをどこまで柔軟に設定できるかはサービスによって異なります。自社が望む課金方式ができるかどうか、必ず確認をしてサービス検討しましょう。


顧客が利用しやすい決済方法が提供されているか

決済代行サービスを導入するのに、顧客が望む決済方法が提供されていなければ意味がありません。ここ近年で決済方法の種類はクレジットカードやコンビニ決済だけでなく、ID決済や電子マネーなど多岐に広がりました。決済方法の選択肢は広ければ広いほど、対応できる顧客が増えるのでカゴ落ちのリスクを防止できます。


しかし選択肢の多さだけでなく、自社のユーザー層に合う決済方法があるかも考慮したい要素です。たとえばクレジットカードを持たない若年層の利用が多いサービスの場合、キャリア決済などの支払方法が好まれるかもしれません。また高齢層の場合、商品確認後にコンビニや郵便局で支払える後払い決済に安心感を覚えるユーザーもいるでしょう。


顧客の決済方法によって発生する決済手数料を確認しておく

オンライン決済システムでは必ず決済手数料が徴収され、それが決済代行会社の収益になります。決済手数料は顧客が支払をするたびに発生し、利率は決済代行会社や決済サービスごとに異なりますので確認が必要です。手数料と自社収益のバランスを考えて、オンライン決済システムを導入するようにしましょう。


また決済手数料以外に月額固定費や、通信費用などの継続費用や初期費用が発生するサービスもあります。全体でかかる費用と決済手数料の利率をしっかり確認したうえで、費用に負担がないサービスを導入しましょう。


24時間のサポート体制やトラブルシューティング提供の有無

サポート体制やトラブル時にどのような対応をしてもらえるのかは、契約前に必ず確認しておきたいポイントです。サポート内容は各サービスによって異なり、細かな対応方法についてはHP上で記載をしていないサービスもあります。


そのため、サポートが必要になりそうな状況を他社の導入事例を参考にあらかじめ調べ、どのような対応をしてもらえるのか事前に確認するのがおすすめです。サポートへのつながりやすさや、対応の柔軟さは契約前のサービス問い合わせ時などのレスポンスでも把握できるでしょう。


決済管理画面は見やすく操作がしやすいか

オンライン決済システム会社から提供される決済画面や管理画面が顧客、管理者ともに操作しやすいかは必ず確認しましょう。決済方法のラインナップや手数料など他条件が適していても、操作がしにくく顧客が決済手続き時に離脱してしまっては本末転倒です。


ECサイトで商品をカートに入れたものの、購入せずに離脱してしまう事態をカゴ落ちと言います。カゴ落ちの理由はいくつかありますが、決済プロセスがわかりにくい、クレジットカード情報を入力するのにサイトに信頼性を感じないなど、サイトのUI/UXも理由の1つです。


顧客がスムーズに安心して決済ができるかは、購入につなげるのに重要な要素なので必ず操作画面と操作性を確認しましょう。また事業者側も使いやすいシステムであるかどうかは業務効率に大きくかかわりますので、合わせてチェックが必要です。

オンライン決済システム導入のメリット

顧客の利便性が向上することで売上アップが期待できる

現金だけでなくクレジットカードやQRコード決済など、決済方法の選択肢が増えると顧客の利便性が上がります。利用したい支払方法がない場合顧客は購入を諦め、望む支払方法があるショップで商品を購入するかもしれません。幅広い決済方法の提供は顧客層を広げ、購入離脱の防止にもつながるでしょう。


ただEC事業者が複数の決済サービス会社と契約するには、個々の会社との審査や手続き、システム整備が必要になり非常に大変です。オンライン決済システムを導入すれば、決済代行会社が契約する決済サービス事業者を一括で導入できます。少ない負担で利便性の高いサービスを提供でき、顧客の利用率を向上させるため売上アップが見込めるでしょう。


ECサイトを通じて国内外問わずサービスの提供が可能

越境ECに対応したオンライン決済システムを導入すれば、国内外問わないサービス提供が簡単に実現できます。越境ECとは多言語や多通貨に対応しているインターネット通販サイトを通じて、海外の顧客に日本商品を販売するサービスです。


自社で海外取引に対応した決済システムを構築すると膨大な工数がかかります。しかし対象国の通貨、決済方法に対応しているオンライン決済システムを導入すれば、越境ECの決済システムを容易に利用できるでしょう。たとえばPayPalは世界中にユーザーがいて、多通貨にも対応しています。海外取引時に手数料は取られますが、世界を相手にした決済システムを申し込み手続きのみで導入可能です。


自社の経理業務の負担軽減につながる

自社で決済サービスを契約すると売上管理、返金処理、支払のトラブル対応を各決済サービスごとにおこなう必要があります。オンライン決済サービスを利用すれば、各決済サービスとの手続きを一括して決済代行会社が対応するので経理業務を大幅に負担軽減できます。


複数の取引が決済代行会社を通して一括で入金されるようになるため、取引ごとに入金を確認する必要もありません。オンライン決済システムの管理画面で売上情報や顧客情報の一元管理もできるようになるなど、あらゆる面で経理業務の負担を削減できるでしょう。


顧客データを次のマーケティング戦略や顧客サービスの改善に活かせる

オンライン決済サービスを導入すると、事業者向けの管理画面が提供されます。売上や返金、継続課金の解約などのデータを一目で確認でき、サービスによってはCSVでデータダウンロードが可能です。


また、さまざまな切り口で売上集計のレポートを抽出できます。自社でExelなどを使用して上記のようなデータ作成、管理をおこなうのはかなりの手間ですが、オンライン決済システムの管理画面を利用すれば売上や顧客データを簡単に管理でき、そのデータをマーケティングやサービス改善に活用できます。


未回収のリスクを減らせる仕組みがある

オンライン決済システムの利用で、代金の未払いリスクを減らせます。現金払いや銀行振込は、未入金で取引がキャンセルになる場合や、商品を届けたあとに顧客から支払がされず督促をする事態が発生しやすいです。しかしオンライン決済でクレジットカードやキャリア決済を選択してもらえれば、確実に入金がおこなわれる可能性が高まります。


習い事やサブスクリプションの会費などはオンライン決済システムの継続課金機能を利用すれば、漏れなく期日に支払われるでしょう。未回収が起きやすい後払いでも、未払い時に決済代行会社が料金を立て替えてくれるサービスもあります。オンライン決済システムや決済代行会社の仕組みをうまく活用すれば、未回収リスクをかなり減らせるでしょう。


企業規模に関係なく導入することができる

オンライン決済システムは大企業に適した強固で汎用性の高いサービスから、初期費無料など導入負担が少ないサービスまでさまざまなラインナップがあります。本記事で紹介しているPayPal、Square、イプシロンなどは手数料も少なく、スモールビジネスの企業でも導入しやすいでしょう。


VeriTrans4G、SBペイメントサービスはシステムの初期構築から対応可能なため、大企業でも検討できるサービスです。オンライン決済システムは企業や用途に合わせたサービスが各社から提供されており、企業規模に関係なく導入しやすいでしょう。

オンライン決済システム導入時の注意点

すぐに現金化できずに入金まで時間がかかる可能性がある

現金払いと違い売上金の回収がすぐにできないため、入金サイクルを理解したうえでの導入が必要です。入金サイクルとは決済代行業者が立て替えた金額を締め、事業者に売上を支払うまでの期間です。入金サイクルはサービスごとによって異なるので、売上金額が早く手元に欲しい場合には入金サイクルが短い、もしくは柔軟に設定できるサービスを選ぶと良いでしょう。


ただ細かに売上金を入金すると振込手数料がかさむ可能性があります。入金サイクルを決済代行会社既定のものから変更する場合にオプション費用が発生するケースもあるので、手数料も考えたうえで判断するようにしましょう。


サイバー攻撃による情報漏えいを防ぐためのセキュリティ対策が必要

ECサイトのサーバーで顧客のクレジットカード情報など個人情報を保有する場合、サイバー攻撃や情報漏えいのリスクがともないます。API型のような自社でカード情報を保有し、代行会社と決済データを通信する方式の際には、決済代行会社のセキュリティ対策を必ず確認しましょう。EC事業者側もPCIDSS(クレジットカード業界の世界的セキュリティ基準)に準拠する必要があります。


リンク型やトークン型などEC事業者がクレジットカード情報を保有しない決済方式の採用でも、情報漏えいリスクを軽減できます。リンク型は支払時にオンライン決済システムの画面に遷移し、トークン型はクレジットカード番号を暗号化するので、EC事業者側はカード情報の非保持が可能です。


もし自社サーバーで決済を完結する場合には非常にセキュアな情報を扱い、不正が起きた場合に事業がおこなえくなる認識が必要です。決済方法にはさまざまな形式があるので、自社にとってリスクが少ないことを第一にオンライン決済システムを選ぶようにしましょう。


手数料と収益のバランスを考慮する必要がある

決済方法が増えるのは顧客にとって大きなメリットですが、オンライン決済システムを利用するごとに手数料が発生し、事業者側の収益は減ります。オンライン決済システムの手数料はサービスによって異なりますので、手数料と収益のバランスを考えて検討するようにしましょう。


決済手数料のみのサービスもあれば、初期費用、固定の月額費用、通信費などの継続費が必要なものもあります。決済手数料自体は数%ですが、売上が大きくなるほど積み重なる費用です。決済手数料のパーセンテージもサービスによって異なりますので、比較検討して導入するようにしましょう。

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