LCMサービス（IT運用管理）比較おすすめ7選

LCMサービス（IT運用管理）とはLife Cycle Managementの略で、IT資産の導入から廃棄までの管理、保守をおこなうサービスです。業務に使うPCの調達はもちろん、設定の依頼もできるほか、セキュリティ対策や業務アプリのアカウント管理を依頼できるサービスもあります。

PCやスマートフォン、タブレット端末、サブモニター、会議室用のモニターなど、年々企業が業務で必要とするデジタル端末は増える一方です。加えて、オフィスの移転やシェアオフィスへのシフトなど、企業を取り巻く環境の変化も見られます。

環境を変えるたびに機器の導入や廃棄をするのに社内リソースが費やされるため、改善を図りたいという企業もあることでしょう。IT機器の管理を外注化し、生産性を向上させたいという声に応えるのがLCMサービスです。

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運用設計と提案

何が企業の課題となっているのかヒアリングをし、現在のIT機器の運用状態を評価、分析します。その後、最適な運用となるよう計画を立てます。

機器の調達とキッティング

仕様や価格の要望を満たす機器を提案し、承認が得られれば機器を調達します。資産台帳登録や運用の引き継ぎもあわせておこないます。それぞれの機器の個別設定をします。

管理運用

端末の保管やマスタの更新などをおこないます。LCMサービスの中には、作業ステータスがわかるポータルサイトを提供しているものもあります。現状が一目でわかるため、PC管理の効率化アップが見込めます。

機器の回収・廃棄

PCやスマートフォンなどの機器を回収し、ハードディスクドライブからデータを消去します。廃棄の場合は産業廃棄手続き事務の代行をおこないます。中には、買い取りをおこなっているLCMサービスもあります。

本業にリソースを集中させることができる

社内にPCを設置するとなると、機器の調達、設定、運用、故障対応、古くなった機器の入れ替え、データ消去、機器の処分など作業は多岐にわたります。

管理部を設けていない企業や数百人規模で人材が異動する企業であれば、機器の設置や設定に従業員が時間を取られ、本業を圧迫してしまうでしょう。LCMサービスを導入することでIT資産の管理が外注化でき、本来の業務に専念することができます。

一元管理によってセキュリティを強化できる

LCMサービスを導入することで、機器の調達から処分まで一貫して外部に任せることができます。特に処分に関しては、機器を初期化しただけで廃棄してしまう企業担当者もいるのではないでしょうか。

実際には、PCの初期化ではデータの復元が可能なため、安全を期すのであればハードディスクドライブからのデータ削除が必要です。LCMサービスで調達から廃棄まで一貫して依頼すれば、セキュリティ面でも安全な対応が期待できます。

IT機器導入にかかる費用を削減できる可能性がある

LCMサービスの中には、PCを定価よりも安価に調達できるものもあり、場合によっては自社で法人向けPCを購入するよりも経費を減らせる可能性があります。またレンタルやリースという選択肢もあるため、使用期間にあわせてより費用の低い方法をとることが可能です。

従業員採用に際して、社用PCの費用を抑えたいという場合も、LCMサービスは一考の価値があるでしょう。

サービス導入事例は豊富か

導入企業数が多いLCMサービスであれば、社内でこれまでの知見を蓄積できている可能性が高いことから、比較的質の高いサービスが期待できます。実績企業数が多ければ導入事例が公式サイトに載っていることがあり、どのような業界の企業がどのようなソリューションを提案されたのか参考にできます。

運用設計やキッティングなどのサービスは提供しているか

LCMサービスが運用設計をおこなっていれば、どのようなIT機器をどのような方法で調達すればよいか相談できます。調達のプロに相談することで、自社にあった機器の最適な運用方法を提案してもらえるでしょう。

キッティングとは機器の設定やソフトウェアのインストールをすることです。キッティングを依頼できるLCMサービスであれば、各従業員にあわせた機器設定をおこなう手間が省けます。サービスによっては各種SaaSのアカウント登録をおこなう企業もあり、煩雑な各種設定を外注化することが可能です。

回収代行やデータ消去代行などの対応はしているか

LCMサービスで回収や廃棄を頼めるのであれば、社内リソースの節約ができます。たとえば自社でPCを廃棄する場合、データの消去、メーカーへの連絡、見積もり、処理委託契約の締結、PCの回収などの手間がかかります。自社でデータ処理をおこなうにはハードディスクドライブからのデータ削除が必要のため、時間がかかります。機器の回収とデータ消去を依頼できれば、セキュリティ面でのリスクを減らし、時間の節約も可能です。

保守サービスやオンサイトサポートなどの体制は整っているか

LCMサービスを受けるにあたって、不明なことが出てきたり、PCが故障したときに頼りになるのがサポートです。サポート体制が充実していれば、困ったときに役立つでしょう。

たとえば、保守サービスを利用できれば自然故障や落下、水漏れなどによる故障にも修理対応をしてくれます。また、専用窓口に電話をすれば保険請求手続きを代行してもらえるサービスもあり、自社で対応する負担を減らせます。そのほか、最寄りの拠点からスタッフが派遣されるオンサイトサポートに対応していれば、現地でPC設置や動作確認をしてもらうことが可能です。

LCMサービス（IT運用管理）は事業者によって特徴や機能もさまざま。「どのサービスを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。

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