インフルエンサーキャスティングおすすめ7選

YouTubeやInstagramなど、さまざまなSNSで企業から依頼を受けて商品やサービスを紹介しているのを見たことがあるでしょうか。紹介する人材はそれぞれのSNS内で影響力がある、インフルエンサーと呼ばれる人たちです。それらのインフルエンサーをプロモーションをおこないたい企業へ紹介するのがインフルエンサーキャスティングです。

インフルエンサーがSNS上でPRするとその人物のファンであるフォロワーへ情報が届くため、大きな宣伝効果があります。そのためインフルエンサーマーケティングに力を入れている企業は多く、キャステイング企業も多数存在します。

この記事では、インフルエンサーキャスティングの種類や選び方などを解説します。自社の商品やサービスに合った訴求をおこなうにはどのインフルエンサーキャスティングを選ぶべきか、ぜひ当記事を参考にしてください。

キャスティングを専門でおこなっているタイプ

自社でインフルエンサーを抱えているわけではなく、いわゆるマッチングプラットフォームとして機能しているタイプです。企業からのマッチング依頼に対して、ニーズに合ったインフルエンサーを選定して候補者を提案します。

決定した際にはインフルエンサーへのオファーまでおこなうため、企業が自身でインフルエンサーを探し出す手間と時間が省けるのが特徴です。中には企業が案件に対して募集をかけ、それを見たインフルエンサーが応募するといった形式のものもあります。

インフルエンサーが所属している事務所タイプ

所属するインフルエンサーをキャスティングする、プロダクションタイプです。知名度の高いインフルエンサーが所属していることが多く、事務所がインフルエンサーの管理や育成をおこなっているため、一定の質が保たれています。依頼したいインフルエンサーが決まっている場合は、プロダクションタイプのキャスティング企業に依頼するのが良いでしょう。

キャスティング～企画、分析までするタイプ

プロモーション施策の企画からキャスティング、プロモーション実施後の分析まで一貫しておこなうタイプです。企業の思い描くプロモーションに最適なキャスティングが可能なのはもちろん、インフルエンサーの特性を生かした提案が可能です。なかには映像制作やインフルエンサーの投稿管理までおこなう企業もあり、より質の高いプロモーションが実現します。

対応可能なSNSはどの種類か

効果的なインフルエンサーマーケティングを実現するには、提供する商品やサービスとマーケティング施策が展開されるSNSとの相性が重要です。たとえばコスメなどの美容系なら動画で使用方法をじっくり見られるYouTubeや、画像を多く投稿できるInstagramが最適です。訴求したい年齢層によってもプラットフォームが異なるため、どのSNSでPRするかをまずは考えましょう。

またキャスティング可能なインフルエンサーの種類などによって、キャスティングサービスが対応可能なSNSは異なります。YoutubeやTikTokなどの動画投稿に特化したサービスやTwitterやInstagramのような文字や画像投稿がメインのものなどさまざまなので、思い描くプロモーションに適したサービスを選ぶことが大切です。

どのようなインフルエンサーが紹介ができるのか

インフルエンサーをどう選ぶかによって、マーケティングの成功は左右されます。得意なカテゴリやフォロワー数、リーチ数、エンゲージメント率など見るべき特性はさまざまです。それらの特性の中から、どのようなインフルエンサーが紹介できるのかを確認しましょう。

フォロワー数が多ければ多いというわけではありません。商品やサービスによっては多すぎるフォロワー数はプロモーションの邪魔になる場合があるため、自社の商品やサービスの特性を理解した上で選びましょう。

ディレクションから効果測定まで一貫してサポートしてくれるか

インフルエンサーを活用したマーケティング施策は、キャスティングはもちろん企画の練り込みや効果測定がおろそかでは成功しません。自社ですべてできればいいのですが、もし自社にインフルエンサーマーケティングのノウハウがない場合は、キャスティングから企画、効果測定、分析まで一貫してサポート可能なタイプの利用を検討しましょう。

専門のスタッフによるディレクションでインフルエンサーの特性を最大限に生かしたプロモーションが実現し、効果測定と分析で次のプロモーションへ繋げることが可能です。

料金体系は想定する予算の範囲内か

キャスティング専門のサービスの場合は、月額固定制や採用したインフルエンサーのフォロワー数に対する従量課金制などの料金体系がメインです。どれだけ多くのインフルエンサーが必要なのか、また必要とするインフルエンサーのフォロワー数でどのタイプを選ぶのかが異なるため、プロモーションの質によって選びましょう。

プロダクションタイプやディレクションをおこなうタイプの場合は、キャスティングするインフルエンサーや企画内容によって費用が異なります。Webサイトに費用が掲載されていない場合が多いため、個別に問合せが必要です。

インフルエンサーに対してルールが設けられているか

キャスティングが完了したら終わりではなく、インフルエンサーに対してルールが設けられているかどうかを確認しましょう。投稿期限や依頼キャンセルに対する取り決めなど、インフルエンサーと企業との契約上重要な項目はいくつもあります。

また化粧品関係やサプリ、健康食品等を扱う場合は薬機法に抵触しないよう投稿内容に注意する必要があります。事前に投稿内容をチェックできるのか、薬機法に対する知識は周知されているかなどを確認しておくと安心です。

これまでの紹介実績や事例にどんなものがあるか

イメージ通りのマーケティング施策が可能なのかを知るためには、これまでにどのような案件を手掛けてきたかや、どんな企業とのマッチング実績があるかを確認しましょう。またインフルエンサーマーケティングをはじめて行う企業は、実績を見れば得意な業界や商品がわかりイメージがつかみやすくなります。自社の業種や規模と近い企業の案件実績が多数あれば、依頼を決定する指標のひとつになるでしょう。

PR施策のデータをもとに実績のあるインフルエンサーを選べる

インフルエンサーキャスティングに頼らずに、自社のプロモーション施策に最適な人材を探すのは容易ではありません。人気のあるインフルエンサーでも、自社のPRに最適とは限らないからです。インフルエンサーキャスティングなら、プロモーション施策のデータから最適な人材を選び、リストアップしてもらえます。各インフルエンサーの特性データとともに提案されるため、最終決定が容易になります。

キャスティングにかかる工数を削減できる

インフルエンサーの選定から決定、オファーまでインフルエンサーマーケティングの実行には多くの工数が必要です。膨大な人数のインフルエンサーから自社に最適な人材を探すためにSNSを検索したり、気になるインフルエンサーがいれば過去の投稿を調べたりと必要な作業は数多くあります。それらすべての作業工数を、インフルエンサーキャスティングが担うため、自社の負担が軽減するでしょう。

PR投稿に関する炎上やステマを防止するための対策ができる

世の中にはPRの投稿自体が苦手な人がいたり、薬機法違反や不適切な表現などで炎上したりとSNSマーケティングにはリスクがあります。炎上は企業イメージを損なうため、避けなければいけません。

ディレクションまですべておこなうタイプのインフルエンサーキャスティングでは、リスクヘッジのための対策をとっています。また投稿の事前チェックなども抜かりなく、SNS活用を安全におこなえるでしょう。

条件交渉や仕事内容など契約に関するやりとりを任せることができる

インフルエンサーの選定もひと仕事ですが、条件交渉や仕事内容など契約に関するやり取りも大変です。とくに複数のインフルエンサーに一度に依頼をする場合、それぞれとの交渉が必要なため多くの時間を割かないといけません。

インフルエンサーキャスティングを通して依頼すれば、条件交渉や契約関係のやりとりをすべて任せることができます。面倒な作業を任せられるため、空いた時間でコア業務に注力できるでしょう。

効果測定を繰り返し、データにもとづいたPDCAの提案が受けられる

SNSマーケティングは1度おこなって終わりではなく、効果測定を繰り返してPDCAサイクルを回すことで、より制度の高いマーケティング施策が実現します。インフルエンサーキャスティングをおこなう企業にはキャスティング後のプロモーション実行からその後の効果測定まで、すべてを一貫しておこなう企業があります。

また効果測定からデータを分析し次の施策の提案へつなげることができるため、適切なPDCAが可能です。プロモーションをおこなうごとにブラッシュアップされ、競合他社に負けないプロモーションが叶います。

起用したインフルエンサーの認知度によって費用が高額になりやすい

どうせなら認知度の高いインフルエンサーを起用したいと思うのは当然ですが、認知度が高いとそれだけ費用が高額になる傾向があります。自社が想定する予算から大幅にオーバーするようなら、別のインフルエンサーを検討する必要があるでしょう。どうしても起用したいインフルエンサーがいる場合は、余裕を持って予算を確保しておくことが重要です。

インフルエンサーと直接コミュニケーションが取りづらい

キャスティング会社を通してインフルエンサーとつながると、当然キャスティング会社がインフルエンサーと企業との仲介に入ります。企業から直接声をかけているわけではないため、要望や指示はキャスティング会社を通じてインフルエンサーへ伝えられます。

スムーズに案件が進めばいいですが、施策の意図や細かい指示を伝えたい場合、十分に伝わらない可能性は否定できません。インフルエンサーと直接コミュニケーションを取ることが難しくなるため、どれだけキャスティング会社との連携をスムーズにするかが重要です。

インフルエンサーキャスティングは事業者によって特徴や機能もさまざま。「どのサービスを選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。

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