竣工写真の撮影を考えている人の中には、本当にプロの依頼する意味があるのか?なんて、疑問に思っている人もいるかもしれません。
ここでは、そんな疑問を持っているあなたに、竣工写真をプロの建築カメラマンに依頼する意味やメリットを紹介していきます。
品質や料金、アルバムやフォトブックのようなサービスなど、様々な視点からアプローチしていくので、ぜひご確認ください。
もうすでに竣工写真は外注でと考えている方はミツモアに登録の物件・建築カメラマンを是非ご覧ください。
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竣工写真とは?竣工写真を残す意味
竣工写真とは、建物の工事が完了した段階で撮影する写真のことです。
いわば、建物が最も美しい状態を保存するための撮影で、その目的も様々です。
営業ツールとして撮る
工務店などが過去の実績として自社サイトやパンフレットに竣工写真を掲載することは多いです。
これは、一種の営業ツールとして利用するためで、その会社の技術や実績をアピールすることができます。
その用途は、商談、記念品など様々です。
物件の情報ソースとしての活用
不動産屋、賃貸仲介サイトなどは、紹介する物件の写真がなければ始まりません。
不動産は、文字の情報よりも、映像や写真による情報の方が、圧倒的に信頼されるので、顧客を納得させるために竣工写真が活用されることもあります。
写真の仕上がりが集客力に直接影響するため、プロの依頼する価値は十分にあるといえるでしょう。
アート作品として残す
クリエイターの中には、自分の作品をできるだけ完成された状態で保存しておきたいと考える人もいます。
その場合にも竣工写真が利用されることがあり、それがそのままポートフォリオとして利用されることもあります。
また、近年注目を集めている、竣工アルバムやフォトブックも、この類のものです。
竣工写真は差別化が難しい
実は、ネットに掲載されているちょっとしたテクニックとデジタルカメラがあれば、それなりの建築写真は撮れてしまいます。
しかし、営業目的で使うなど、顧客の心を動かすためには、そこから突き抜ける必要があります。
単に綺麗な写真だけでは、顧客の心を動かすのは難しく、品質にプラスして、顧客からの共感が必要になってくるのです。
そのためには、目的に合わせて表現する必要があり、そのテクニックを持っているのがプロのカメラマンです。
竣工写真を建築カメラマンに外注する理由
竣工写真を残す意味について理解したら、今度はプロの建築カメラマンに撮影を外注する理由やメリットを確認してみましょう。
売れる写真を撮る
竣工写真を撮影する理由の多くが、「利益」に結びつくはずです。
売れる竣工写真を撮影するためには、最低条件として品質が必要です。
さらに、見る人の意図をくみ取れる写真であることも重要で、その両方を備えているのがプロの建築カメラマンなのです。
良い写真が撮影できれば、商談の場では説得力に、営業では集客力になってくれるでしょう。
残す写真を撮る
残す写真を撮ることができるのも建築カメラマンに外注するメリットです。
竣工写真は、建築に携わる企業にとって財産のような存在です。
竣工後に依頼主の手に渡った後も、写真が存在する限り、半永久的に、その企業の実績として蓄積されます。
そして、その実績が信頼に変わり、新しいユーザーとの出会いがあります。
このように考えれば、竣工写真を建築カメラマンに外注する重要性についても理解できるのではないでしょうか。
魅せる写真を撮る
魅せる竣工写真については、竣工アルバムやフォトブックの観点から考えると、わかりやすいです。
最近は、竣工写真を単なる記録や営業ツールとしてだけではなく、アートとして捉える人が増えています。
それが形になったのが竣工アルバムやフォトブックです。
作成の目的には、それぞれの意図がありますが、すでに記録や営業ツールの域を超えて、アートの領域ともいえるでしょう。
今後、このような試みが当たり前になれば、それが商品の選定基準になる可能性もあり、竣工写真の差別化を図る必要性が出てきます。
竣工写真の料金相場
竣工写真をプロと素人が撮影した場合の差を理解したら、今度は竣工写真を建築カメラマンに依頼した場合の料金相場を確認しましょう。
竣工写真の料金相場は、3万円から10万円くらいまでが目安になり、価格の幅は、様々な条件によって決まってきます。
物件による価格設定
撮影対象となる物件によっても価格設定は異なります。
一般的な住宅を撮影する場合と、モデルルームを撮影する場合では、かなり値段に開きがあります。
一般住宅の竣工写真なら数万円程度が相場ですが、モデルルームになってくると数十万円が必要だったりします。
拘束時間による価格設定
竣工写真は、基本的に拘束時間が多くなればなるほど、価格が高くなってきます。
特に、対象が大型物件などの場合は、拘束時間が多くなる傾向があり、通常の相場よりも少し多めに見積もっておいた方がよいかもしれません。
撮影が日をまたぐような場合、通常の相場はあまりあてにならなくなります。
カット数により価格設定
拘束時間と共に増えれば増えるほど価格が高くなるのがカット数です。
カメラマンによって価格設定は様々で、無制限で10万円、コマ数やカット数で数万円という具合にわかれています。
カット数は、竣工写真の料金を節約したい場合、真っ先に抑えることを考えるかと思いますが、その写真が重要なものであればあるほど、カット数の多さにはこだわった方がよいです。
その他のオプションの価格
要件によっては、オプション対応になる可能性があります。
例えば、夕景や夜景での撮影を望む場合には、オプション対応になることが多いです。
さらに、フォトブックや竣工アルバムも別途料金が発生することが多いでしょう。
話題のドローンによる空撮もオプション対応なことが多いです。
費用や業務内容について知りたい方は、『建築・物件・竣工写真撮影サービスページ』をご参照ください。
ミツモア登録カメラマンの建築写真の費用相場・見積もり例・見積もりの内訳などを見ることができます。
竣工写真を製本してアルバムやフォトブックを作る
近年、話題を集めているのが竣工写真を製本して、竣工アルバムやフォトブックを作成するサービスです。
一般家庭が利用すれば、新築記念になりますし、工務店やデベロッパーが利用すれば、記念品や実績として活用可能です。
このように、竣工写真の意味も時代と共に移り変わってきています。
アルバムとして竣工写真を残すときのポイント
竣工写真でアルバムやフォトブックを作成する際のポイントは、品質とカット数です。
実物を売る、というよりかは、写真そのものが作品といえるので、技術の高い建築カメラマンに依頼したいところです。
さらに、ある程度のカット数がなければ、建物のディティールまでを伝えきれません。
せっかくの技術を余すところなく発揮してもらうためにも、最低限のカット数は残したいものです。
製本されたアルバムの価格相場
製本された竣工アルバムは、大体5万円以内におさまることが多く、3~5万円程度を目安にしておくとよいでしょう。
また、建築仕様などを記載する場合には、別途料金になることもあります。
予算重視の場合は、アルバムではなく、十数枚の写真を選んで高画質プリントをしてもらう方法もあり、バインダーなどを利用すればアルバムの代わりにもなります。
この方法だとサイズ次第では1万円程度に抑えられる可能性もあります。
フォトブックの価格相場
フォトブックは、企業が利用することを想定しているので、3冊セット(保存用、商談用、依頼主用など)が基本になっていることが多いです。
また、価格相場はページ数によって変動して、ページ数によって数万円から10万円程度におさまることが多いです。
追加で4冊、5冊が必要な場合は、1冊ずつ数千円から数万円程度の追加料金が発生します。
ミツモア登録の竣工写真家厳選10名を紹介
もっと多くの建築写真家をみてみたい方は『建築写真家、厳選44名:竣工写真・物件写真の実績や料金相場もご紹介』の記事がおすすめです。
ミツモア登録カメラマンが実際に撮影した建築写真を掲載しており、カメラマンの特色や口コミなども併せてみることが可能です。
まとめ、竣工写真はプロにお任せ!
いかがだったでしょうか。ミツモアには、こんな素敵な竣工写真を撮影できる建築写真のスペシャリストがたくさんいます。
建築写真の他に、人物写真などにも対応しているカメラマンだと、より選択肢が広がりますので、その点も踏まえて検討してみてください。
ミツモアならいくつかの質問に答えるだけで、今回紹介した点を満たしている建築カメラマンに、見積りをしてもらえます。