エアコン取り付け

「引越し先でエアコンを取り付けたい」や「楽天やAmazonでエアコンを買った」というときは、エアコン取り付け業者に頼むとお得です。自分で取り付けようとする人もいますが専門工具が必要で難度も高く、プロの技術が欠かせません。

ただ全国には大手から地域優良店まで数多くのエアコン工事業者がいて、どこが安くてお得な優良業者であるかはわかりにくいです。そこでエアコン取り付けの料金相場、安くなる方法、おすすめのエアコン取り付け業者などをまとめて解説しました。

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基本料金としてかかる費用

どんなエアコン取り付けでも必須となる作業（標準工事）の料金相場をまとめました。

エアコン取り付けの標準工事に含まれる作業内容は以下の通りです。

• 室内機の設置
• 配管・電線の接続（主に4mまで）
• 室外機の設置
• 真空引き

壁の配管穴あけ工事は、事業者によって標準工事に含まれるかどうかの扱いが異なります。壁が特殊な材質の場合は、どの事業者に依頼しても追加料金がかかることが多いです。

オプションとしてかかる費用

標準工事の範囲に含まれず追加料金が必要な作業と、それぞれの料金相場は以下の通りです。

たとえば、

• 室外機を同じ階の地面またはベランダに置けない
• 配管はテープ巻きではなく化粧カバーを取り付けたい
• 配管を外に出さず壁の中に通したい（隠蔽配管）

といったケースは、上記の表の通り追加料金がかかります。

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地域密着型の工事業者と家電量販店、どちらが良い？

大手の家電量販店は、店舗でエアコンを購入後そのまま取り付けまでスムーズに依頼できます。大手なので窓口の体制が整っており、トラブルになりにくいのもメリットです。ただし施工は下請けの個人事業者に依頼しており、仲介手数料を得ています。その分料金が割高になりやすく、値引きもあまりされません。

地域密着のエアコン取り付け店は自由に価格設定できるため、料金が安いです。大手のエアコン工事会社から独立した人や、技術を学んで腕に自信がある人が多く、品質も大手と差がありません。ただし地域密着の優良店は探しにくいことがデメリットです。

エアコン工事業者選びで見るべきポイント

エアコン工事業者を選ぶときに、判断基準にすべき主なポイントは以下の4つです。

• 見積もりの内容が明確でわかりやすいか
• 作業の説明が丁寧で、誠実に対応してくれるか
• 工事のアフター保証を設けているか
• 電気工事士の資格を持っているか

自宅の状況を把握した上で、詳細で分かりやすい見積もりを出してくれるかはポイントの1つです。設置場所によってはどうしても追加工事が発生しますが、優良な事業者であれば事前に説明をしてくれます。

事業者から何も質問がなく、内訳のわからない見積もりを出された場合、当日に突然追加料金を言い渡される可能性もあります。

また、エアコン取り付け工事後に「配管の接続不良で冷媒ガスが漏れ、空気が冷えない」「ドレンホースの勾配が適切でなく水漏れが起きる」などのトラブルが発生することもあります。万が一工事に不備があった場合、保証の範囲でやり直してくれるかどうかも重要なポイントです。

エアコン取り付けは基本の作業であれば資格は必要ありません。ただし電気工事士の資格を持っている事業者のほうが対応できる作業の幅が広く、安心して依頼できます。

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壁の材質が特殊で配管を通す穴を開けられない

屋外に室外機を置くスペースが確保できない

室内機を設置するスペースが確保できない

室内機から排水ホースの勾配が作れない

プロによるエアコン取り付け工事は「室内機の設置、配管の接続、室外機の設置」の3ステップで進みます。

エアコン取り付けの所要時間は「家庭用エアコン＝1時間30分～2時間、業務用エアコン＝8時間、床置きエアコン＝4時間、窓用エアコン＝1時間、エアコン移設＝2時間」が目安です。標準工事以外のオプションがあると、その分が追加されます。

作業時間10～15分

プロが到着したらエアコンの設置場所を確認し、施工内容を説明してもらいます。脚立や道具を床に置くために毛布で養生してから、本体の寸法や穴を空ける位置が記された据付板（背板）を設置します。天井から5cm以上、壁から左右5cm以上、火災報知器から1.5m以上空けて、取り付けることが標準です。水準計で平行であることも確認します。

壁に配管の穴がない場合は、エアコンの穴あけ専用ドリルで壁を貫通させて、配管が通る大きさの穴をあけます。壁の材質が「石膏ボード、コンクリート、土壁」などで、作業時間は変わります。配管の穴は室内機より下にして、室内機で生成した水が外に流れるようにします。

作業時間10～15分

室内機には配線がつながっていない状態です。室内機のカバーを外して、配線とアース線を接続していきます。電源コードは不要な長さの分を室内機の裏に隠すようにしまいます。次に室内機のコード、配管、ドレンホースを穴に通しながら、土台に引っかけるように室内機を設置します。エアコン本体が水平になっていることが重要です。

室外にある配管を調節します。水が流れるように垂直、もしくは傾斜に配置して、外壁に確実に密着させます。配管は1本ではないため、テープで包んで形をきれいにします。外側の配管を保護するために、テープの代わりに化粧カバーを使用することも一般的です。壁に開けた穴の隙間はパテで塞ぎます。

作業時間10～30分

室外機を台の上に取り付けたら、エアコンの配管、水を排出するドレンホース、信号線を接続します。ガス漏れにならないように、専用の工具を使用して室外機につなげます。室外機が屋根の上や壁に吊り下げる場合は、時間がかかります。

作業時間10～15分

真空ポンプで真空引き（エアパージ）をします。真空引きはエアコン内部の空気や水分といった異物を排出して、冷媒ガスのみにすることが目的です。冷媒ガスの充てんをして、ガス漏れを点検します。最後にエアコンが正常に作動するか試運転をして、清掃すれば完了です。

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Q. エアコン取り付け工事にかかる時間は？

Q. 新品と中古、どちらが安い？

Q. 配管の化粧カバーは付けたほうが良い？