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杉の伐採にかかる費用は?業者の選び方や伐採に適した時期も解説

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最終更新日: 2023年08月02日

根が深く幹もしっかりしている杉の木を切るときは、専門業者に依頼するのが基本です。伐採費用はどの程度かかるのでしょうか?

料金を決める要素と、安心して任せられる業者の選び方を詳しく解説します。依頼に適した時期もチェックしておきましょう。

杉の伐採にかかる費用

杉を伐採する人

木の高さ 費用
低木(1m程度) 5,000~9,000円/本
中木(2~5m程度) 15,000~30,000円/本
高木(10m以上) 100,000円~/本

杉の伐採にかかる相場費用は1本当たり、安ければ5,000円ほどが目安です。しかし実際に木がどのような状態なのかによって、料金は大きく変わります。

伐採費用に関係してくるのは主に「木の高さ」「伐採の難易度」です。

特に高木は、高所作業代やクレーンなどの重機代が必要になるため、費用がかさみます。また業者によっては、一律の作業費に高さをかけて費用を算出する場合もあります。

伐採の難易度を決めるのは、杉の状態と周辺環境です。難易度が上がるケースとしては、主に以下のような例が挙げられます。

  • 障害物が多くチェーンソーを使えないなど、伐採が困難な場所にある
  • 杉の近くまで重機が入れない
  • 通常の作業以外に専門的な技術が必要である
  • 杉が弱っていて不安定になっている

自身の敷地にある杉の状態とまわりの環境をチェックしておくと、おおよその料金を概算しやすくなるでしょう。

関連記事:木の伐採費用の相場は?大木・高木など高さ別料金や安く依頼するコツ|ミツモア

伐採作業以外にかかる費用

杉の伐採は木を切り倒すだけで終わりではありません。残った幹や根を処分する作業も必要です。伐採後の処分には以下のような作業が含まれます。

  • 伐採後の樹木を車に積みやすいよう切り分け、枝を落とす(解体作業)
  • 解体した樹木を処分する(処分作業)
  • 伐採した杉の根を完全に抜き取る(抜根作業)
  • 凸凹した土地を平らに整える(整地作業)
作業内容 費用
木の解体処分作業 6,000円~/本
抜根 6,000円~/本
整地 300円~/㎡

木の解体処分費用は木の大きさや土地の状態で決まります。作業量が多くなると20,000円ほどかかる場合もあります。

杉の幹や根は伐採を行ったまま放置しておくと、シロアリやスズメバチのすみかになります。木を切った後は必ず抜根まで頼みましょう。抜根費用は主に幹回りの長さで決まり、6,000円~35,000円程度で変動します。

土地の見た目を整えたい時や、宅地にしたい場合は整地作業も依頼しましょう。一般的な庭地であれば1㎡あたり300円~が相場となり、地盤改良など大掛かりな作業になる場合は5,000円が目安です。

これらの作業にかかる費用は、あらかじめ伐採費用とともに予算に組み込んでおくと安心です。

関連記事:庭木の抜根費用相場!作業ごとの内訳や重機の使用料は?木の種類別に費用目安を解説|ミツモア
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杉の伐採には補助金が使えることもある

杉伐採はまとまった金額がかかるため、諦めてしまう人も少なくありません。自治体の補助金制度が使えるかも確認しましょう。

造林補助制度

造林補助制度は、森林の整備・造成を推進する制度です。補助を受けるには一定以上の面積を作業する必要があったり、間伐など造林関係の作業でないといけないなど、細かい条件があります。ただし、県によっては伐採も補助金の対象になることがあるので、お住まいの都道府県の情報を確認してみましょう。

参考:森林整備事業|林野庁

危険木の伐採補助制度

倒れると建物や人、交通に被害を及ぼす恐れのある木の伐採に、補助金を交付している自治体もあります。たとえば「庭木が倒れたら自宅が損傷するだろう」という場合、この補助制度の対象になる可能性があります。お住まいの地域に補助制度があるか、一度調べてみるといいでしょう。

いずれも補助金の額や対象になる森林の規模などは、各自治体によって違います。個人でも補助を受けられる都道府県がありますので、対象になるか事前に問い合わせてみるのがおすすめです。

関連記事:木の伐採に補助金は出る?対象者や条件・制度の具体例などを紹介!|ミツモア
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杉の伐採時期は11~12月が最適

杉の木

伐採に最も適している時期は杉の木が休眠状態に入る冬場です。11〜12月に成長が止まった杉は水分量が少なく、木材としても質のよい状態になっています。伐採した後の処理しやすく樹木全体への負担も軽減できる時期です。

逆に3〜8月は急成長の時期で水分や養分をたっぷりと含んでいるため、伐採には適しません。カビや虫が発生したり色味が暗くなったりしてしまいます。

ただしスギ花粉に悩まされていて伐採を考えているのであれば、花粉が落ち着いた7〜8月に切るのがおすすめです。

杉の伐採の依頼先は?

作業着の男性

専門的な知識や技術が必要で土地の状態にも影響してくる杉の伐採は、信頼できる業者に頼みたいものです。依頼先はどのように選べばよいのでしょうか?杉の伐採を引き受けている業者の種類と、チェックしたいポイントを紹介します。

本数が多い・作業難度が高い時は伐採業者

まとまった本数の杉を伐採したい時や、現場の足場が悪い、高木ばかりであるなど作業の難易度が高い時は伐採業者がおすすめです。専門的な技術や重機を駆使し、安全かつ確実に作業を進めてくれるでしょう。

敷地内の数本の伐採なら造園業者

個人の敷地内に生えている杉であれば、植木屋や庭師・造園業者に依頼するという選択肢もあります。さまざまな庭木に触れており、造園や庭木の管理に関する知識も豊富です。庭を整える目的で伐採するのであれば、造園業者への依頼も検討してみましょう。

伐採したい本数が少ない時は便利屋も選択肢に

数本だけ伐採したい場合は便利屋を頼るのも選択でしょう。割安で依頼できたり、伐採業者の繁忙期でも対応してもらえるといったメリットがあります。ただし伐採の専門ではないため、作業品質は比較的低くなります。杉の状態によっては対応できない可能性もあるので、事前に問い合わせましょう。

杉の伐採をプロに依頼する

優良な伐採業者を探すコツ

作業服の男性

優良な業者を見つけるには自分のケースでかかる料金の相場を知っておかなければなりません。具体的にはどのようなコツを意識すると見極めやすくなるのでしょうか?おすすめの方法を二つ紹介します。

口コミで実績や対応をチェック

依頼先の対応力を見極めるのに役立つのは、実際に業者を利用した人の口コミです。契約する前にできるだけ多くの評判を一括見積もりサイトなどで確認しましょう。

伐採や処分の技術だけでなく作業中に近隣へ配慮できるか、依頼主に余計な気を遣わせないかといった態度もチェックしておくと安心です。

評価数・実績数だけでなく細かい情報をしっかりと提供している業者は、利用者立場を考えている傾向にあります。

見積もり金額と料金体系を確認

気になる業者を見つけたら、見積もり金額の内訳と料金設定もチェックしましょう。全体の見積もり額が相場より高すぎたり安すぎたりしないかは、基本のポイントです。項目ごとに見積もりが細かく分けられている業者であれば、信頼度は高まります。

イレギュラーに起こる内容や伐採難易度による料金設定も細かく記載されているなら、実績がある証拠です。処分費用などのオプション料金についても、見積もりの段階ではっきりさせておきましょう。

複数の業者に問い合わせる

最初から依頼先を1社に絞ってしまうと、提示された見積もり額が適正なのかを判断するのは難しいでしょう。そのため、業者を探すときは複数社から見積もりを取る「相見積もり」がおすすめです

相見積もりを取れば、作業内容や料金を見比べることができ、適切な価格でニーズに沿った作業をしてもらえます。

一括見積もりで信頼できる業者を探そう

簡単!無料の3ステップでぴったりのプロが見つかる!

杉の伐採は、実績を持つ信頼できるプロに依頼しましょう。無料で一括見積もりができるミツモアを利用して、自分に合った業者を簡単に見つけてみてはいかがでしょうか。

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手作業で条件や日程が合う事業者を1件ずつ探す必要はありません。

料金・口コミ評判を比較して選べる

見積もりの料金を比べられるのはもちろん、過去にミツモアでお仕事を依頼した利用者からの口コミ評価も確認できます。

口コミからはサービスの質や人柄などがうかがえることが多く、金額以外の判断材料も得られるので安心です。

チャットで事前に仕事内容の相談ができるので安心

契約前にサイト内のチャットで事業者と直接メッセージのやり取りをすることも可能。事前に見積もり内容に関する質問や相談ができるので、不安を解消した上でお仕事を依頼できます。

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