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フォトグラファー 永山昌克氏「顧客とのやり取りから仕事を生み出せる点がミツモアの面白さです」

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結婚式の写真撮影
最終更新日: 2018年10月29日

ミツモアを使うようになってから、「直にたくさんのお客様の声に触れ、細かな要望を聞いたり様々な交渉をする機会が生まれました」と語るフォトグラファーの永山昌克さん。

ミツモアは営業ツールであり、かつ世の中の写真のニーズを探るマーケティングツールでもあるそうです。今回は永山さんに具体的なミツモア活用術をお聞きしました。

プロフィール写真、ポートレートをプロに撮ってほしいというニーズは確実にある

Q.カメラマンになったきっかけを教えてください。

学生時代は映画が好きで、なにか映像に関連したモノを作りたいと考え、大学卒業後に広告写真スタジオに入社しました。そこではアクセサリーや家電、衣服などの商品撮影から、料理や店舗、モデルの撮影までさまざまなジャンルの撮影テクニックをみっちりと仕込まれ、いまの私の撮影技術のベースになっています。

もちろん、撮影技術は大前提ですが、広告スタジオでは仕事の進め方やコミュニケーションの取り方、交渉術といったことも習得しました。独立してフリーカメラマンになるにはとても貴重な経験だったと思いますし、今に活きていると思います。

Q.普段はどのような案件が多いのでしょうか?

人物撮影から商品撮影まで幅広く手がけていますが、なかでも最近力を入れているのは個人や企業の方のプロフィール写真です。人物の撮影はカメラマンのアクション次第で相手が変化していくやりとりの面白さがあります。被写体が物体の撮影の時との大きな違いですね。

スマホやカメラの高性能化によって、誰でもきれいな写真が簡単に撮れる時代になりました。そのため、個人写真の需要なんてほとんどないだろう……と以前は思っていました。ところが意外にも、ミツモアをはじめてから、プロフィール写真や宣材写真、ポートレートなどをプロにきちんと撮ってほしいというお客さんが実は大勢いることに気付きました。
パーソナルブランディングやセルフブランディングの一環として、写真がどれほど大切かをみなさんよく分かっていらっしゃる、ということだと思います。

Q.依頼者とは撮影前にどんなお話をするのでしょうか?

撮る前に写真の用途をしっかりとお聞きし、その狙いに適った写真を撮ることを心がけていますので、うちあわせの時間はとても重要です。ご自身が依頼者になった時のことを想像してみてください。「私はこういうプロフィール写真を求めています」「こんな風に撮ってほしいんです」と、具体的な言葉で的確に伝えることは、実はなかなか難しいんですよね。とはいえ、それぞれ欲しい写真のイメージを漠然とでも抱いていらっしゃると思うので、私としては過去に撮影したポートレート写真等をお見せしつつ会話を重ねていきます。その過程で、ご依頼者が抱いている要望を具体的に引き出していきます。

目指すのは、一人ひとりの個性と目的に応じたフルオーダーメイドの写真

Q.撮影で心がけていることは?

ひとくちにプロフィール写真といっても、その使用目的はお客様によってまちまちです。業界や業種による違いもあります。
最近撮った例でいうと、ある営業マンの方は「信頼感や安心感、清潔感を感じさせる写真」がご希望でした。また、経営者の方からは「親しみやすく一緒に仕事をしたいと感じさせる写真」、水商売の方からは「王子様のような特別感とキラキラ感のある写真」、俳優の方からは「表現力の豊かさと純粋さ、眼力の強さを感じさせる写真」といったリクエストがありました。
こうした要望に沿うため、その人に似合うポーズや背景、ライティングを見極めて、ベストな撮り方を選択します。証明写真のようなパターン化された撮影ではありません。ひとりひとりの個性と目的に応じたフルオーダーメイドの写真こそが、私の得意とするところです。

Q.独自のサービスの工夫や、差別化戦略等があれば教えてください。

プロフィール写真や宣材写真、ポートレートの撮影では、その人が最も魅力的に見えるアングルや向き、光線、仕草、ポーズを探して、これらを見つけることに全力を注ぎます。
「奇跡の一枚」というテレビ番組の企画がありますよね。芸人さんが着飾ってモデルのような写真を撮るというアレです。プロフィール写真の場合、あそこまで凝った演出や過剰なメイクはもちろんしません。ただ、老若男女どんな人であってもカメラの角度や顔の向き、表情、光の当て方によって“輝く瞬間”があることは確かです。それを引き出して見つけてあげることを、撮る際に常に意識しています。

ちょっと失礼な言い方かもしれませんが、誰だって「角度美人」や「角度美男」になれるのです。ここで言う美人や美男は、容姿淡麗ということではなく「自分らしい魅力」が出ているという意味です。いつもそんな写真を撮りたいと思っています。ぜひ撮らせてください。奇跡ではなく、プロの技術として提供いたします。

Q.お客様・依頼者に対して、たとえばこんな写真もできますよ、こんな場所でも撮れますよ、という提案もするのですか?

出張撮影でもスタジオ撮影でもどちらでも対応していますが、特にビジネス用のプロフィール写真では、可能な限り職場での撮影をお勧めしています。背景に仕事場を写し込むことで、より臨場感やリアリティのあるプロフィール写真になるからです。また、会議室のようなちょっとしたスペースがあれば、そこに照明機材一式を持ち込んで、本格的なスタジオライティングを組むことも可能です。

より開放的で明るいイメージを狙うなら、公園やオープンカフェなどの屋外で撮るのもいいでしょう。そのほか、撮影可能なコワーキングスペースを利用したり、撮影許可をもらったうえでホテルの客室で撮ったこともあります。

ミツモアの魅力は、相手との交渉を楽しみながら仕事ができること

Q.永山さんがミツモアに登録したきっかけは何でしょう?

友人のカメラマンに「いいサービスがあるよ」と教えてもらいました。写真のセンスと腕があり、私と同じように広告や雑誌の仕事を長く続けている人です。

その友人は「広告会社や出版社からの受注仕事とは違って、企業や個人と直接やり取りができることがミツモアの面白さ。写真の技術だけでなく、見積りや自己PR、プレゼンテーションといった相手との交渉が重要であり、それらを楽しみながら実行できる人には非常にありがたいサービス」と言っていました。

私も実際にミツモアをはじめてみて、彼の言う意味がわかりました。まだまだ空振りすることも多く、日々勉強し反省しながらといった状態ですが、自分の交渉次第で仕事を生み出せるという醍醐味は確かに感じますね。

Q.実際にミツモアを使ってみて、いかがでしたか?

取材や作品を撮るために年に1、2回中国に行っています。いわばライフワークです。期間は2週間~1ヶ月程度。その間は国内での活動ができないため、このまま仕事が途絶えてしまうのではないか……と不安な気持ちになることがあります。

しかし先日の渡航は、すでにミツモアに登録済でしたので、渡航期間中も毎日のように新規案件の紹介メールが届き、そこから帰国後の仕事を2つ成約できました。たとえ海外出張の間でも、スマホさえあれば仕事が得られることはミツモアの大きなメリットだと思います。

Q.ミツモアで生命保険会社のイベント・パーティ撮影を成約されました。依頼者に選んでもらえた秘訣は何だったと感じていらっしゃいますか?

私からは見本の写真をお送りしました。それを見ていただき、幸運にもご依頼者の要望に適していたために選んでいただけたのかな、と思います。
これまで撮影の経験は長いので、いろいろなパターンの写真を多数撮ってきていますが、その中から何を選んでアピールするのか。いかにご依頼者の要望に合うような写真をお見せすることができるかが、成約のポイントだと感じています。

依頼者からの情報は限られていますので、カメラマン側で「きっとこんな風な撮影をしたいんだな」とニーズを読み取り、方向性を見極めなくてはなりません。時にはとんちんかんな写真を出してしまったこともありますし、試行錯誤の連続です。いかに成約の確率を上げていくかが課題ですね。

Q.撮影の現場はいかがでしたか?

先日のイベントでは、撮っているこちらまで幸せな気持ちになれるような生き生きとした笑顔の瞬間をたくさん撮ることができました。
イベントやパーティの撮影は、プロフィール写真とは違って構図やアングルにこだわったり、ライティングに凝ることはできず、撮影の自由度はあまり高くありません。とはいえ、人の表情を捉えるという点では同じであり、好きなジャンルのひとつです。
主催者や参加者の方にとっては、確実に残したい記録であったり、大切な記念であったりします。その気持ちに応えられるように、軽いフットワークで会場を動き回り、シャッターチャンスを逃さず撮るように心がけています。

永山昌克 - 東京都港区西麻布

早稲田大学教育学部卒業後、広告会社カメラマンを経て、2001年にフリーランスとして独立。現在は東京を拠点に活動中。得意分野はポートレートやプロフィール写真、イベント撮影、商品撮影など。趣味は中国語。著書に「写真の構図&アングル練習帳」(ソーテック社)など。
カテゴリ: カメラマン
2018年10月29日 By Yamashita